紙の本
ドイツに興味のある人注目〜!!
2007/01/24 20:59
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:石曽根康一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ねえ、リエって第二外国語何にした?」
「チャイ語」
「ユリは?」
「フランス語」
「いすみんは?」
「インドネシア語」
「孝太は?」
「ドイツ語」
そんなわけで、わたしは、大学時代に第二外国語としてドイツ語を選びまして、ヨーロッパの中では、比較的ドイツに興味があるのでございます(最近はフランスの文学にも興味がありますが、それはまた別の機会に)。
ドイツ語を選んだ理由。ゲーテとか、シラーとか、ヘッセとか、知ってる文学者が多かったからかなあ。でも、あんまり明確な理由ってないよ。
この本は、ドイツに住んで16年になるジャーナリストである熊谷徹さんが現在のドイツについて平易に述べたレポートである。
自分の祖国を知るためには、他の国を知る必要があるのではないだろうか。そこから、比較・検討を通じて、自国のいいところ・悪いところ、他国のいいところ・悪いところが分かってくるのではないか。その意味で、鎖国してはならないのである。
この本の中で熊谷さんは、ドイツの社会経済制度から、政治のこと、ドイツ人の「国民性」、ドイツ人の文化などを紹介している。
短い項目がたくさんあるので、気軽に読み始められる。
腰をすえて、ドイツの歴史的な経緯やドイツが輩出した思想家の思想史的な遍歴などを知りたい向きには、他の本を当たってもらった方がいいだろう。
しかし、意外に歴史の真実というものは、「今、現在」の名もなき人々の日々の生活にあるものである。
その意味でこの本は、2000年代初頭のドイツ社会を活写した本として一定の歴史的意味合いを持つだろう。
著者が書いたイラストもかわいらしくて、親しみやすい。
ぼくも死ぬ前には、一回くらいはドイツに行って、ウインナーを食べてビールを飲みたいと思った。
ドイツ語の勉強も少しずつ再開しようかな。
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ドイツ好きなので、本屋で見かけて購入。日本人の知らないドイツ人の生態が詰まってます。(´∀`*)ウフフ章に分けて書かれていますので、テンポよく読めますょ。
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タイトル買いした一冊。エッセイはあまり読まないけれど、他国の生活ぶりがわかるようなものは好きです。一つのテーマに対して量が少ないのがちょっと物足りないけど。
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ドイツ好きにはたまらない、日常のドイツについて知ることができる本。教会税という税金があり、納税を避けるために信者が減っている、という章が興味深かった。
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20130623読了
蔵書。ドイツニュースダイジェストでおなじみ熊谷さんの著書。2004年発行書籍の文庫版で、2006年発行だから・・・書かれている内容は10年前のものと思っていいのかな。●メールの返信は、実感としてはむしろ遅い。鉄道は飛行機と同じくらいアテにならない。●「整理されておらず、必要な時に取り出すことができない情報は、持っていない情報と同じである」。同感です。●一般的な給与水準は日本よりはるかに低い。税金と社会保険料が高額なため、手取り額は少ない。その分、労働時間は短く有給休暇の日数が多い、つまり自分の時間を大事にできる、とのこと。●そういえば服装は全体的に質素な印象。メディアはメルケル首相がバイロイト音楽祭に4年前と同じドレスで現れたことを好意的に報じていたし、節約が美徳である国なんだなと思う。欲しいと思える商品がないー!とキーっとなることもあるけれど、店に物が少ないのもそれはそれでいろいろ工夫してなんとかなることもある、と知れたのは良かったと思う。●ドイツでは運転するまいと改めて誓った。
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ドイツについて知りたくて読書。
唯一行ったことがある欧州はドイツで、しかもフランクフルトのみ。現地に10年以上住む日本人に聞くと住みやすくて帰国する氣はないという。同じ感想をアメリカでも耳にする。中国では同じことを言う日本人は皆無。このあたりが違いなんだとしみじみ感じる。
ドイツは、元トリンプ社長の吉越 浩一郎氏の本で働き方に興味を持っている。労働組合が強すぎて経済成長の足かせになっているというレポートも読んだことがある。それでも、日本はドイツにもっと学ぶ点があると感じた。
日本は景気が上向いてきたら派遣労働者や契約社員を減らす政策を採らないと今の韓国のような悲惨な状況になってしまうと危機感を覚える。
ドイツ歴が長い著者のドイツと日本の文化比較的な要素が面白い。また、挿入されている絵も著者の手によるものだと知り驚く。関係ないがまた絵を学びたくなった。
ドイツ人が実はせっかちで並ぶことが嫌いなことは初めて知った。待ち時間が惜しいから床屋も予約制らしく、思い出すとフランクフルトの街中で列を見たけたのは空港のカウンターくらいだった。ドイツをもっと知りたくなる1冊。
読書時間:約1時間25分
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観光ではない、「住んでるドイツ」が知りたくて読んでみた。
ドイツの日常生活(男性目線)が見れて面白かった。
女性目線のドイツは、沖 幸子さんや門倉多仁亜さんの本で。
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「ドイツ人はアグレッシブ」、「民間保険加入者を優遇」、「組合は日本より経営から独立した組織」、「中東欧やアジアに工場が移転」