音色が生み出す世界
2009/05/17 20:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
赤青黄緑白の五色を触媒として、それぞれの色に関係したものを召喚する詠名式を学ぶ学校で出会った少年と少女。少女は未だ誰も実現したことの無い五色以外の夜色による詠名式を生み出すこと、少年は五色全てをマスターし虹色の詠名式を構築することを約束してわかれる。それから十数年後、クルーエルの通う学校に、十三歳の少年ネイトが転校して来る。彼は、誰も聞いたことがない、夜色の詠名式を専門にしていた。
世代をまたぐボーイミーツガール。色と詠を媒介とする召喚という力がある世界。才能を内に秘めながらもそれを発揮できない子供たち。文章ではその美しさを描写しにくい世界観ながら、まさに王道を突き進んでいる。
今回は世界観と現役世代のより一回り前の世代のキャラクターたちの背景を語るのがメインだったので、本来の主役たちの物語は次巻から始まるのだろう。
8人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
名詠というモンスターなどの召喚術を学ぶ学園での物語
名詠という名前や詩は良く考えてあるとは思いますが、マンティコア・ペガサス・ヒドラといった既存のモンスターをただ出すだけできちんとした描写もないのがひどくゲーム的に感じ、物語のイメージと合わない様に思いました
ファンタジーとしての立ち位置をもっとよく考えた方が良かった
文章としてもキャラが立ってもいないのにやたらと視点を変えるため、同じ場所で行ったり来たりする印象がある
また急に敵モンスターの心理描写や化学的な説明文が入っているのに違和感を感じます
綺麗な物語を書きたいのだと思うのですが、その前にきちんとした文章が必要ですね
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久しぶりに良作だと思えた新人です。
独特の世界観や魔法を使うシーンの美しさが好きです。
主人公たちより、裏方の人たちの方が魅力的だったのがちょっとおしいです。
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たまたま第2巻が発売されていたのを見かけたので、とりあえず第1巻を購入。 「色」と言えば、大昔のラノベにカラーズだかCOLORSとかいう3冊くらいのシリーズがあって、そこに出てくる「虹色」あたりのキーワードもかぶってたので、あぁこりゃ失敗したかな、と思いつつ読んでいくと、なんか感動して涙が止まらないんですが(爆) オラトリオスケープと彼女たちの流儀とFSSとファンタジー世界の精霊達を知っていると、いいかも? イラストは、もうちょっと努力が欲しいトコだけど、そもそも少なすぎます。 見せ場でもっと描いてくれないと。 というか、準(失礼)主人公達のカラー口絵がないってどうゆうこと!?(笑) というのも、主人公達は冒頭で神格化されてしまい、メインに出てくるのはサブキャラ達なんですよね。 こっちも描いて欲しかった>< ちょっと先が読みやすい展開であるのと、もっとラスボスに頑張って欲しかった(笑)のと、出し惜しみもして欲しかったけれど、趣旨としてはコバルト文庫的(謎)で、かつ少年ジャンプのようにバンバンと見せ場が出てきて、タイトルからは想像付かなかったけど大好きなジャンルだっただけに、感動の涙もありーの、カコイーシーンもありーの、とてもすばらしかったと思います。 うん、やっぱり、チョーシリーズに近いです。 第2巻が出てくれて良かったです。 第1巻だけでは、終わっていない事柄がたくさんありすぎるのでw …あ、あれ、表紙をよく見たら、メインに出てくるサブキャラ達でわありませんかっ!?(爆) 2007-01-25初版 口絵・本文イラスト:竹岡美穂 富士見ファンタジア文庫
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竹岡美穂さんのイラストだったので。
絵の話の雰囲気が合っていて良かった。
綺麗なファンタジーで話も好み。
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「このラノ」TOP10に入っていたのと竹岡美穂さんの絵だったのもあり、興味本位で購入しましたが、とても透き通るような綺麗な物語だった気がします。
まだ1巻しか読んでいませんが、続きも読みたいと思っていますv
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イヴマリーとカインツの約束に胸が打ち震えた。それほどまでに切なくて透明で透き通った物語である。 約束の結果に胸が痛むほど締め付けられた。様々な約束に泣きそうになった。 物語に引き込まれ、一気に読んでしまった。 胸が締め付けられる読後感。回想するたびにそれは募る。しばらく胸が痛んだ。 ただ、用語を完全に理解する前に話が進んでいくのが難点か。だが、それさえも実に些細なことだと思えるほど魅力的である。
自分もこんな物語を書きたいと思わせられた。間違いなく人生を変えた一冊である。
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最初は竹岡さんのイラストに魅かれて手に取ったものです。
名詠のシーンのとても澄んでいて、透明な美しさに衝撃を受けました。
活字でここまでできるとは!
イラストとマッチしていて、とても綺麗な物語です。
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竹岡美穂さん(イラストレーターさん)目当てで買ったけど、←
文も面白かったです。
私だったら多分青を選びます。
青すきなんだ。どっちかというと水色が。
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音楽を基調とした話です。
造語がありますが、世界観にはすぐに慣れました。
文章も読みやすく、変な萌えやグロも無いので落ち着いた気分で読めました。
読了後、心が温かくなるような、優しいファンタジーです。
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繊細で優しくて切なくて。
ストーリーやキャラクター的に
パステルカラー系の印象ばかりが残りますが
世界観自体はかなり骨太だと思います。
こんなに造語がたくさん……。
というより
造語に支えられた世界です。
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買うほどでもないかな?と思って図書館から。
んー。好きな感じの話なんだけど、やたらと視点の交代が起きるのが気になる。
物語がぶつ切りにされているようで、。
見せ場(盛り上がりどころ)で一度別な視点(別なキャラクターの話)に変えるのは緊迫感を出したり印象づけたりするうえで効果的な手法だと思うけれど、多用されるとイライラしてしまう(^_^;)
デビュー1作目だからなのか、シリーズ1巻目で焦点を当てたいキャラクターが多いからなのか。
2巻目も借りてきたので読んでみようかなー。
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ものすんごい良かった…!
「でたまか」などに続き久々に思いっきりズッキューンなお話でした。
赤・青・黄・緑・白の5つの属性(色)を元に想うものを詠びだす「名詠式」はどことなくサモナイの召喚術を彷彿とさせますね。
触媒(カタリスト)はより想う色を連想させるものであれば絵の具でもなんでもいいのが面白いところです。
このメインの5色の他に、キーパーソン・イブマリーが想い描いた「夜色名詠」が物語の核になっています。
このイブマリーと同じくキーパーソンである5色全てを操る「虹色名詠士」カインツとの関係がもう凄く好みでした…。
最初は彼ら2人の話かと思わせるのですが、メインの主人公は表紙に描かれているクルーエルとネイトの2人。
ネイトはイブマリーの息子であり、彼がイブマリーの想いを引き継いでいくのかな?と思わせていたのですが…参りました。
一見親世代(イブマリー&カインツ)と子世代(クルーエルとネイト?)なんですが現在進行形でちゃんとカインツも登場しているのはそういうことだったのか!でした。
後半はもう涙出そうでした…
そして一見夜色名詠が核になっていますがクルーエルが操るのは「赤」の名詠。
赤の名詠も物語のポイントになっていくかも…
後半のクルーエルの名詠シーンは何が触媒かすぐに解り、ハラハラとしましたよ…ある意味人間に1番身近な色です赤は。
早速2巻もゲッツしてしまいました。どうなるか楽しみだ!
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このラノでは、いつもランキングにはいっているとても綺麗なファンタジー。綺麗なだけでなく楽しさもあってシリーズ通してでてくるみんないいやつばっかりだ。
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文章が繊細である印象を受けた。後半、少し失速気味だったのが残念。イラストは好みの絵ではないけど萌え要素が含まれていない絵なので◎