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主にWinny事件を元にネットとリアルの関係を論じている。
元々は技術者だけの世界だったインターネットがリアルに交わることで様々な問題が発生している。Winnyについても、P2Pによる分散コンピューティングの理想と現実世界の著作権の対立ととらえられなくもない。
そして、最後に唐突に情報大航海時代の話も出てくるのだが、もうこれは終わっているんですよね。結局、官主導のITプロジェクトは失敗するってことですかね。
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素人でもわかりやすいネット事情
前半
ファイル共有ソフトをめぐる著作権問題に言及。
著作権自体のあり方を見直すことを意図した思想犯
エンドユーザー同士が直接繋がれる情報伝達手段の理想の域に達したネット構造に、既存の権利や法律がどう立ち入るか。
後半
IT業界の開発における日本の苦戦。
ネットがもたらす可能性の認識で出遅れた日本
製品化における各国の製品規格の衝突、開発バトル。
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前半のWinnyのくだりが長かったのが残念。
インターネットの思想を学べたのはよかった。
いつの時代も必ず良いものが普及するわけではない。
インターネットだけはそうならないでほしい。
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インターネット創世記から黎明期までの(自分の知らない世代の)時代の流れを追うことが出来た。詳しく知るにはもっと詳しい書物を調べなくてはいけないかもしれないが、概要を把握するには良い。
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もう、随分前の話に思える。まだ7,8年しか経っていないのに。ウィニー開発者の動機や心情を紐解きながらファイル交換ソフトにまつわるお話。
後半は全く違う内容。半導体メーカーの凋落とか、なんだか取り留めの無い話。本のタイトルとの関係が希薄。
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Winnyの開発者金子氏の話、ネットとフラワームーブメント、ネットは何をするようになるのか、など興味深く、また考えさせられる本。この著者のGoogle論も読みたくなった。
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佐々木俊尚氏、2006年発売の新書を再読。
インターネット黎明のころから、iPod発売の頃まで。
まだiPhoneは登場していない。
ヒッピーカルチャー、オープンソース、Winny、P2P。
日本のIT産業は3回負けた。半導体、パソコン、OS。
いまこうやって振り返ってみると、ほんとにあっという間。
そしてiphone2007年登場後、世界はほんとに変わってしまった。iPhone登場からたった17年?
それまでの人類の歴史ってなんだったの?
古い本を読み返すのも興味深い。
真実を見通している部分もあり、まったく見当違いの内容もあり。
文藝春秋新書 284ページ