紙の本
些細なフラメンコギターにまつわる商品トラブルを契機に、話はどんどん飛躍・飛躍。どうもスペイン内乱(フランコ独裁政権打倒)に係る重大事件に発展しそうな展開で前半終了。
2016/12/07 00:27
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
文章の粗さにちょい減点。些細なフラメンコギターにまつわる商品トラブルを契機に、話はどんどん飛躍・飛躍。どうもスペイン内乱(フランコ独裁政権打倒)に係る重大事件に発展しそうな展開で前半終了。なお、“カディスの赤い星”のとは著名な製作者の手によるフラメンコギターに埋め込まれた莫大な価値を持つ7個のダイヤモンドのことであり、それは元々フランコ独裁政権を打倒するための軍資金であった。それが今、誰かの手によりテロ組織の戦闘資金になろうとしているらしい。
紙の本
カディスの赤い星
2021/10/30 20:25
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞受賞作ということで期待して読み始めました。読み進めるうちに謎が気になってきて、下巻も楽しみです。
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私が持ってるのは新装版ではないのですが。主人公がユーモアのセンスもあってとても魅力的でした。傑作です。
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逢坂剛 デビュ-前 に書かれた作品
作家として「百舌の叫ぶ夜」が売れ
注目を浴びた頃に出版された処女作でもある
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1010 読みごたえ有り!前半は日本で主人公のキレのある会話を堪能。後半スペインでどうまとめるのか楽しみ。第96回直木賞。第40回日本推理作家協会賞。第5回日本冒険小説賞のトリプル受賞。
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(上下あわせた感想)
上巻では舞台が日本。PRマンが顧客である楽器会社の依頼、これもスペインのギター製作者の依頼なのだが、によりサントスということしか分かっていない人物を探すことから始まる。
上巻は何か進行も遅く、ところどころにある少し間の抜けた冗談にも若干興ざめの感もあるのだが、下巻に入りスペインに舞台が移ってからは話しがフランコ総統暗殺になると話しが一気に展開し、テンポも早くなる。 一気に読める。
ただお気に入りの登場人物が居ないので好感を持つ感じではない。
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昔、彼女に貸したら
「どこが面白いのかわからない」と言われた。
「どうしてこの面白さがわからないのか」僕にはそれがわからなかった。
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一気に読める痛快エンターテイメント。ハードボイルド味。最初に読んだのは25年程前だったが、いくつかの台詞は、この作家のものであることを忘れたまま自分の中に残っていたことを今回発見した。
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1970年、日本は学生運動。スペインはフランコ暗殺計画。
フリーのPRマン・漆田亮は、得意先の日野楽器から、ある男を探してくれと頼まれる。
男の名はサントス、二十年前スペインの有名なギター製作家ホセ・ラモスを訪ねた日本人ギタリストだという。サントス探しに奔走する漆田は、やがて大きな事件に巻き込まれてゆく。
サントスのギターはアントニオが持っていた。そのギターをパコが盗んだのを漆田が見ていた。
パコのギターは別格。スタイルからサントスの息子であるのは確実。
ラモスの孫、フローラとパコが恋仲に。フローラは革命グループのメンバーで来日の目的は爆弾のプロへの連絡。
漆田がPRを担当する会社のライバル会社のPR担当、28才、美人、那須と肉体関係になる漆田。
消費者団体の女がギターのトラブルを訴えてきたが100万円払う。
その金は女の息子が属する団体の活動資金。
フローラを追っているのはスペインの秘密警察。
襲われたのを知り、帰国させられるフローラ
パコはフローラを追ってスペインへ。
サントスがギターを盗んだことを教えられる。ギターのカポには革命家の魂がこめられたダイアモンドがついている。
漆田もスペインに飛ぶ。
直木賞を受賞した、著者の代表傑作長編。第96回直木賞、第40回日本推理作家
協会賞、第5回冒険小説協会大賞受賞作。
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めっちゃオモシロイ!!
上巻は、主人公か依頼を受けて「サントス」と言う呼び名しか分からないフラメンコギター奏者の日本人を探していく。
描写が細かくて、グイグイ読んでるんやけど、なかなか読み進まない…(´皿`;)
だからなのか、本を読んでるのに、ドラマを見ている感じだった。
単なる人探しじゃなくなってきて、下巻のスペイン編が楽しみ!
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主人公の漆田亮の洒落た冗句が面白い。以下に詳しい感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file6/naiyou1903.html
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何をきっかけにしたのかはっきり覚えていないけど再読開始、★評価は下巻読了後に。
面白いか否かは下巻次第かな?い今のところは悪くはないけど、古めかしさはどうしても否めない。本当はもっと切羽詰まった時代だったんだろうけど、今から読むとどうにもしっくりこないというのが本音。
それにしてもスペインってやっぱりヨーロッパでは無いのかもね、ロシアとスペインは違う地域と何かの本で読んだ記憶がありますが、これってベルリンの壁崩壊とそんなに時間的に変わりませんよね。まぁあくまで現在からみた感想に過ぎないんでしょうけれど。
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1986年下期直木賞受賞作品で、他にも日本冒険小説協会大賞と日本推理作家協会賞を受賞。
上巻350ページを過ぎてやっと物語が動き出した。後半のカタルシスに期待(でないと、怒ります!)。
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気障な男と目の覚めるような美女、酒と煙草とセックスなど、今から見ると設定や筋書きに古臭さを感じなくはないが、1986年刊行なのだから時代の空気を感じて当然ともいえる。
リーダビリティが高くぐいぐい読ませる。
Spotifyでフラメンコギターを聴きながら読んでた。
いざ下巻へ。