- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
5 件中 1 件~ 5 件を表示 |
紙の本
ひっかかるところがよく見えて、さすがによくできた入門書。表現は少し古くなった感じがするけれど。
2008/09/18 16:21
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
化学の試験の成績が悪かった妹にお兄ちゃんが教える、という対話形式で化学を説明する「化学入門書」。
教科書の副読本、というよりは「嫌いになって卒業した」人にひっかかったところをみなおししてみませんか、と書いた本だとのこと。「なんで?」とひっかかりそうなところなどがそれなりに丁寧に説明されている。自分がひっかかったとき、「そういうものだからしょうがない、とりあえず覚えてしまおう」で進んだところも、じっくり説明を読んでみればなるほどね、と化学の広がりや物理、生物との接点とかが見えてくるものである。アボガドロ数とか軌道上の電子の数とか、高校程度の科学知識ではたしかに「そうなっている」としか教えられない部分があるなあ、ということも再認識、であった。
こういうところをしっかり書いてくれている入門書はあまり見たことがない気がする。分かりやすく、と図や絵(漫画も含む)を増やしたりしても分からなくなるポイントがおさえてないと「やっぱり面白くない、わからない」、になるだろう。この本は会話を使ったりたとえを多くするなどの工夫はあるが、極めて「正攻法」に説明をしている。それでも化学の全体像を理解するにはほんとうによく書かれていると感じた。
残念なのは、「たとえ」や言い回しがすこし古くなってきたかな、と感じられること。「イザナミ、イザナギ」の「なりなりて・・・」とか、「小姑がいっぱいいて・・」など、若い人には、「たとえ」そのものがよくわからないものもあるかもしれない。1980年初版のものの新装版だそうだが、たかだか30年前に書かれた、というのに古いと感じるのは時代の流れがほんとに速くなったという現われなのだろうか。説明をしてくれる「お兄ちゃん」も、やけに「老成し」した感じである。設定からすれば大学生のはずだが、大学の先生レベルの知識があるのは、説明者という設定のなせるわざなのか、昔の大学生はそのぐらいのレベルだったのか。
とてもよい内容だが、なんとなく古い。よい本はこういう状態を経て古典の領域に入っていくのかな、といった感慨すら感じる一冊である。
紙の本
「化学が苦手」という人には、ぜひ読んでいただきたい一冊です!
2020/01/27 09:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、難しい知識が楽しく身に付くと大好評の講談社から出されてる「ブルーバックス」シリーズの一冊で、同巻は「化学ぎらいをなくす本」編です。同書は、表題にありますように、化学が苦手な人が、それを克服して、化学好きになって、積極的に化学に取り組めるようになる本です。化学を理解させる名人とも呼ばれている米山先生の著作による同書は、誰もがつまずくポイントを押さえながら、対話形式で一つひとつ理解をしていけるようになっています。「化学は苦手」という人には、ぜひ、読んでいただきたい画期的な一冊です。なお、同書はブルーバックス・シリーズのロングセラーでもあります!
5 件中 1 件~ 5 件を表示 |