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4/11/10
いま読んでる
他に読む本がなくなってきた。森鴎外は名前で読みたいと思っていたが、実際に今までに読んだのは高瀬舟と舞姫のみ。あとは面白みを感じないのだが、せっかく「歴史」(エレファントカシマシ)にも登場する山椒大夫を、読んでみようと思い手に取る。
4/17/10
読み終わった
カッコイイ!!
昔途中まで読んだ「舞姫」等が収められていた短編集は鴎外の初期の作品を集めたものだということが分かる。対してこの本は彼の晩年及び一番多作だった明治43年~大正5年の作品集で、前に読んだ本とは全く違う筆致を感じた。
とにかく当時の文壇の中心だった自然主義に対する、彼の理想主義的な文章のオンパレード。故に只々カッコイイ。この一言に尽きる。こう言ってしまうと安っぽいが、他人などは関係なく、自分の主義を主張し続けることに対しての鴎外の情熱をひしひしと感じた。
歴史小説も最高だが、「普請中」「二人の友」など、鴎外の当時を舞台にした作品も明治の風をびゅんびゅん感じて魅力。
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山椒大夫と高瀬舟と杯だけ読了。
舞姫を授業でやって森鴎外は読みづらい印象だったのですが、今まで読んだ日本文学のなかではとても読みやすいほうでした。そして内容もおもしろかったです。読んでる最中何度もどきどきしました。景色が浮かんでくるので文章を読んでいるのに頭の中では映像が見えました。
山椒大夫の厨子王って奈良の玉虫厨子(?だったかな)に関係あるのでしょうか。
なんかいいなー合うなーって感じです。これが好きってことなのかな?森鴎外もっと読みたいです。
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はじめて読んだのは中学の頃ですが、この度『高瀬舟』を読書感想文に書こうと思い読み直し(笑)
やっぱり、喜助は罪にならないと思うのは私だけ??
現代でも、安楽死がどうのこうのっていう問題がありますが、それに似た感じですよね。
やっぱりこの本はいろいろと考えらされます。
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山椒大夫の、家族間の愛の強さに感動します。
よく本でみる、弟を持つ姉の犠牲的な愛は切ない。。。
森鴎外はこういう話も書くんだなー、と感銘を受けた。
そして、高瀬舟。
流刑地へ向かう高瀬舟。そこに乗った船頭(看守)と罪人の語り。
すごく短編ですが、そこに描かれた題材は重い。
脳死問題が出たとき、有識者が高瀬舟を引き合いに出していたことを思い出しました。
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人浚いに騙された母と姉弟のお話。
仏教のことや時代背景の語句は難しかった。
弟ひとりを逃がして入水自殺した姉は何を思っていたのか。
このお話から、何か大きなものを感じ取れない私は、
まだまだ人間が浅いということなのだろうか。
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山椒大夫、高瀬舟読了。
山椒大夫の、家族愛の切なさと、弟のみを逃がして自分は入水自殺してしまうくだりに、無償の愛という言葉を思い出す。
この話が、唐十郎や山本直樹の作品の土台となっていると知ってから、ずっと気になっていました。
少ない言葉で語られるからこそ、物語の深みが味わえる。
初森鴎外でした。
今年はこれを読めてよかった。
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父をたずねる旅に出た、安寿・厨子王と母は、人買いにだまされ、別れ別れになった。姉弟は、山椒大夫のところへ売られ、毎日つらい仕事をさせられた。父母と会うために、安寿は厨子王を一人で都に逃がした。やがて出世し、国守となった厨子王は、母をさがしに行く。「山椒大夫」をはじめ、「高瀬舟」「堺事件」「金貨」など、森鴎外の名作7編を収録。
「高瀬舟」
弟を殺した罪で島流しの刑を受け、高瀬舟で護送される喜助と役人の会話が中心の歴史小説。
弟に安楽死を迎えさせてやることは、犯罪だったのか。死なせるという行為は、兄に出来た一番の善行だったのではないだろうかと思った。
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森鴎外は私小説っぽいのはなんか高飛車で嫌みたらしくて…好きじゃないけど、そうじゃないのはめでたしな話もめでたしじゃない話も心に残る。小さい頃に読んだ童話のように心のねっこみたいな部分にうったえかけるものがある
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注釈多すぎ。
英語のみならずフランスやドイツ語まで混じってるから、注なしじゃとてもじゃないが読めない。なんども巻末を参照してなんとか読了。
表題作の山椒大夫と高瀬舟はせつなくてよい。
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中学の読書感想文の宿題で読んだけど、当時は読みづらくて仕方なかった。
自分は今読んでもまだ難しい。
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1番好きな高瀬舟だけレビュー^^
いうまでもないが、
兄弟愛とそれによる安楽死の是非に纏わる作品。
是非の答えはでないが、個人の心には答えを与えさせる。
複数人と読んで、考えを話し合うのが望ましい^^
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森鴎外にはまった元凶
教科書で高瀬舟読む前に友人に貸してもらって読んだんだけど一年ごとに感想が全然異なる
鴎外の文は面白い
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電車の中で読むのではなくて、小江戸情緒あふれる場所(もしくはお寺の境内の階段とか)で読んだほうが、スッと鴎外作品に入れる気がします。芥川の作品もそうですが、鴎外の作品ってメッセージ性が分かりやすく、読後もはっきりとした形で心に残るなぁと思いました。
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高瀬舟は、安楽死の是非を問う社会的作品という面もあります。
登場する二人の会話から、果たして作品中の彼は悪だろうかということを考えさせられる作品。
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"普請中"、"カズイスチカ"、"高瀬舟"とかが良かった。"普請中"は注釈を読まないとわかんない単語が多くって面倒だったけれど、好きな作品でした。西洋に比べて遅れてる日本を「普請中」と一言で言い切る彼。"カズイスチカ"はね、「生理的腫瘍」、名言だと思います。