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硫黄島 太平洋戦争死闘記 新装改訂版 みんなのレビュー
- R.F.ニューカム (著), 田中 至 (訳)
- 税込価格:838円(7pt)
- 出版社:光人社
- 発行年月:2006.11
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文庫
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紙の本
この写真多い
2015/08/31 21:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る
うっかり。同じ本ハードカバーで持ってた。古い方はもう大分ボロボロになってるしまあいいか。言わずと知れた硫黄島戦の基本資料。
紙の本
アメリカの市民権を獲得するための試練
2003/03/27 22:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る
太平洋に浮かぶ小さな火山島をめぐっての日米の壮絶な戦いの記録であるが、双方にとって重要な戦略拠点の争奪戦が淡々と戦闘記録を読んでいるかのような印象を持った。
得てして、戦争体験の記録は勝者側の一方的な表現であったり、敗者の敢闘精神だけが強調されるが、AP通信の記者であった著者は日米双方の資料を駆使して事実のみを表現しているのが特徴的であり、人間の感情が邪魔をしていない文体であるため、リアルであった。
人種の坩堝といわれる多民族国家のアメリカで、この第二次世界大戦に参戦することで移民達は真のアメリカ市民権を獲得したのではないだろうか。国民としての権利を主張するには義務を果たすというアメリカの建国以来の考えが反映した戦争であったと思える。
また、戦闘に参加した兵隊の出身地(民族)が記載されていたり、アメリカ先住民であるインディアンの部族名、黒人までもが駆りだされての総力戦であったのがよくわかり、指揮官先頭というアメリカ海兵隊の伝統がよく現われていた。
訳文であるためにレポートを読んでいるかのような文章になるのは仕方がないが、訳者が軍人出身であったために軍事に関する表現は的確であった。
ワシントンのアーリントン墓地に硫黄島の摺鉢山に星条旗を掲げる兵士の記念碑があるが、アメリカにとっては最も苦難に満ちた戦いの場所であったという象徴であろう。
とまれ、今は日米双方の戦死者の冥福を祈るばかりである。
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