投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
『街の灯』に続くベッキーさんシリーズの2作目。
昭和初期、主人公の財閥令嬢の女学生・英子は、
その時代珍しい女運転手のベッキーさんこと別宮みつ子とともにさまざまな謎に挑む。
前作より面白かったかな。
特に昭和初期の思想弾圧について描いた表題作が面白かったです。乾原さんが神について語るシーンが印象的でした。ベッキーさんの正体もわかり満足。
英子の推理にベッキーさんがちょっとだけナイスアシストをするのがよかったです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
きました!
これが
円紫さんと私シリーズ、時と人との3部作に続く、「ベッキーさん」シリーズの第2作目。
これこそが北村薫先生の真骨頂、まさに人の心情の繊細な揺れ動きを紐解く日常的なミステリーです。
これは1作目「街の灯」よりも仕上がりというか内容がより北村色(日本語のとても綺麗な使い方等)が表面に出ており、とても素晴らしい作品に仕上がっています。
北村先生の真骨頂を知るには、円紫さんと私シリーズ、時と人との3部作、ベッキーさんシリーズ。
これらがジャストフィットだと思っています。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
円紫さんと私のシリーズの流れを汲むような、北村薫のちょっとミステリー。
舞台は昭和初期の日本。まだ大日本帝国だった頃の、
お嬢様とその運転手のベッキーさんのお話。
語り口は軽やかで、話の進みも軽快。けれど話の筋は非常にしっかりしている。
前作に当たる街の灯をどうしても読みたくなった。好き。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
街の灯の続編。
ベッキーさんが相変わらず格好良くてステキだ。
格差がはっきりしている昭和初期、主人公の考え方はとても進歩的。
一軍人との会話がとても印象的だった。
ミステリーと一緒に時代の流れや空気が感じられる本。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
いかにもちゃんと時代考証してそう。ベッキーさんがスーパーウーマンすぎて、ちょっとなぁ。日常の謎系と思いきや、表題作は本格っぽいテイスト。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
資生堂パーラーの「ミートクロケット」が食べてみたくなった。
調べてみたら今も名物料理としてあるみたい。コロッケなのに1500円するけど・・・。
この人の本を読むと、他にも読みたいものがいろいろ増えて楽しい。
ウェブスターの「パッティ」、ディードリッヒの映画「間諜X27」は今度見てみよう。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ベッキーさんシリーズ第2弾。
北村さんの小説はすごく知的。
それもとてもスマートなのです。
品があるわあ。うっとり。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ステンドグラスの天窓から墜落死した思想家。事故か、殺人か。英子の推理が辿りついた切ない真相とは。
昭和初期を舞台にした北村ワールド。表題作のほか「幻の橋」「想夫恋」を収録。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
2009年 直木賞受賞の「鷺と雪」と同シリーズ。
ベッキーさんシリーズは、
円紫さんシリーズに似た、主人公の少女と探偵役の大人との
推理が楽しめる作品。
北村さんの真骨頂とも言える、思いやりや愛情のある、
温かい空気の流れる会話を 堪能できました。
『幻の橋』
祖父の代で仲違いをした家の孫同士が惹かれ合い、両家はなんとか回復するも、
過去の悲しい事件はもう戻らないという小さな痛みも残る。
収録3作品の中では 私は一番好きな部分 ▽
「ご両家の間にも、あなたと東一郎さんとの間にも、橋は掛かるのよ。
でも、海老塚さんとツルさんの間に掛かる橋はないのよ。そのことを考えてあげて」
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
今回明らかになったベッキーさんの過去。
最終的に彼女達が行った行為は、私は決して間違っていないと思う。
前作よりも一層感情移入が出来て、良い作品に出会えたなあと嬉しく思えた。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
街の灯の続編で前作より1年後の昭和8年が舞台。
相変わらず上流社会の昭和初期の雰囲気はよく出てるんですがそれより暗い時代へと向かう重いトーンが印象的。
謎だらけだったベッキーさんの素性があきらかになっていく。
3部作の中では一番作者のメッセージが伝わってきた作品でよかった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
この本でようやくベッキーさんが何者なのかが分かったのですが…
彼女がどういった経緯で主人公の英子の元に来ることになったのか、そういったことに思いが巡ります。
それって、ベッキーさんという女性がちゃんと描かれているからだと思います。
そしてベッキーさんと英子嬢の関係がなんともいいのですよね。
どちらも共に、お互いを思いやり、自分の立場をわきまえている。
その関係に違和感を感じないのも、世界観が確りしているからなのでしょうね。
それとストーリーの大筋にはあまり深くは関係しない出来事にくすりとしたり、にやりとします。
北村氏がこれを入れてきたか! と。
「あしながおじさん」の作者があの作品を愛読していたのでは、という辺りとか。
花村英子が出会った3つの事件。
同級生の淡い恋をつなぐことになった事件。
愛読書から親しくなった学友を探す事件。
そして、ステンドグラスから転落した男の事件。
3つの事件を通して成長する英子嬢とそれを支えるベッキーさん
主従関係だった2人が、気がつけば姉と妹のような関係になり、
そして成長した妹は、姉をかばい、姉を思いやるようになる。
でも、精神的に姉妹のような2人でも、その身分の違いは絶対で…
北村氏は、読者に対し何を考えさせたかったのでしょうかね。
色んなことを思い巡らせる本でした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ベッキーさんシリーズ第2段。
お嬢様は少し大人になって、色恋沙汰のなぞ解きが多くなりました。
内容はあまりにもポピュラーすぎて、考えるのもめんどくさいようななぞ解きですが
少しずつ大人になるお嬢様を見ているのは楽しい。
ベッキーさんの謎が少しずつ解き明かされてきて、第3段につながる様子。
それが一番のなぞ解きのような気がします。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ベッキーさんシリーズの第2弾。
昭和初期の上流階級のお嬢様とその時代には珍しい女性の運転手別宮さん 通称ベッキーさんの周囲で起こる不思議な事件のお話です。
第1弾の「街の灯」よりもお嬢様が大人びて、その分内容も前作よりも落ち着いた雰囲気が漂っています。
いや、お嬢様の成長もあるけど、日本の時代背景も影響しているのでしょうか。
ベッキーさんが誰なのかが、一つの事件をきっかけにわかっていきます。
それに伴い、いつも凛として強い女性というイメージだったベッキーさんにも、悲しい過去があったことがあり、その中で必死に生きているのだな・・・と感じさせられ、私は女性としてさらに惹かれました。
この流れで、どんな風に話が第3弾に繋がっていくのか・・・・とても楽しみです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
お嬢様とベッキ-さんのシリーズ。
直木賞をとった作品の前作となりますね。
「想夫恋」が一番好きです。
北村作品はせつなさを感じられるのが好きです。
言葉にならないもやもやした気持ちにしばらく浸れる感じ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ベッキーさんシリーズ第二弾。
前回夢中になるくらい面白かったので、
期待して読んだけど、
途中少しめんどうになってしまった。
でも、第三弾の「鷺と雪」借りてしまった。笑