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★…4.5くらい。気になりつつも、しかも一度図書館で借りたにも関わらず、何故か読むのが躊躇われて、ずっと放置してたんだけど…なんで今までこの本を読まなかったんだろう、私のバカ!バカ!自分、このお話、大好きみたい。装丁・装画も大変好みだし。是非文庫版も同じ表紙でお願いしたい。
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時代に左右されることのない、しかし一番時代をある意味では反映している秘密の花園【聖マリアナ女学園】。
その学園の中でひっそりと学園の闇の記憶を時には傍観者として、時には当事者として書き記した【クラブ誌】があった・・・。
直木賞受賞作家:桜庭一樹が綴るミステリアスでどこか切ない【少女】たちの物語。
ちなみにくろすけはコレが桜庭作品では1番好きですv
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うわあ〜
桜庭さんワールドばんざいやね。
なんて素敵なんでしょう。
なんて美しいんでしょう。
なんて儚いのでしょう。
不思議でお伽話みたいで、
でも揺るぎない信念のもと
そびえたつ聖マリアナ学園。
合併してからも、
読書クラブが学園の
どこかすみっこで細々と今でも
確実に活動していることを願います。
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山の手のお嬢様学校、聖マリアナ学園。学園で起こった学園史上抹消された数々の珍事件が、名もない女生徒たちによって脈々と記録され続けていた。1969年から2019年まで、読書クラブのメンバーがおこす5つのエピソードが、それぞれ古典小説になぞらえながら展開されていておもしろいです!
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お嬢様学校の抹消された黒歴史と読書クラブ。かわいくえげつない。そして痛い。一人称が僕の女の子って苦手だったけどこれはこれで。装丁も好き。笑う大天使を思い出した。
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耽美な、漫画みたいな話やなあと思って読んでいたら、はまりました。
聖マリアナ学園の読書クラブで、時代を越えて書き連ねられる学園誌。1969年、1960年、1980年代のバブル、2009年という各舞台。時代は確かにつながっている。1969年のアザミが、40年後に学園にやってくるくだりが好きです。自分も40歳としとった感じがして。
ナルチスとゴルトムント、デミアンとシンクレールと、懐かしい名前の登場もあったり。学園小説って、儚い青春が詰まっていて、限られた時間だから、読んでいて、いやな感じはしないですよね。
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桜庭作品、初。
くせがあるのかなぁ と、恐る恐る(?)借りたのですが。
昔なつかし「コバルト文庫」を思い出させる文体で
楽しめました。
他の作品も要チェック。
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鬱っと来ない桜庭一樹な感じです。
女子高っていいね!ってなります。
お嬢様学校のアウトローって言う目の付けどころがまた面白いです。
短編集で時間を追っていますが、最初に出てくるほうが面白いかもしれません。
桜庭一樹は現代を書くより少し前を書いたほうがらしさが増す気がします。
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この年代の少女の考えそうなことを淡々と書き連ね、見据え、突きつけている物語。
「凄いなあ」と思いつつ、若干身に覚えのあることに読んでいて穴があったら入りたい気分にもさせられた。
中ニ病を真面目に、かつ彼女らの視点で書いていると思う。
その当時のこと思い出して「少女」視点で読んでいたら、不意に「大人」視点が入って来て「うわああ」みたいな。
全体としては少女の考えた「耽美」という世界観を酷く高いところから見下ろしているイメージ。
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2009.03.清楚な女子校の聖マリアナ学園にある読書クラブ.100年間続いたクラブのクラブ誌に記載されている正史に残らない学園内で繰り広げられる物語.なかなかいいかな?
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奥の深い物語でした。
一つの学園の、時代時代での出来事を綴った内容で不思議な感じがしましたが、すんなり読めました。
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100年続いたクラブ誌に記載されている、学校の歴史からは抹消された事件たち。
学園のはみ出し者の「読書クラブ」から王子が選ばれるところが面白かったかな。
時代を超えて、の最後もなかなか。
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幼稚舎から大学までの一貫教育である女子高で巻き起こるドタバタ劇を描いた小説。この題材だと、ロサなんちゃらが出てきそうだが、確かにこの学校にも超越的な生徒会は存在する。だが、この本の主人公は常に日が当たり続ける彼女らを描いたのではなく、それとは真逆に位置するであろう廃部寸前の「読書クラブ」に所属する部員なのである。
そのため、某小説とは異なり密約から裏切りなど華やかな女子高では考えられないような手段が目白押しとなる。ただ、いつも正統路線ばかりでは面白くないのも事実。お嬢様のこうした一面もたまには見てみたいと思わせるのは、女性の本当の怖さを知らない馬鹿な一人の男の怖い物見たさなのであろうか
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聖マリアナ学園は、20世紀初頭に設立されたカトリック系のお嬢様学校。きらびやかなこの学園の片隅にある「読書クラブ」には、決して学園の正史には残らない、闇に葬られた事件ばかりを綴ったクラブ誌が存在した。
この本は、そのクラブ誌の体裁をとった連作短編集。
絶対的な権力を持つ生徒会、毎年選び出される「王子」、学園内のスキャンダルをかきたてる新聞部。昔少女漫画で見たような設定に思わず微笑んでしまう。
残念なのは「安保闘争」や「バブル」などの現実の出来事が作中に持ち込まれたことだ。年代は明確にしても、こういった実際の出来事に触れない方がより神秘的で面白かったと思う。
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未完成な女学生たちの女の園。
読書クラブというから、文芸部のような部活をイメージしていたのだけれど、そんなたいそうなものではなかった。
ボロボロの部室に集まり、本を読みながら密かに読書クラブの歴史を綴る。
いろいろな事件と女の子達の心情、超お嬢様学校の豪華で美しい世界観が良かった。