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女信長 みんなのレビュー

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みんなのレビュー52件

みんなの評価3.5

評価内訳

52 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

受験勉強で漸く日本史を理解し始めた高三長女は、友だちとこの本に関して意見をやりとりしているそうです。真実はともかく、面白かった、という彼女の言葉に★五つ

2006/08/06 09:41

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本の出版ニュースが飛び込んだとき、正直、目を疑いました。同姓同名かな、でもまさか?もしかして佐藤賢一郎だったりして・・・などなど。ま、我が家のように三宅大きらい、だから毎日新聞バッサリ、なんていう家庭では新聞でどんな小説が連載されているか、なんていう情報は皆無に近いわけで、こういう好みでない新聞社の本の情報って、案外欠落するものなんですね。
ついこの間も、図書館で篠田節子『讃歌』を見つけて、あれ、こんな本出てた?と思ったんですが、出版社が朝日新聞社とあって、朝日憎しの夫がいる我が家では、そういったニュースの欠如も無理もないか、なんて思った次第です。ま、『女信長』に関して言えば、私の大好きな『二人のガスコン』『王妃の離婚』『褐色の文豪』などを書いている佐藤そのものであることが確認できて納得だし、『讃歌』は我が家のヴァイオリン次女に読ませねば、と早速、借りてきました、はい。
で、この本ですが、『毎日新聞』連載 二〇〇五年一月四日〜二〇〇五年十二月二十八日、とあります。新聞連載なんだから、きっと毎回挿絵がついていたとは思うんですが、この本に関して言えば、挿画はゼロ。でもなあ、やっぱり挿絵は選んででも載せるべきだよなあ、なんて思いますね。出版社の狭量さ、読者無視に怒り心頭、ワナワナ・・・多分、新聞もこの人が素適な絵を描いたんだろうなあ、と思わせる装画は西のぼる、装幀は二人の関係が気になる坂川栄治+田中久子(坂川事務所)です。
有名な織田信長の話ですので、細かくは書きません。bk-1の紹介文も引用しません。このタイトルだけで、内容を想像してみてください。へへえ、
序章 斎藤山城道三、富田の寺内正徳寺まで罷出づべく候間
第一章 御敵今川義元は四万五千引率し
第二章 江北浅井備前手の反覆の由
第三章 明智が者と見え申候
終章 徳川家康公、和泉の境にて信長公御生害の由承り
アイデアはいいですね。これほどストレートな話とは思いもしませんでした。それなりに辻褄もあっているので、いいのですが、正直、この設定で30年過ごせるかな、っていう疑問はあります。そういう部分を目立たせないために、あえて有名な戦いなどは、その前段だけを描いて、さらりと章変えをして、時間を飛ばしてしまう。それは効果的ではあるんですが、ちょっと物足りない。
ラストも、ちょっと見え難い。御長は結局、どうなったの?って思います。でも、ある意味、佐藤にはそういった不親切なところがあって、そこまではサービスしないから、って割り切る著者の顔が見えそうです。ただし、この小説、信長には魅力がないですね。迷いすぎるし、行動が常に受身でしょ。他人の反応があって、自分の動きがある。
何ていうんですか、角田光代の『ドラママチ』みたいな部分、ありますよで。「マチ」、この受身なところが女の特性だとしたら、うーん、やってられないよ、じゃあ巷にウジャウジャいるヘタレ男はいったいなによ、って言いたくはなります。日本を舞台にした勇気は買いますが、西洋ものほどの高みには達していないでしょう。

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紙の本

「女>信長」

2006/08/25 16:41

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:消息子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

毎日新聞を取っているのだが、不覚にも連載小説などほとんど見ることもなく、佐藤賢一が「女信長」?で関心から外れてしまった気がする。「ガスコン」以来しばらく佐藤にはまっていたのだが、最近はご無沙汰していたのと、日本の時代小説には関心が低かったので。それが友人に勧められて読んでみたが、ぐいぐいと最後まで惹きつけられて、最後は睡眠時間を削って読み終わったのはいつもの通り。テレビの時代劇の記憶からはどうしても「女信長」というのはイメージが湧かなかったのだが、そう設定すると、意外と説得力があるのが興味深かった。もっとも、その説得力とは「女はみんなこうしたもの Cosi fan tutte」という先入見とギリギリのところにあるようにも思われる。作家は信長=御長をある意味で「かわいい女」ととらえているのじゃないかと推察するが、女性読者の共感は得られるのだろうか。「所詮、女には天下は取れない」と結論しているようにもとれるし(もっともここは多義的だが)。当然、光秀、秀吉との関係をどのように描くかが作家の腕の見せ所で、いかにも佐藤らしい男女の情がキーになっていくとだけ紹介しておこう。つまり「女信長」が「女<信長」だったり「女>信長」だったりで揺れるわけだ。本能寺で何が起こるのか、およそのところ予想が付くものの、出来事の裏の意図と意図のぶつかり合いには、う〜んと唸らされた。そして、終章、家康が信長を回想するシーンの余韻こそ佐藤賢一らしいと思った次第。歴史の中の個人、しかし歴史を超える個の生の重み、ということか。

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2006/10/13 00:32

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2006/11/14 18:39

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2006/12/29 23:26

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2007/02/17 20:32

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2007/03/18 19:44

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2007/04/08 08:39

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2007/04/22 17:45

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2007/08/07 00:56

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2008/04/24 22:55

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2008/01/17 20:27

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2007/12/30 01:24

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2008/02/14 11:17

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2009/02/13 21:44

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