サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

「e-hon」キャンペーン 本の購入でe-honポイントが4%もらえる ~7/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

小説家になる方法 本気で考える人のための創作活動のススメ みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー10件

みんなの評価3.7

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (5件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
10 件中 1 件~ 10 件を表示

紙の本

定年になったから小説でも書こう、っていう発想はやめて、定年後の楽しみの一つとして文章を書く、そのくらいのスタンスでいれば自費出版専門業者にだまされることもないと思います。さすが清水、安易な出版の勧めはしていません

2008/03/24 20:24

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

なぜか安っぽい、という印象の装幀です。特に背のデザイン、これは最低の部類でしょ。よく、この手のビジネス書を見ますが、知恵がありません。棚に並んだ時見える部分に情報を詰め込もうとする、結果として文字だらけ。サブタイトルを省くだけでどんなにすっきりすることか。だって、カバーの正面は、それなりにいいんですよ。そんなカバーデザインは、森裕昌。

書き下ろし作品で、ターゲットというのはおかしいけれど想定される読者は、定年を迎えた団塊の世代です。仕事から離れて、一つ小説でも書いてみようか、と思っている人はかなりいます。つい先日も、自費出版大手の会社が潰れたようですが、それほどに需要は多い。ただし、ビジネスになるのは出版社サイドだけであって、書き手にお金が入るということは殆ど稀なようです。

清水もそこらの認識ははっきりしていて、職業的な小説家になることについては、その難しさを繰り返し書いています。そういう意味ではむしろ「小説家になる方法」ではなくて「文筆を楽しむ方法 僕はいかにして小説家となったか」のほうが内容にあっているでしょう。プロへの道は厳しいんです。

清水は今までにも何冊か文章読本を書いています。『はじめてわかる国語』『大人のための文章教室』『わが子に教える作文教室』『スラスラ書ける!ビジネス文書』、他にもあるかもしれませんが私が読んだのは、今回の本を入れて五冊。確かに、小説について書いたのは初めてかもしれませんが、半村良との関係や、ともかく一篇、100頁以上のものを書き上げる、というのは今あげた本にも出ています。

ただし、半村先生との師弟関係がここまで書かれたのは初めてかも知れません。文壇が確固としていた時代への、ある意味オマージュのような部分もあります。でも感心するのは、清水の粘り強さです。認められなくても、せっせと小説を書く。中途半端に書き散らしたのではなく、きちっと書き上げる。しかも、それを何年にも渡って。

この本で清水があげているソノラマ文庫の作品、もう紙が変色していますが我が家に五冊くらいあります。読んだ記憶も、うっすらあります。でも宇宙の暗黒物を書いていた作家が、パスティーシュという予想外の手法で登場したときは、なにより「SFじゃないの?」と驚いたものです。その方向転換も鮮やかでしたが、その後もベストセラーこそないものの、毎年確実に作品を書きつづける、やっぱり偉いです。

正直、60歳を過ぎた団塊の世代に、これだけの粘りがあるか、疑問ではあります。でも、サラリーマンを30年以上やってきたら、文章だって書きなれているはず、というのは正しいでしょう。でも、小説を読んでいる人がどれだけいるか。読むのはスポーツ新聞と日経、そしてビジネス書という老人では、「作者は読者のなれの果て」という条件を満たさないことだけは確かです。

ま、あまり聞いたことの無い出版社からの自費出版の勧めには乗らずに、PCで出力した原稿を自分で製本したり、有名ではなくとも自分の趣味とあった投稿サイトを見つけて参加したり、手頃な文学賞に応募してみる、そうして文章を書くこと自体を楽しむのがベスト、とは当然の結論です。

以下は目次のコピペ

はじめに
第一部 いかにして私は小説家になったのか
 第一章 読者であることから始まる
  ■作者は読者のなれの果て
  ■小説をろくに読んだこともない人は、この先読まなくていい
  ■どんなバカな理由でも、小説を読むことはためになる など
 第二章 そして自然に書き始める
  ■すべての学習は「模倣」から始まる
  ■他人に読まれたいという願望が大切
  ■教師にはならないと自分に言い聞かせた「理由」 など
 第三章 うまく書くためのトレーニング
  ■ワープロでも横組みでも、自分の好きなやり方で
  ■たくさん書くこと、最後まで書きあげること
  ■「新人賞」への応募をお勧めする など
 第四章 修業時代はまだ続く
  ■とりあえずの上京と、半村良先生
  ■望みを持ち続けられる人が、なれる人
  ■落選続きの新人賞と「カスリの清水くん」 など
 第五章 ついに自分の書きたいものを見つける
  ■書きたい小説がわからない
  ■書きながら、自分でゲラゲラ笑う
  ■書きたいことを見極めるには、まず自分を知れ など
第二部 小説のノウハウについての私見
 A・書くための方策
  1 人生体験について
  2 取材と資料について
  3 アイデアについて
  4 キャラクターについて
  5 記述について
  6 リアリティーについて
  7 書き出しについて
  8 クライマックスについて
  9 終わり方について
  10 描写について
 B・小説家になる具体策
  1 新人賞に応募する
  2 同人雑誌に参加する
  3 原稿を送りつける
  4 力ある人の紹介を受ける
  5 自費出版する
  6 作家の弟子になる
  7 ブログ、携帯サイトに発表する
 C・小説家の日々の暮らし
  1 生活時間
  2 その他の雑務
  3 一冊の本が出来るまで
  4 趣味、お楽しみのこと
おわりに

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2009/02/10 08:48

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/05/17 21:14

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2018/04/28 20:30

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2018/07/10 15:34

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2018/11/04 11:21

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/01/20 11:05

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2020/07/04 12:54

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2020/08/28 10:55

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2021/01/24 20:32

投稿元:ブクログ

レビューを見る

10 件中 1 件~ 10 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。