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みんなのレビュー177件

みんなの評価3.8

評価内訳

173 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

非警察小説の短編集だが、横山秀夫の本領が発揮されているとはいえない

2006/11/05 21:22

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 横山秀夫の短編集である。『動機』、『第三の時効』などとは異なって、警察小説の短編集ではない。いつもいつも警察小説では読者の飽きが来ることを見透かしたように、変化を持たせたのであろうか。
 真相というキーワードで選択された5編が収められている。とはいっても、必ずしもタイトルの『真相』が直ちにモチーフになっているかどうかは読んでみても明瞭になっているわけではない。警察小説で読者に固定ファンを築き上げてきた横山ではあるが、それに比較すると警察小説ほどリアル感は出てこない。
 リアル感がないというのは、それだけ現実感がないということである。それはそれで横山の新しい境地が開拓されたものだと考える。冒頭に掲載されている『真相』はそれなりに現実感があって、主人公が真相にもてあそばれる情景を描いている。2編目の『18番ホール』は村長選挙に出馬した県職員が主人公だが、以前発生した問題が選挙を前にして顕になりそうになったところから、カタストロフィへと向かう。
 『不眠』はサラリーマン人生から逸れてしまった主人公が遭遇する種々の難事を描くが、次の『花輪の海』といい、この辺りから現実感が遠のいていく。最後の『他人の家』は過去の犯罪歴が主人公の人生の行く手を阻むが、ストーリーの展開は飽きさせることがない。意外性が読者を楽しませてくれる。
 小説なので、主人公の背景や職業なども多様で結構なのだが、横山の本領が発揮されているとは言い難い。以前の評判になった小説を読んでいる者にとっては余計に焦燥感がある。いずれも意外性はエンターテイメントの源泉であるし、『真相』、『18番ホール』、『他人の家』は西洋の伝統的な探偵小説を読んでいるようで、楽しませてくれることは間違いない。読む価値は十分あると思うのだが、横山秀夫独特の切れ味が感じられなかったのである。

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紙の本

横山作品の「迫力」、そのもの。

2006/11/29 10:47

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る

横山作品はどれもそうだけど、「迫力」がものすごい。言うまでも無くそれはハリウッド的なドカーンボカーンな迫力では無く、ぐぐぐと読み手に迫り来る感じ。圧力、と言ってもいいかもしれない。とにかくその力が、ハンパでは無いのだ。派手なアクションがあるわけでもカーチェイスや逃走劇があるわけでもないのだけど、まるで万力のようにじりじりと読み手の心を締め上げ、圧していく。
本作品は短編集である。しかしだからと言って長編と比してその迫力が劣るかと言えば、それは全く杞憂であり、いや全く逆であるとさえ言えるかもしれない。ヘビー級ボクサーのような重たいパンチが、ライト級なみのスピードとテンポでこちらの胸・・・いや心臓を打ってくる。読後のこの息切れ動悸と倦怠感はどうだ。さすがさすがである。
どの作品にも、もちろん事件が発生する。だがどの主要登場人物を取っても、悪意、が存在しない。「愛する物を守りたい」ただその一存からの、未必の故意。そんな物語である。そして事件の「真相」は奥の奥、表面からは見えないところに隠されている。
そう読者の予想だにつかない死角から、トンでも無いパンチが飛んでくるのだ。それが横山作品の醍醐味であり、迫力である。

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紙の本

表と裏の5編

2017/10/28 18:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

一見すると平凡な事件に隠されている、秘密に驚かされました。それぞれの立場から真相を追い求めていくところが良かったです。

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2006/10/14 19:56

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2006/11/22 20:28

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2006/11/20 21:57

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2006/11/22 23:08

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2006/11/26 00:36

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2006/12/22 22:03

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2006/12/25 11:27

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2007/01/13 20:59

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2007/02/07 13:07

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2007/01/18 16:29

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2007/01/31 22:59

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2007/02/17 16:51

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