紙の本
土方が中途半端
2017/02/16 20:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
出番があまり無いせいか、土方歳三の人物像がどうもぼやけてるような。糸里はじめ多くの人の運命に関わった人間には最後まで見えなかった。
投稿元:
レビューを見る
やはり女は強い。
そして、芹沢鴨が嫌いになれない人物なのがいい。
誠衛館メンバー好きは避けて通るべし。
投稿元:
レビューを見る
何故芹沢鴨は暗殺されなければいけなかったのか。
女性の目線からみた幕末の風景はとても新鮮だった。今まで脇役でしかなかった女性達が、それぞれの立場からみた新撰組は今まで読んだり見たりしていた新撰組とは雰囲気が違って見えてくる。
やや、説明的な語りの部分が多く辟易したところもあったが基本的には楽しんでよむことができた。
投稿元:
レビューを見る
九月十八日の雨の夜、何が起こったのか。暗い闇にただよう死の静けさ。浅田版新選組。
ラストはどうしても納得がいかないのだけど女性達の強さには感動しました。
予想してたのとぜんぜん違う最後にびっくりしました・・・。
投稿元:
レビューを見る
“大切なこの人のためなら何でもできる”という思いの恐ろしさに唖然としました。そんなに土方さんが好きか…!!(どの文献読んでもカッコイイですよね土方さんは)
吉栄の結末に号泣しちゃいました。てへ。私がここまで命の尊さを実感するのはいつになるんだろう。
投稿元:
レビューを見る
「どうやら女というのは、剣を持たずに斬り合いができるらしい」という原田の台詞が印象的。吉栄と平山の結末にやっぱり泣いた。
投稿元:
レビューを見る
死が絡んでくるのは駄目なの。
もう感情移入しまくりで泣ける。
この時代の人達の恋愛、それから生き方、切なさ満天です。
もうレビューに表し切れない。
それならもっかい読むしかねえ!
投稿元:
レビューを見る
クサいのに視線は冷徹・そしてストーリーテリングは巧み。平成の泣かせ屋なんてハートウォーミングっぽい感じだけどきっと浅田次郎という人はさぞかし底意地が悪いのだろうと感じます。このクサさは苦手なんだけど、じゃあ面白くないかつったら面白いのね、ぐいぐい読んですっきりする。THE人気作家。
投稿元:
レビューを見る
糸里・・・・!久しぶりに純愛を見た気がした。なんか、そういう愛し方もあるんだなと、思いました。届かない想いって言うのはいつも美しいものですよね。そしてなんだかんだいって糸里のことをすごく愛してる土方さんにもほろりとときめきました。
投稿元:
レビューを見る
生きていくことに、一生懸命さを感じる。
誰もが、なにかをするのに、命がけのような。
糸里の生き方も、吉栄の生き方も、なんだか、せつないけれど、たくましい。
こういう視点の新撰組の話は、なんだかよかった。
投稿元:
レビューを見る
一般的に悪人に見られやすい芹沢が良い男にされてます。押し借りやら焼き討ちやらが全て良い方向に取られ、さらに周囲のオンナの人がやけに彼を庇ってます。
だからと言って近藤や土方が貶められているかと言えばそうとも言い切れず。特に芹沢と仲が悪かった土方などはちょっと知恵がある悪童な感じのポジション。
別に嫌いではありませんが、何だか弱いのは男ばかりで女は気丈な人ばかりな点がちょっと引っかかりました。
永倉の反発っぷりがかわいかった。
投稿元:
レビューを見る
新撰組の芹沢鴨暗殺までを周囲の女性たちにスポットをあて描いた作品。文章が読みやすく、各々の新撰組メンバーが生きているため引き込まれます。個人的には糸里と土方より、吉栄と平山や斎藤と永倉のやり取りが好き。お梅の生き様も圧巻です。
投稿元:
レビューを見る
糸里の儚さ、強さ、そして土方への愛情が切ない切ない。
女はまっすぐじゃないと生きていけないなんてかっこよすぎます。
投稿元:
レビューを見る
浅田次郎の新撰組もの。
「壬生義士伝」とは異なり、女性の視点から語られている。しかしながら独白の形をとった沖田総司や芹沢鴨、永倉新八なども
奥行きをもって魅力的に描かれている。
さすが浅田次郎といったところだ。
行動をともにしても交わることのない
良し悪しではない百姓と侍の本質。
男たちの不条理を背負う、刀を持たぬ女性の強さ。等々を感じる。また島原の芸妓や
お座敷のしきたりも興味深い。
本筋ではないが読み方の分からない漢字が多いので、何度も前に戻って読み仮名を見返した。分からなくても読み進めればよいのだが、やはり物語に入り込みにくいので。例えば芸妓の位で最下級の「禿」というのがあるが「かむろ」と読む。これを
「はげ」と読んでしまうと物語に没頭できないのである(笑)
投稿元:
レビューを見る
浅田次郎先生の新撰組と言うのなら、恐らくは「壬生義士伝」を挙げる方の方が多いのだろうとは思います、が。
個人的にはこっちの方が好きだなぁ。感性好みの違いこそあれ、女性の方は多分此方のほうが面白いと思われるのではなかろうか。
とかく新撰組文学を読んでみたいけど「燃えよ剣」は敷居が高いとか、男性的なものの見方が苦手だとゆーかたにはオススメです。
新撰組もの、というか歴史もののとっかかりにはしやすい感じですかね。司馬遼太郎先生の「燃えよ剣」は言うまでもなく幕末もの、と言うより歴史小説の高峰の一つ、でしょうが、如何せんとっつきにくいところがある気がするのですよ……(お前天下の名作になんということを(スイマセンスイマセンスイマセン;;
「燃えよ剣」、中学の時は中途で挫折、高校で読んだときは最後まで読みきったものの、なんだかわけのわからないうちに終わってしまった感が強くてあんま面白くないナァとか恐れ多いことを普通に思ってたりしたものでしたYO!(お前司馬先生の墓前に土下座して来い
でも20過ぎて読み返して、ようやく「面白い」と思えるようになりました。
鬼平も20過ぎてやっと面白いと思えるようになったしな……やはり年齢を重ねないと見えない面白さってのもあるんだなぁとこの歳になってしんみりと思います(^^;