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バブルピークの頃に、何十倍何百倍もの倍率を乗り越えて産業中央銀行に入社した半沢たち。夢を抱いて入行したのに、バブルは崩壊し、銀行も倒産する時代に。そんな境遇のなか、5億円の負債を支店長の裏工作によって半沢だけの責任にされてしまい...と、いうお話です。
めちゃめちゃ久しぶりの更新です!
池井戸潤さんは、この間の直木賞の候補作品になってた『空飛ぶタイヤ』ではじめて読んで、面白かったから、読み漁ろうと思っているところですw
まだ2冊しか読んでいませんが、計算されたお話を書かれる作家さんだなぁと言う印象。読んだ後に、なぞが全て解けてすっきり!!みたいな感じ。すごく面白いです。★も4つか5つか、迷いましたw
お話は、正義は勝つ!というところでしょうか。っていうか、不条理すぎるんだよ、支店長が!だんだんと分かってくる事実を軸に、進んでいきます。複雑に絡んでいる人間関係。頼りになる同期同窓。人間関係って大事なんだなぁと、つくづく感じました。
さっき、正義と書きましたが、お話の最後に半沢の取った行動は100%正義ではないと思います。社会で生きていくためには、必要となる力なんでしょうけど。あの結末で、半沢が手に入れた力が、間違った方向に使われることがないよう、祈りたい気持ちです 笑
池井戸さんは、銀行に勤めていた方だそうで、内部の仕組みについても詳しく書いてあって、分かりやすく面白かった。実際の銀行の内部が、どんな感じなのか、どこまでがこの本とリンクしてるのかは分からないけど、思ったことがひとつ。
社会って怖いなぁ。。。笑
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【my room】バブル期に銀行に入行した銀行マンのお話。金融に疎い私なので、用語がわからないところが沢山あるのは仕方ない。おまけに筆者は元銀行マンなのでリアリティがある。だからそこは読み飛ばしてしまえば気にならないかな。読んでいるとどんどん銀行というところを嫌いになって来たけど、でもやっぱり銀行マンも人間なんだな、って思わされた。誰もが自分が可愛いし、自分の保身のためだったら何でもしてしまうということもあるかもしれない。その意味で極めて人間がよく表されていた作品なのかな、と思う。一度は四面楚歌になった主人公が着々と仕返しの準備をして行く姿もなんだか社会人頑張れそう、という気にさせてくれる。
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主人公の半沢は、1988年に社会人となった。
時代はバブルに向けてまっしぐらの時期。大手の銀行ならまず安心だった・・
しかし、それはこの小説の「序章」まで。
第一章では時代は平成となり、半沢は支店の融資課長ではあるものの、取引先の粉飾決算にもがきあがいている。
そしてそれは支店長の策略であり、事実を知った半沢は逆に支店長を追い詰めていく。
そんな歪んだ銀行という場所・・・
実はオレは、半沢が就職する3年前の1985年に社会人となった。
確かに時代は売り手市場。企業訪問が実質可能となる会社訪問の解禁日には、内定をもらった会社に拘束された。
それも、とあるホテルに泊まり、宴会場で飲めや歌えや・・そんな時代だった。
作者の池井戸潤氏は、ほぼ同年代ゆえ、こういう小説にはリアリティがある。
携帯もパソコンもなかったあの頃・・今となってはどうやって仕事をしていたのか・・?
何も思い出せないんだよなあ・・。
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取引先の計画倒産に巻き込まれた融資課長の債権回収を巡るお話。
悪いことしたらダメですよ。お金って怖いね。
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最初、バブル期の銀行の就職活動から始まるけどその先は全然違う方向へ。
ラストはイマイチだけど銀行のドロドロした感じと痛快な主人公がなかなか良い。
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主人公の反攻が小気味良くて、最後は気分爽快でした。
まだ続編は見てませんが、ぜひ読みたいと思います。
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取引先の社長や理不尽な上司に対する復讐劇。人としての情というのも一つのテーマだけれど、主人公・半沢の毒づきやシャープな性格に好みがわかれそう。私個人としては結末に溜飲が下がり、結構好きな部類。池井戸さんの作品はこれが初だけれど、銀行という組織を舞台にしていることもあってとても面白かった。
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主人公の半沢直樹はバブル時代に大量採用された銀行マン。世間は彼らを能力ではなく、時代が入社させてくれたラッキーな世代だと考える。損な世代だ。しかし、彼らだって、一人前に仕事をこなしてきたというプライドがある。運だけで入社できたなどと言わせたくない。
そんな半沢に降りかかった5億円の不良債権。支店長たちはその全責任を半沢に押しつけようとする。しかし、半沢には多くのバブル入行社である同期の仲間がいる。仲間の力と自らの行動力で、半沢は銀行と債権者へ反撃を試みる。
主人公は一歩間違えるとチンピラ銀行員だ。しかし、半沢を押さえつけようとする者たちは彼以上のチンピラぶり。目には目を、そして情報を武器に抵抗する半沢の行動は痛快。
そして、これほどの行動力を持つ半沢がなぜ銀行マンに固執するのか。その謎の解明が著者からの全銀行マンへのエールになっているのが、心憎い。
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合併した銀行の派閥抗争、出向した銀行マンの悲哀金融庁の監査なども絡んで銀行や企業の裏を暴いていく銀行マンを描いた小説。さくさく読めました(笑)
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池井戸は同い年。銀行の絶頂期に就職を経験している同世代でなんとなく親近感。エンタテインメントとしては面白かった。
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これは本屋さんのポップに惹かれて購入。
コレ、ほんと面白かった。
銀行内部のことなんかが書かれた小説なんかなーって思ったけど。
もちろんそれも書かれてるけど、人間のプライドとか見栄とか、あとは復讐劇がホント上手く書かれてて読むのをやめれんかった。
最後はスッキリ「やったー!」って、なんか自分まで達成感を得られるようなそんな本。
途中は復讐されてる上司側の(うーん、復讐って言葉はおかしいかなー。主人公においつめられてく不正をした上司)不安とかドキドキ感がこっちにまで伝わってくる感じで、でもそれを感じていても主人公に対して「もっとやれー!」って思ってしまうような。
「痛快」って言葉がピッタリの本でした。
いやーもう1回読もっかなー。
ホント面白かったデス。
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もちろん多くの誇張があるとは思うけど、男社会の中でのいじめ、嫉妬、嫌みの数々。これって銀行の中だけ?その後のポストで収入が違ったり、一生が決まるから、女社会よりも悪質だと感じたのはわたしだけかな。日々仕事に疲れている方々には、まさに「痛快」と感じることができる小説。
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★再読
購入した日 :2010/08/16
開始した日 :2010/08/16
読了した日 :2010/08/16
これまた
再度購入。
臨店シーンが印象的だったけど、
何度読んでも面白い。
各章のタイトルも秀逸。
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銅さん所有
→10/10/16 鈴木陽さんレンタル →11/04/24返却(浦野預り)
→11/09/23 返却(本の会以外の場にて)
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2010.11.26 (111) 面白かったか?Yes. 痛快だったか? Yes. でもなんかあんまり愛着を感じない小説であった。