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模倣犯の続編です。
主人公の前畑滋子が、模倣犯での連続誘拐事件での心の傷を抱えながら、真実を追っていく物語。
真実を知ることは、必ずしもいいことではないと思えた。
しかし、一方で知りたいという気持ちがあることも事実。
そういうしがらみの中で世界は回ってるんだなぁって。
ちなみに、塚田真一くんは出ませんでした。
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とうぜん、『下巻』と併せて必読すべし。
そして映画『模倣犯』のことは記憶から消去すべし。
純粋に、小説『模倣犯』の後年の物語であるので。
で、本作品と前作『模倣犯』では、スケールで言ったら『模倣犯』のほうが大きいが、救われるのは本作品である。
たぶんそれは、宮部さんが、今回主役に据えた前原滋子を救ってやらにゃあアカン、とどこかで感じてたから、のような気がする。
同時に、宮部さんご自身も『模倣犯』に捕らわれていた部分があって、それから脱却したかったんじゃないかなぁ、と勝手に感じた。
相変わらず、タイトルの意味が、作品最後にならないと判明しないという、さすがのストーリーテラーぶり。
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「模倣犯」事件に巻き込まれたフリーライター前畑滋子が再びとある依頼を受けて、調査を開始。その先にあるものは・・・。
主人公と共に読者にもルビコン川を渡らせ、納得させ、さらっと物語を進めていく筆力はさすがです。
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これは一応『模倣犯』の続編なんですけど、シリーズじゃなくて完全に続編。『模倣犯』を読んでないと、ちょっと辛いかもしれない・・。主人公は過去の事件を引き摺っててずっと悶々としてるし、新たな事件にも過去の事件の陰がチラつくし、過去とは切り離せない。うちみ『模倣犯』は読んでたけど、読んだのはかなり前の話やし、けっこう細かいところ忘れてたから、読み始めもどかしさを感じた。できれば、過去の事件とは完全に独立してほしかったな・・。・・という不満はあるものの、やっぱり宮部さんは凄いですねー。上下巻一気読み!!面白い!
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『模倣犯』の続きではなく、あの「前畑滋子」が出てくる話。
9年って長いような短いような、ですね。(★1つおまけ)
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模倣犯の続編というかシリーズと言うか。探偵役が同じ人です。親子もの弱いんだってば!やりきれないなあ。
「物語には必ず救いを」というのは社会科教師の決め台詞のひとつだったけれども、それを体現したような話であった。
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宮部作品はファンタジー、時代小説、ミステリーとジャンル豊富だけど、
どうしてもミステリー以外は読む気になれない。
「ブレイブストーリー」で一気に萎えた。
ファンタジー×歴史小説×ミステリーの「蒲生邸事件」は楽しく読めましたけどね。
そういう意味ではこちらもミックス作品、ファンタジー(オカルト)×ミステリーかな?
「模倣犯」の前畑滋子登場だし、OK作品に違いないと読み始めました。
(宮部作品はいつも賭けなのです。)
上巻は???でいっぱいです。
何がしたいの、前畑滋子。
死んだ息子が描き残した絵が、本人と関係のないところで起きた殺人事件を暗示するものだった。
なぜ息子はこんな絵を描いたのでしょう。
そんな漠然とした依頼を受けて立ち上がる前畑滋子。
犯人もはっきりわかっていて、しかも時効になってしまっている事件を掘り下げて
一体どうするんでしょう?????
そして下巻。
話が動き出したとたん、一気におもしろくなります。
なるほどなるほど・・・・事件の裏にまた事件ね。
最期までオカルトに裏打ちされた展開だったのは気に入らないけど、
ま、それも宮部作品にはアリでしょう。
今回OK作品でした。
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あの「模倣犯」の事件に関わったライター前畑滋子のその後。痛手を抱えて9年間たち、ライターの仕事をぼつぼつ再開。
事故でなくなった幼い息子の絵を見て欲しいという女性の訪問を受ける。サイコメトラーというのか、殺人事件が発覚した家の絵を書いていたというのだ。
半信半疑で話を聞くうちに、仕事抜きで過去の事件の真相を洗い出すことに…
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「模倣犯」事件から9年が経った。事件のショックから立ち直れずにいるフリーライター・前畑滋子のもとに、萩谷敏子という女性が現れる。12歳で死んだ息子に関する、不思議な依頼だった。少年は16年前に殺された少女の遺体が発見される前に、それを絵に描いていたという…
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読み応えのある本でした。
これから何が起こるんだろう…とひきこまれていく上巻。
どんなに夜中でも下巻に手を伸ばしてしまいたくなる。
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この本も、図書館予約半年以上も待った本です(笑)
物語が進むにつれて、問題点が少しずつずれていく。
途中、何を調べたいのか?
何を明らかにしたいのか?
先が早く読みたくて1日で読破(笑)
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等の遺した不思議な絵の秘密を解く滋子。
その過程が丁寧に追ってある上巻。
調査をしていく人々の生活背景が読み取れる。特に等の学校関係者に絡む部分では、思うことがたくさんあった。
まだ甘い弁護士の甥や、滋子と昭二夫婦の会話にくつろぐ。
等の遺した不思議な絵の秘密を解く滋子。
その過程が丁寧に追ってある上巻。
調査をしていく人々の生活背景が読み取れる。特に等の学校関係者に絡む部分では、思うことがたくさんあった。
まだ甘い弁護士の甥や、滋子と昭二夫婦の会話にくつろぐ。
作成日時 2007年09月09日 05:43
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『模倣犯』事件から9年。フリーライター、前畑滋子の元に萩谷敏子という女性から息子(等)の絵を見てくれ、という依頼が舞い込む。果たして等は人の記憶を描くサイコメトラーなのか?下巻はどのような結末になるのか気になって仕方がない!期待を裏切らないといいけど…。08.5.15読了
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模倣犯があるとしらず
読んでしまったー。
でもおもしろかった。
模倣犯のときの恐怖が伝わってきた。
これもすごい寒気したなー。
あの絵が・・・。
上と下の境が一番寒気したかも。
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上巻は萩谷等の能力の説明で終わったって感じだった。
宮部ワールドの本領は下巻からだった。
一気に読んでしまった。