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知らない作家で面白い作品を見つけたくて購入。いつもなら短時間で読めてしまうのだが、この本はけっこう時間がかかった。それはもちろん面白いのだが、作品がたくさん詰まっていて読みやすいのから難しいのからいろいろあったから。なかでも印象的だったのがなんと夏目漱石の「夢十夜」。乃南アサが推薦した一作なんだけど、いやーなんとも深くでぞっとする。面白かったのは、宮部みゆきはもちろんだけど、読んだことがなかった、佐野洋の「お試しください」かな。というか、短編だから読みやすいし、みんなある程度面白い。2も読みたい。
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あそこは煮込みが有名だし、イトちゃんは知らないだろうけど、あそこさ、行列お断りなんだよ(「かくし味」)
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人気作家たちの「最も好きな自分の作品」と「最も好きな他人の作品」を収録したシリーズ。
その第一弾は、阿刀田高・佐野洋・柴田よしき・志水辰夫・乃南アサ・宮部みゆき
本を選ぶときはだいたい自分の好きな作家に偏ってしまうので、たまにこういういろんな作家の短編集を読むのはいいかもしれない。
阿刀田高・佐野洋は自分の作品も他人の作品も選んだものは星新一風ブラックユーモア。
柴田よしきは叙情的。彼女が選んだ荒巻義雄の「版画画廊の殺人」は文学的すぎてわけがわからない。
志水辰夫は人情的。彼が選んだ菊池寛「入れ札」も義理人情の世界。結構私は好きかも。
乃南アサはちょっぴりホラー。彼女の選んだ夏目漱石「夢十夜」は読みづらくパス!
宮部みゆきもオカルトです。彼女の好きな世界ね。
一冊でいろんな味が楽しめる。かなりお得感のあるシリーズです。
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k_87: 阿刀田高、佐野洋、柴田よしき、志水辰夫、乃南アサ、宮部みゆき著
第一線で活躍するミステリー作家たちは、どんな作品に刺激を受けてきたのか。最も好きな他人の作品」と「最も好きな自分の作品」、そして書き下ろしエッセイも収録した、贅沢極まりないアンソロジーの第1巻 (全6巻順次刊行)。
読書数が少ないのに好きな作家さんのばかりを読んでしまうので、新たな出会いを求めて、それと、作家さん達がどの作品を選ぶのかも興味があって。どの作品もそれぞれおもしろいとは思うのですが、やはり好みがあるので、作品によって読むスピードがかなり変わるのが自分でもよくわかります。今回の中では柴田さんの作品が好きです。
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いろんな作家の、別作家オススメ作品と、自分のオススメ作品を紹介するもの。企画としては面白いと思うんだけど、何故それを選んだのか的な話が簡単すぎて、あまり面白くない。
他の作家オススメも、これはミステリーなのか?というような話もあり、あまり共感できない。
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色んな人の作品を読んでみたいと思って手にした本。
大学生の頃この本を読んでミステリーの世界の魅力にはまってしまった。そんなきっかけをくれたこの本を、近いうちに読み返したいと思っています。
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まあ豪華。
人気作家が「もっとも好きな他人の作品」と「もっとも好きな自分の作品」を一つずつチョイス&解説。
ごちゃごちゃしそうな割に、すごくまとまりがいいアンソロ。
作家さんの色が同系だからか。
佐野洋せんせいの「お試しください」→「葬式紳士」の並び、すっごくすてきね。
話自体が好きなのは、菊池寛「入れ札」、乃南アサ「かくし味」。
阿刀田高「運のいい男」もよいなー。
次巻ははーどぼいるどっぽい。
3巻は高村薫せんせだった。
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ミステリー作家の作品が一度に楽しめてお得。
好きだったのは、
●柴田よしき「聖夜の憂鬱」
●乃南アサ「かくし味」
●今邑彩「双頭の影」
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2012年5月26日読了。国産ミステリーの名手6人による、「最も好きな自分の作品」「最も好きな他人の作品」と短いエッセイを収録した本。ただ各作家とも「最も好きな」というより、書いた時期に思い出があったり自身のターニングポイントになったり、自分の各作品と何かしら響く要素のある作品だったり・・・を選んでいる気もする。(それはそれで面白いのだが)ミステリの書き手たちの嗜好や、どういった要素に感度高く反応するのか?ということが伺え、興味深い企画本だ。収録短編の中では、志水辰夫の紹介による菊池寛の「入れ札」が出色。さすが大衆文芸を極めた作家だ、と思わせる。
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全てが短編なので気軽に読めます。 この一冊で計12人の作家の短編が読めるので、お得感満載。まだ読んだことのない作家の作品に触れ、新たな読書欲にかられたことは言うまでもありません。
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既読か?と思うほど知った話が多かったが、上質なミステリーなのは紛れもない事実
6名の作家さんによる、自薦作品と自作のペア短編集。つまり12話だな。意味がわからんのもあったけど、短編だからラストのどんでん返しがピタリと決まる作品がほとんどでとてもスカッとする。良かった。このシリーズ全部読みたいな。
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読みやすくておもしろくてスルスル読んでしまった。ミステリーというよりホラーのようなダークな話も多かったな。