サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

「e-hon」キャンペーン 本の購入でe-honポイントが4%もらえる ~7/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

夜叉桜 みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー56件

みんなの評価3.8

評価内訳

  • 星 5 (9件)
  • 星 4 (24件)
  • 星 3 (17件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (1件)
55 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

なんていうか、こういう暴力的な武士って嫌いなんです。読んでいて不快感ばかり募って。もっとさわやかな武士がいてもいいのにねえ、これじゃあ戦前の軍人か憲兵みたいじゃありませんか

2008/12/19 20:18

5人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

記憶があいまいなまま、読み始めたせいか、いつまでたっても「読んだ」気がしてなりません。でも、こういう展開に覚えはない。ただ、主人公というか、脇役というか、北定町廻り同心、木暮信次郎の不快としかいえないヤクザな言動にだけは、もしかして?なんて思いながら読了。ともかく信次郎に対するムカツキだけは変わらず。

で、自分の書評メモを検索してみたんですが、最初はスルー。何も引っかかりません。とりあえず書評を書き始めるためにWebで、出版社のHPを訪問。そこにはこの本に関して

「生きるという、ただそれだけのことが何故にこうも不自由なのかと、思うことがございます」

江戸の町で、女郎が次々と殺されていく。誰が、何のために?
切れ者ゆえに世にいらだつ若き同心・信次郎は、被害者の一人が挿していた簪(かんざし)が、元暗殺者の小間物問屋主人・清之介の店『遠野屋』で売られていたことを知る。
因縁ある二人が交差したとき、市井の人々が各々隠し抱えていた過去が徐々に明かされていく。
生き抜く哀しさを、人は歓びに変えることが出来るのか?

『弥勒の月』から一年半。
深まる謎。生きる狂おしさと生きる者への慈しみ。胸を裂く物語。

とあります。そこで『弥勒の月』で自分のメモを探してみると、今回は引っかかりました。読んだのは『弥勒の月』だったんですね。でも、それほどに似ている。要するに、『夜叉桜』は続編で、しかも完結していません。ヤクザな同心という造形に自信をもったあさのは、このままずるずるとシリーズ化をする気配です。

ということで、あくまでそういう連作の中の一編として紹介すれば、この話はHPの案内にある連続女郎殺人事件に、小間物問屋『遠野屋』の主人・清之介がどう絡むのか、ほとんど見込み捜査としかいいようのない、戦前の特高並みの暴力的な高圧的な姿勢で自分の気に入らない男に因縁をつける信次郎がいつ殺されるのかを楽しみに読むお話です。

ちなみに、このヤクザ・信次郎は今回も殺されません。いつか、無残に殺されて欲しいものですが、殺されるのは幼馴染・信三に出会って心ときめかせる女郎のおいとです。信三は小間物問屋『遠野屋』で手代をしています。ま、文句をつけるわけじゃありませんが、清之介、信三、信次郎、もうちっと変化をつけた名前はないのか、なんて思います。

これ以上登場人物紹介をしないのは、そこにこのお話のポイントがあるからで、結構、ミステリとして上手い落とし方をしています。そうきたか、と思わせる。ただし、せっかくの技も木暮信次郎の悪辣ぶりに、ほとんど目立ちません。もったいないなあ、と思います。シリーズでなく、全く別の主人公を据えたらもっと評判になったんじゃないでしょうか。

そういう意味では、前作同様、主人を見守る岡引の伊佐治が効いています。本所尾上町で小料理屋をやっている伊佐治は20歳の時、信次郎の父、木暮右衛門から手札を貰い、それから二十年以上を尾上町の親分として活躍しています。今回は、その息子も登場するので、シリーズ化の駄目押しみたいなものです。

シリーズ化が決まっているので、注文ですが、もう少し北町奉行内部のことを書いてもらえないでしょうか。官僚機構について薀蓄を傾ける必要はありませんが、木暮の動きがどうも公務という印象が薄い。

最後に構成ですが、前作と同じ八章+終章で、タイトルは以下のとおり。


第一章 刃
第二章 陰
第三章 定
第四章 男
第五章 緑
第六章 命
第七章 女
第八章 秘
終 章 真

カバー写真にリーブラ+DAJを使った多田和博の装幀は、なんていうか演歌の世界。ここまでやられたら好きも嫌いもないじゃない、なんて思います。最後に初出関連ですが、奥付には


「小説宝石」2006年10月~07年6月号掲載作品を加筆修正したものです。

とあります。てにをはが変だぞ・・・

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2007/09/24 21:51

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/10/02 21:23

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/10/31 17:42

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/11/06 09:54

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/11/18 22:05

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/11/30 15:16

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/01/20 17:16

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/01/27 08:59

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/02/25 13:02

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/05/11 01:52

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/05/29 11:32

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/06/09 23:27

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/06/30 03:40

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/08/20 22:24

投稿元:ブクログ

レビューを見る

55 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。