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遠い昔の思い出や、幼い頃に聞いたお伽噺、切ない恋の記憶…。夢のかけらのような32篇の小さな物語を、ファンタジックなイラストで彩った、宝石箱のような絵本。ミステリーの書き手としても注目される著者の原点である、詩人、童話作家としての素顔の垣間見える作品集。
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恋の話切ない話御伽話……「天馬の涙」はイオニアの風を書く前に書かれたものでしょうか。この話が一番好きかもしれない
そして鯰江さんの絵がすごく美しい…!こんな温かくて綺麗な絵が描けるようになりたいなぁ
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再読。美しい挿絵のメルヘンが読みたくなって。
2年くらい前に読んだけど内容はほとんど覚えていなかった。ひと時の安らぎを与えてくれたことに感謝。
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とても綺麗な珠玉のお話たち。
後書きに
「外の世界にどれほど嵐が吹き荒れていようとも、ここには静かな世界がある」、そう実感させてくださる方々に感謝すると共に、私も一生かけてそういうものを書いていきたいと、強く強く願いました。
と書かれていますが、その願いはかなっているんだなと思えるほど、素敵なメルヘンの世界でした。
夢のように美しく、時にすっと背筋が寒くなるようなこともあり。
挿絵もとても綺麗で、世界観に合っていました。
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ミステリ作家さんによる、ちょっと不思議な掌編集。
ほんのり温かい気持ちにさせられたり、ほろりとさせられたり。悲しい話もありますが、筆致はどこまでも優しく、満ち足りた思いを読者に与えてくれます。挿絵とのコラボレーションも素晴らしいものがありますね。
気の向いた時に手にとって、ぱらりぱらりと再読してみたい1冊。お気に入りは「ぬらりひょんのひみつ」「鏡の中の旅立ち」「トライアングル」。
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この方の本を初めて読んで、あっという間にファンになり、同じ街に住むことを知り、さあこれからどんどん読んで楽しもう、と思った矢先に訃報。
今までにない喪失感を味わっていたところに、この本を手に取ってしまった。この先新しい作品を読めないことは残念だけど、この儚く美しい物語をこれからも読んでいきたい。
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鱒江さんの挿絵がページを彩る大人向けの絵本。グラデーションの描き方がとても美しい。ページ数は少ないものの粒揃いの短編集で読み応えあり、まさに宝石箱のような一冊。
とことんファンタジーというお話よりも、現実世界にメルヘンな世界観がちょっぴり融合するようなお話が多かった。
人間の男性に恋をする樹を書く“赤い花白い花”が好き。
『大岡裁き』や『三枚のお札』など子供の頃に読んだお話の視点を変えて書かれた異聞シリーズが4話程ありどれも面白い。