紙の本
悪名高いチェーザレ・ボルジアが魅力的に描かれている
2015/08/16 02:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きらきら - この投稿者のレビュー一覧を見る
後の法王アレッサンドロ六世の息子、チェーザレ・ボルジアが主人公のマンガ。
母は娼婦、もともと結婚も所帯を持つことも許されないはずの法王の庶子として生まれたチェーザレ。
父親のアレッサンドロ六世は、自分の財力を武器にやりたい放題したため、イタリアを始め、キリスト教会の世界では全くもって評判が悪い。
一巻では、まだピサで勉強をしているチェーザレとその親友ミケロット、そして、ジョヴァンニ・デ・メディチが登場する。
話を膨らませるためか、普通、歴史に名が出てこない(架空の)人物、アンジェロが出てくる。
チェーザレに恐れを抱く一方で、その人間性に惹かれていくアンジェロ。
話は面白いし、登場人物も魅力的だし、みんなめちゃくちゃ格好いい。
このチェーザレやミケロットに惚れない女性は少ないんじゃないかと思うけれど、実在の人物像にこのマンガの描写がどこまで忠実なのかは、ちょっと疑問。
顔にしても、実際に現在残されているチェーザレの肖像画はお世辞にもあまりカッコイイとはいえない。
これをきっかけに、この時代のイタリアやルネサンス、カトリック教会のごたごた内部に興味を持つようになる人もいるかもしれない。
電子書籍
大学時代
2018/08/27 17:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
のちの世を大きく動かす人物の一人であるチェーザレのごく若い時代が描かれています。
才知あふれる異端者。作者はどのように料理するのか楽しみです。
電子書籍
ルネッサンス
2018/05/05 12:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
惣領さんの歴史漫画。緻密に描かれてて読みごたえがありそうですが、私には小難しくてなかなか頭に入らなかった。その時代好きな人には面白いと思う。
投稿元:
レビューを見る
惣領冬実は昔から好きだけど、歴史ものってどうなの?と期待と不安が半々でしたが、そんなものは一気に吹き飛ばされました。面白い!!帯をとってしまえば装丁が歴史書のようなのもいい。
投稿元:
レビューを見る
大好きなチェーザレ様を描いた漫画がとうとう登場☆チェーザレ好きには溜まらん漫画です!!
絵もなんかとっても素敵でしたよ。
投稿元:
レビューを見る
塩野七生の小説(別項参照)の延長みたいな形で手に取ってみた一冊。史実を厳密に踏まえながらも作者独自の解釈というかテイストも盛り込まれていて、最近呼んだ歴史モノの漫画では一番面白かった。多少少女漫画的なノリはありますが、特に気になるようなものでもないと思います。今後の展開が大まかには既に決まっているものなだけに、どれだけこの漫画ならではのものを見せてくれるか、この先が楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
かつての皇帝と同じ名をもつものチェーザレ。全ヨーロッパ統一を目指した男、そして、マキャベリ『君主論』のモデルでもある男。
投稿元:
レビューを見る
チェーザレ・ボルジアを日本語未翻訳の書籍をベースにマンガ化。毀誉褒貶激しいチェーザレの多彩な才能(Virtu)を魅力的に描き出す、そして情熱を垣間見せる場面など、刺激に富んだ一冊!
投稿元:
レビューを見る
マキャッベリの『君主論』にも登場するルネサンス期の政治の天才チェーザレ・ボルジアの伝記漫画。
時代考証がしっかりしており、かなりの歴史的妥当性を持ち、その上にフィクションが描かれている。確かにそこらの歴史書を紐解けばある程度のチェーザレ像が手に入るが、この作者の描き出すチェーザレ像はどのようなものであろうか、漫画というカテゴリーの中では初めての試みであるため続きが楽しみである。
投稿元:
レビューを見る
チェーザレ・ボルジア、コロンブス、レオナルド・ダ・ヴィンチ、メディチ家を軸に権力と侵略と駆け引きの泥沼のなかの生きざまを描くということで、非常に期待してしまう、期待され過ぎるところが難しい題材と思いますが、この方ならやってくれる、という気がします。
投稿元:
レビューを見る
世間知らずで純朴な若者アンジェロの目を通してチェーザレがわかりやすく人間くさい若者としてかかれてます。さわやかなミケロットにはびっくり…。少しテンポが遅めかもしれません
投稿元:
レビューを見る
彼は・・・チェーザレは、歴史の闇に葬られた影の大悪役にして英雄・・・だと私は思っている。彼を知っている人も知らない人も読んでみるべき作品。
投稿元:
レビューを見る
惣領冬実が青年誌に書く時代なんだなあ、と感慨深く。
チェーザレ・ボルジアを新しい視点で!ってことで、今後に期待します。
投稿元:
レビューを見る
こういう話が好きなんですよ。チェーザレは塩野七生さんの本で以前読んでかっこいいーと思ったクチなので漫画化嬉しい。というか塩野さんもこの漫画もチェーザレかっこよく書きすぎ(笑)愛されてて結構なことです。
しかしこれ、漫画自体の面白さもさることながら作ってる人たちがとても楽しそうというか面白いことやってんなー(イタリア語原著の本を訳して参考にしてるとか、「最後の審判」前のシスティーナ礼拝堂を再現したりとか)ってかんじでそこがよい。
投稿元:
レビューを見る
日本ではマイナーな西洋史影の大物、チェーザレ・ボルジアを扱ったマンガ。続きが出るのに時間かかりそうなところが泣ける。