紙の本
ツッコミ不在?
2006/11/12 22:13
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりの新刊でワクワクしながら読み始めました。既刊に対するボクの印象では、透が穏やか〜に事件の発端を引っ張り込んできて、それを昇がオタオタしながらも捌くという感じだったんだけれど、今回は違うようだ。透が終始ストーリーの中心にいて、昇はサイドを固めるか、次巻へのネタフリにとどまっている。
透は天然系のキャラなので、どんな事態が起こってもそれを迷いなく受け入れてしまう。昇のようにいちいちツッコミを入れないので物語は緩やかに進行し、若干メリハリがないようにも感じてしまった。一番強烈に焼きついてしまったイメージは、おいしいケーキが食べたい!それに尽きる。
本巻の何よりの不満は、佐倉がほとんど出てこれないこと。次は、昇ストーリーになりそうな気配なので、ぜひ登場してほしいなあ。
紙の本
まったりしていながらもあっさり系
2006/11/17 00:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
まったりあっさりほんわかな雰囲気
絵的に派手なシーンやちょっとしたバトルなんかもあるのですが、あくまでまったりしています
メインキャラ達が基本的に物語の中心からズレていて、善意の第三者的なスタンスな感じ
「なんだか分からないけどなんか困ってるみたいだから助けあげよう」という高上兄弟のいつものスタイルですね
もうちょっとドタバタしてもいいような気もしますが、クーが暴走でもしないかぎりこのままでしょうね
投稿元:
レビューを見る
総評:中の中の上
何だろ、具体的になにがどーってワケでもないハズなんだケド、ふつーにおもろいって思った。それぞれがきちっとキャラが立っててちゃんと絡み合ってる感じがするね。このシリーズは。でもま、今作はちょっとオカルトちっくな雰囲気が薄かったがちょっと残念。ストーリーメイクに力を入れすぎた結果?あまし変に狙っても禁書っぽくなっちゃうだろーし、なかなかバランスが難しいトコロかも。
奇跡の表現とか、こーゆー説明するのは難しいんだケド、何となくおもろい本ってのはちらほらあって、あまし莫迦売れはしないんだろーケド、頑張って続けてって欲しいなーって思う。
投稿元:
レビューを見る
気分屋のお稲荷さまの扱いに慣れてきた兄弟の成長ぶりが垣間見られる作品。6巻まで出ているのにこれといった大きな障害(大ボスとか)が出てきていないというゆっくりとした流れも好感。この辺りは賛否両論だとは思うが、先に行き過ぎるより断然好き。日常風景を面白く見せている作品だと思う。なによりも登場する女性陣全員が全員魅力的。イラストも○
投稿元:
レビューを見る
岩薙・木蓮・黒尽くめなどが刀を巡って展開。
それら新しく登場したキャラクターの話し方や表記が、
ラノベ臭…というか電撃文庫臭がすごい。
今回は戦闘場面が、中盤も終盤も淡白な気がした。
いつもそんな濃いものでないけど、それにしてもあっさりしすぎ。
投稿元:
レビューを見る
読書録「我が家のお稲荷さま。6」3
著者 柴村仁
イラスト 放電映像
出版 電撃文庫
p84より引用
“「……昇くんみたいに、人間とも物の怪と
も分け隔てなくコミュニケーションを採れる
者は、珍しくて、貴重なんだな。そういう窓
口的存在は、どこの土地でも重宝がられ、自
然と顔役という位置づけになるんだ。人間
だってそうだろ?群れの中で一番世間に幅が
利いて交渉能力の高い者が顔役になる」”
霊力を持つ血筋の少年とその守り神を主人
公とした、和風ファンタジーライトノベル。
冬休み、天狐空幻の気まぐれに付き合い、
お馴染みのコンビニに買い出しに来た主人公
の一人・透。オーナーの土地神・恵比寿と遊
んでいるところに、オーナーを訪ねて一人の
女性がやって来たのだが…。
上記の引用は、とある人物の主人公に対す
る評価。こういう頼りがいのある人がいると、
地域はうまく回るのかも知れません。本人か
らしてみれば、厄介事が次々にやって来て、
たまったものではないかもしれませんが。
ごたごたはあっても、比較的穏やかに話が
収まるので、安心して読めるシリーズではな
いでしょうか。
ーーーーー
投稿元:
レビューを見る
出てくる新しいキャラクターが片っ端から愉快。(^^
ま、一部ボス的キャラクターは冗談にならないんですけどね。
民話とかにもありそうなエピソードで、いろいろほっとするところがありましたし、主人公に直接的な脅威が襲いかかるというわけでもなし、終始楽しんで読むことができました。
文中にもあるけれど、これからクーは女性モード中心なんでしょうかね?(^^;