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Death note 12 (ジャンプ・コミックス) みんなのレビュー
- 大場 つぐみ (原作), 小畑 健 (漫画)
- 税込価格:484円(4pt)
- 出版社:集英社
- 発売日:2006/07/04
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コミック
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高い評価の役に立ったレビュー
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2017/06/29 19:15
第12巻。
投稿者:シザリ - この投稿者のレビュー一覧を見る
全てに決着がつく巻です。ニアと夜神月の直接対決は、Death note全12巻の中でも一番の名シーンだと思います。デス・ノートらしい最終巻でした。
低い評価の役に立ったレビュー
13人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2006/10/02 10:44
クライマックスが過ぎ去っている物語の最終巻は、ラスト数ページの皮肉が一番面白い。
投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化された時にも全然気にならず、完結したということでようやく「ちょっと覗いてみるか」という気持ちになって一気に買い揃えた『デスノート』。読み終えた今、後悔の念が広がっている。
全12巻の最終巻である本書に、これといった盛り上がりはない。物語のクライマックスはとっくに過ぎ去っているからだ。それは初期の段階、キラと初代“L”が最終対決した時。この時を境に、以降の物語はただただダラダラと続くだけ。少々キツイ表現かも知れないが、「冗漫」の一言に尽きる。
それでも週刊連載らしく、毎回のように思わせぶりな箇所がある。それが気にならないと言えばウソになる。続けて最後まで読もうと思っている以上、興味は惹かれる。たとえソレが“相手の裏をかく”ことのくり返しだと分かっていても。だからこそ、代わり映えのしないイタチごっこに、うんざりしてしまうのだ。
更に、死神の多用にも首を傾げてしまう。当初は非現実の存在であるデスノートを巡っての人間同士の頭脳戦だったはずが、徐々に積極的に死神そのものを巻き込む方向に変わっていく。この時点で、純粋な頭脳戦(心理戦)は崩壊してしまった。物語に一貫性が無くなった原因の一つである。
こうして“偶然”も使ったイタチごっこを続けてきた物語もいよいよ終幕を迎えるわけだが、最後の対決の場面でも引っかかりが生じる。「こんなのありかよーっ!」と叫びたくなるほどの、キャラクター心理の矛盾。キレイにまとめようと思ったのか、全ては“必然”だったと強調したかったのか、原作者の意図は分からない。しかし、いくらなんでも、アノ場面でアノ台詞はオカシイぞ。
初期の赤川ミステリーのようなどんでん返しの連続は、それはそれで面白かったものの、限度を超えればマンネリであり、歓迎されるマンネリは数少ない。人気が出たからと無理にでも連載を続けさせる、いわゆる“週刊少年ジャンプ”方式が本作品にも採用されていたのだろうか。だとしたら、非常に残念。切りの良いところで見事にまとめられていたら、もっと高評価だったのに……でも、ラストの皮肉(キラの願望はある意味達成)が面白かったので、星は一つではなく二つ。