紙の本
困った・・・。
2007/02/24 21:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作品、森ファンにとっては胸騒ぐ一品ではあると思う。瀬在丸や保呂草など、名前を聞いただけでうは!っと来る人物が登場る。どうやらこれはとうとう森キャラ総動員で、真加田四季を追い詰めようという・・・いや追い求めようという展開なのだな!と読感じられる。それは確かに胸躍るのだ。・・・が。
それだけなのだ。たとえばこの作品を、森シリーズを全く知らない人が手に取ったらどうだろう。残念ながら「うひゃほう!面白いぜえ!!」にはならないと思う。
本作品、首吊り自殺が連続するのだが。それぞれやたら高い木の上だったり池の上だったり、特殊な状況(一人では不可能?)な物だったりする。そして現場に残される「ηなのに夢のよう」といういう言葉。これは殺人か、それとも自殺なのか・・・。ここから話しは進展しない。謎解き?的には瀬在丸が2ページ足らずを使って憶測的な事を述べるのみ。残された言葉に至っては全く触れられない。正直、スッキリするポイントがまるでない。自殺や死に関して、またいつもの面々が思うところを話し続ける、といった進み方。
はっきり申し上げて、「森ファン」以外には、オススメ出来ない本ではある。でもきっとこのシリーズ、ラストに驚天動地のオチが待っているだろうとは予測される。それを期待して、次へ進みたい。
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特殊。
個でみると薄い。
が、シリーズとしてみればどうしても必要…なのかなぁ。
もっとちゃんとしたトリックものに埋め込んでほしかったなぁ。
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地上12メートルの松の枝に首吊り死体が!遺されていたのは「ηなのに夢のよう」と書かれたメッセージ。不可思議な場所での「η」の首吊り自殺が相次ぐなか、西之園萌絵は、両親を失った10年まえの飛行機事故の原因を知らされる。「φ」「θ」「τ」「ε」「λ」と続いてきた一連の事件と天才・真賀田四季との関連は証明されるのか?
Gシリーズの転換点、森ミステリィ最高潮!
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まさに「転換点」といった雰囲気。
Gシリーズ固有のキャラたちはいっそう薄く・・。
細かいところに目がいってしまうな。
ちなみに、博論をがんばる萌絵ちゃんのあたりでは
私も追い立てられずにがんばらなきゃな、仕事、と思った。
そしてそのあとのラストシーン(涙涙涙)。
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シリーズ全体の流れが一気に加速する感じ。S&M、Vの登場人物がたくさん出てきて、もうそれだけで嬉しかった。自殺について議論する場面があって、いろいろ考えさせられた。「生きる事をやめる」という選択は、実はとても人間らしいのかもしれない。最後はいろんな思いが交錯して号泣でした。
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「難しい手続きこそが、生きていくこと、生き続けることの象徴だからだろう」
海月君の台詞(57p)より拝借。
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これまでの話とのつながりが今まで以上に強く現れていて、わくわくしました。
大好きなキャラクターの瀬在丸紅子さんが出てきて感激です(笑)
あと、これまでいまいち共感できなかった犀川先生だったんですけれど、今回は言ってることがものすごく理解できて、自分が生まれ変わったのかなと感じました。
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Gシリーズ6作目。発見された絞殺死体の傍に残された「ηなのに夢のよう」の文字。
浮かび上がる真賀田四季の存在と、萌絵の両親が死んだ飛行機事故との関連。推理小説というよりも、広義にミステリィ。
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Gシリーズ第6弾。S&Mシリーズからファンの方には、うれしいかぎりです。あんな人も、こんな人も登場します。
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Gシリーズの最新作。今回はキャストがすごく豪華です。創平くん・萌絵はもちろん、紅子やら保呂草まで顔を出すんだもの。
作品のテーマ(というか根底)は相変わらずシリーズを通して同じです。
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07/01/21読了★ますます続きがきになりますが、登場人物の名前に引っかかり、えーと誰がどれだっけ?的な混乱に陥ってきました。ちょっと頭の中で整理してからシリーズを読み直ししたいです。最後に涙。
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赤柳初朗が誰なのか。
また少しネタが明かされてる。
うーん。ますます誰だかわからないなぁ。
「話し方で分かった」みたいなこと言われてたから、絶対紫子だと思ってたんだけど、今回の様子を見ていると、違う。
どちらかと言うと、素直か?って感じ。
今回もまた、どうやってそこに死体が置かれたのか、そもそも自殺なのか他殺なのか、それすらも解明されず。
ラヴちゃんみたいなキャラの子が出てきたと思ったら、ラヴちゃんに転機が!
そして萌絵にも転機が。そして悲しい別れが。
うふふ。もう先が楽しみで楽しみで。
1冊での完結を求めてしまうと物足りないけど、シリーズ全体を見据えると、確実に楽しめる本。
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シリーズの分岐点?次期シリーズのプロローグなのかも
殺人事件というよりは、人はなぜ死ぬのか?自殺するのか?といった哲学的な思想もあり?
森ミスティは自然と不自然が同居しているから面白いのかもしれない。
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なんだかんだ文句を言っているにも関わらず出たら即買ってます。
普通じゃない状況での連続自殺の関連は?というのがテーマなのですが、
これって解決されたの?っていう感じの終わり方。基本的に流し読みを
する方なので、ちゃんと解決してるのかもしれないけど。
あの方も出てきて、このシリーズがどうなっていくのかは楽しみに
なるといえばなるかな。
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このシリーズはそんなに思い入れがないので図書館で借りていましたが、登場人物一覧を見て購入即決。ヴェニ子さんのご出馬とあらばね。豪華キャストで3時間のめり込みました。ただ、飛行機事故の件はどうなんだろう。後付け?もし『F』の時点からそういう設定だったのであれば、萌絵が真賀田博士に会いに行った時の犀川の反応がちょっと。それに、四季にこういう黒幕的ポジションは似合わない気がします。もちろん実際には彼女の周りの人間が勝手にやっていることなんだろうけど、彼女まで安易な「天才犯罪者」の型にはまってしまいそうで・・・。しかし萌絵は本当に大人になったなぁ。ラストと併せて感慨深い。