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24 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

世界を認識する方法としての系統樹

2006/12/27 16:06

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 繋がりを可視化する系統樹。生物学での系統樹に留まらず、言語間の関係や文化の関係、卑近なところでは家系図まで、いたるところで人間は系統樹をつくって考えている。著者は生物系統学の専門家であるが、「系統樹」的な思考方法の普遍性に注目する。
 生物も非生物も、人間社会も区別しない、世界を認識する方法はあるのだろうか。「共通点を推定し過去を復元するという方法論」である系統樹的思考方法は学問分野を超えて共通方法論を確立することができるのではないか、とする著者。この本は著者の認識論の世界である。
 文章の語り口は柔らかく、説明しなれている、という感じがする。系統樹的思考方法のルーツや関係した研究者も簡潔に紹介され、学問としての「系統樹思考」についてもポイントが押さえられている。各章のタイトルもわかりやすく組み立てられているし、索引・参考文献も充実していて、「さすが関係を扱う専門家」と思わせられる。欲を言えば、「物事の繋がり」を考える認識論いう点で、グレゴリー・ベイトソンの「精神と自然」あたりにも少し言及して欲しかったところ。
 しかしながら、多様な内容が盛り込まれているので、焦点が複数にみえ、印象が散漫な感は否めない。全体の読後感は先行するGTOさんの書評に同感である。著者の思考の樹はまだまだこれから育つのだろう。美しい樹、良い実を期待したい。
 科学的一般書としても優れているので、なぜ「現代新書」に入れられたのか、この出版社なら科学の新書シリーズもあるのに、と不思議な気がした。そちらのシリーズで「科学の新書としてはどうか」と思うものもあったりする。出版社の事情はどうなっているのだろうか、と余計なことも考えてしまった。

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紙の本

育ちて樹となれ

2006/10/25 21:38

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る

正直、この本の意図を充分に理解できた自信はない。エピローグに『あまりにも多くの話題を盛り込みすぎたのではないか、もっとテーマをしぼったほうがいいのではないかとあなたは感じたかもしれません。しかし、論点をしぼって自己規制しても愉しいことは何もないのです。』(p.265)とありますが、著者としては愉しいことだったとしても読者にとっては苦痛であることもあります。そのため、系統樹思考が多くの学問分野で行われるべきことを伝えたいのか、系統樹思考とは何なのかを伝えたいのか、生物進化学の現在の知見を伝えたいのか、これほど諄く書かなければ伝わらないほど学問間の壁は厚いことを訴えたいのか分からなかった。結局、途中引用されるオタク的蘊蓄まで含めると、「系統樹思考とは何か」よりも「三中信宏とは誰か」が伝わってきた。

 全体としては、相対主義的思考に対する力強い批判であると同時に、絶対的なものへの懐疑も充分に含んでいて、あらゆる分野の研究者に対する提案のようになっている。そして、科学で思考するだけでなく科学を思考することの大切さがよく伝わってきた。また、巻末の「さらに知りたい人のための極私的文献リスト」は結構面白い。私にとって系統樹思考はさほど目新しいものには思えなかったが、専門分野に閉じこもり、頭が固くなっている人には、お薦めです。

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2006/08/28 09:04

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2006/10/24 05:54

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2011/09/11 22:20

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2012/04/30 22:28

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2014/03/30 00:11

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