紙の本
あさのあつこの時代小説
2015/03/01 12:33
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投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
弥勒の月では登場人物がしっくりいっていなかったが、
ようやく信次郎、遠野屋、伊佐治が落ち着いてきた印象。
読むこちらが慣れてきた事もあるのでしょうが、
魅力的に描かれている。
遠野屋の近くには事件が起きる。
遠野屋の過去が死を呼ぶのか。
信次郎の容赦ない口撃。
何故そこまで信次郎は遠野屋に拘るのか。
時代小説ミステリー。
殺しの謎解きと遠野屋が生き様が交差する展開に一気に読める。
この後のシリーズも楽しみ。
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『弥勒の月』に続く話。明らかに前作の設定を踏まえているので、いきなりこちらを読むのはおすすめしません。遠野屋と同心、その手下の岡っ引と、若干の関係性が変化してくるのが読みどころかと。物語の緊張感という点では、前作の方が上だとは思いますが、一冊で見たときの着地点としてはこちらの方がきれいかな。私がこの人の本を手にとるのは、硬質な文章が好きだから。もはや日常ではまずお目にかかることのない、硝子のように硬い響きをもつ言葉の数々。これのためだけにでも、私はこのシリーズを買い続けると思います。この物語はまだ続くようなので、次回作も楽しみです。
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・『弥勒の月』続編にあたる。前作をほとんど忘れてしまっているがなんですが、面白かったです。緊張感がすごい。・木暮の旦那は相変わらずですね(笑)主役なのになんてあくの強い…今ひとつ嫌いになれないところが、特徴なんでしょうか。遠野屋さんの兄のこととか、気になるのですが。また続編が出てくれるでしょうか。
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小暮の旦那の捻くれたキャラがいい。
遠野屋が実兄に頼まれたことは結局どうなったんだろう? 次作に続くということなのだろうか??
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話の流れ自体は面白かった。少しずつほぐれていく感じ。
しかし、人間の闇とか、おもしろさとか、生きることについてとか、主要人物にそれぞれ言わせ、尚且つ何度も言わせているのでくどく感じた。
あと、人物についても「この人物はすごい」と幾度も書いてあるし、そのすごいと言われた人物の内面も書かれているのだけどそれも案外普通の人なので、あんまりインパクトを感じなかった。
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2007.11.13。弥勒の続編です。遠野屋の兄が変わっちゃってて悲しかった。遠野屋には幸せになってほしい。しかし、このシリーズはどうも人の死に方が好きじゃありません。先が予想できちゃうとことか、文章の呼吸が私とうまく合わない。続きそうな雰囲気がありますが、読むか微妙。
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この方の小説といえば、「バッテリー」なんでしょうなぁ。…読んでません、まだw
何冊もある小説は読みきれるか不安になってしまうのでなかなか手に取らないです。
そのイメージが強すぎて、すっかり児童小説作家だと思っていました(苦笑)
私が苦手な時代物。ちょっと抵抗があったものの評判も上々でしたし
先日読んだ「吉原手引草」の自信を思い込みで倍増させて読み始めました。
とにかく、勉学ではない意味で「頭のよい」、でも立場の違う3人の絡むいわば推理物。
おぉ、苦手要素がもう一個増えている・・・と警戒したのもつかの間
描写のおもしろさに手伝ってもらってけっこうすばやくいっき読みしました。
この小説のキーワードは「機微」なんでしょう。いいですねー、こういうの。
人を書いているってかんじがびしびし伝わってきます。おもしろかったです。
そうかー。最近のミステリー系は文明の利器が絡んだりしててめんどくさいけど
それこそ江戸の町の事件を岡っ引きが解決するタイプなら読めるのかもしれないな。
我ながらちょっとした発見でした。
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弥勒の月の続巻。
何かと繋がってくる1人+2人。
内容的にはそれほど哲学などと違い難しくはないので事件の真相が気になりさきへさきへと読み込んでしまった。
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シリーズの続編だということを途中で気づきました。しかし、それでも十分面白かった。主要な登場人物(信次郎・清之介・伊佐治)それぞれの生き方、視点がしっかり描かれています。
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「弥勒の月」の続編のようです。
弥勒と夜叉は正反対の存在です。
こちらの作品の方が怖かったです。
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人は何かを背負って生きている。
それでも人は生きている。
過去を背負いつつ自分を変えた者、
過去に飲まれて夜叉になる者。
また、その人間模様を楽しむ者もいる。
私は何を背負って生きているのか。
これから何を背負うことになるのか。
私は何になるのか。何を求めて、何のために生きて行くのか。
そんなことを考えさせてくれる小説でした。
「弱えほうが、ようござんすよ」
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信次郎と清之介の関係性にどきどきしました。お互いにすごくこだわっていて、意識して執着し合ってる感じがもう…!正直に云うと腐的に萌えます、はい(爆)…でも純粋に見ても、非常に興味深い。お互いについてどう感じるのかなぁ、と思うのです。
これを読む際、前作の「弥勒の月」も再読したんですが、なんだか前読んだ時よりかなり面白く感じました!なんでだろ…バイオリズムの問題かなぁ(笑)
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あさのあつこの本を読むのは、初めて。バッテリイを読みたいと思ったがまだ読んでない。時代劇は、苦手だが表紙の絵が、目をひいて手にした。小暮信次郎、伊佐治、東野家の魅力が面白く、第2段に続くのかな?
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へぇ!あさのあつこが時代物?!って思ってこの5月に買って来た。
けどさぁ…、なんか変。
会話がなんだか時代考証がメチャクチャな気がしてしかたない。
しっくり来ない。
どうして池波正太郎並にとは言わないけれど、じゃぁ、どうして宮部みゆきの時代物には物語にすんなり入っていけるんだろうなぁ。
話し口調が気になるので、そこがポイントなんじゃぁないだろうか。
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異質なものには昔から敏感だった。人でも声でも風景でも、周りとずれるもの、同調しないものに否応なく反応してしまう。
弥勒の月の続編、遠野屋の話。
恐い話じゃないのに、ぞくりとするのが何故か妙に心地よい。時代物ではあるけど、あさのさんらしさが其処此処にある。