紙の本
まさに橘ワールド
2018/09/07 16:12
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作家さんは、独特の世界観があり、この作品も、まさにそれにハマってますね。
単純に言えば、互いに誤解し合っただけで、両思いの二人がすれ違う、というストーリーなだけなのですが、橘さんの文体が、単純なストーリーを特別な世界に引き込んでくれます。
紙の本
コンテンポラリーダンス
2018/05/31 19:24
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
橘さんらしい淡々とした文章の中で、受けのダンスへの熱情と攻めのコンテンポラリーダンスの荒々しさがほとばしるような練習とステージの描写がすてきでした。
ストーリー自体はこれといったひねりもなくもどかしい誤解からのすれ違いが大半なのだけれど、攻め受け二人の駆け引きのような会話のテンポと、当て馬二人のすがすがしさが目を引きました。
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【内容】「躰にハマってんのは俺じゃなくておまえだろ」
かつてスターダンサーだった秋穂律は、いまや新進振付家として活躍している。
ある日、彼が代表を務めるプリュームカンパニーの入団試験にひとりの青年が現れた。
律を睨みつける不遜な態度、そして卓越した才能。彼、エースの踊りは律の理想そのものだった。
ダンサーには二度と恋をしない。
かつての経験からそう決めていた律だったが、エースには惹かれずにはいられない。自分はエースに嫌われている、そうわかっていても。
ある夜をきっかけにふたりの関係は変化したはずだったのだが!?
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08/7/14
ダンサー×振付家。年下攻め。
この作者さんは独特の文章を書かれるのですが、この作品はその作風が色濃く出ていたと思います。私は好きです。
おまけにコンテンポラリーダンスという日本ではマイナーなものを題材にしているのがさらに好み。
バレエ系は観るのも読むのも大好物です。受が攻だと予想していたので濡れ場で予想違いに軽くショック。でも面白かった。
『おまえな・・・、俺なんか部屋に入れてみろ・・・《中》部屋ンなかのモンぜんっぶ叩き壊してやる』191P
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「セブンデイズ」で橘先生のお名前を知って、「私立櫻丘学園高等寮」で作品にどっぷりハマり、この「つまさきにつちづけを」に手を出しました。
先生の書く身体ではつながっていても、心までなかなかつながらない歯痒さが好きです。
今回の主人公はあんまり好きじゃないんですが、彼をとりまくキャラクターがみんな魅力的。
BLとしてだけじゃなく、小説として楽しめる作品です。
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もうダンサーとは恋をしない。という主人公のお話。
ダンサーと振り付け師等の設定が好きなので購入。
んー。個人的には満足ですが、読む人を選ぶかな?とおもう文章でした。
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橘紅緒さんの作品はこれで2作目。
やっぱりこの人の書く話、文章から雰囲気までものすごい好み。
最後、朝やけのなか屋上で踊るエースの姿で終わるわけだけど…
誰もいない静まり返った朝、早朝っていうのは、個人的に好きなこともあってか、素敵だったという一言に尽きるかな?
(2009/5 tumusa)
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これすっげー好きです……!
NYを舞台に、バレエカンパニーを主宰する律。
「もうダンサーとは二度と恋をしない」と決めた律を見つめるエース。
ビッチな律と真面目なエースのすれ違いが切ない。
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もう本当にたまんない。微妙なすれ違いとか駆け引きとか心の揺れ動きとかがいちいち上手すぎて引き込まれるし、紅緒さんの本はなんだか無機質っぽいのに色がついてる感じ。とにかくお洒落。そして胸が苦しくなる。だいすき!
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この作家さん、全部で三作しか読んだことありませんが、一番普通の文体だった気がする。すごく独特な筆致の作家さんだから、好みの分かれるところだと思うけど、これは普通かな。たぶん。今まで読んだヤツ全部、年下攻でしかも、すんごい執着系なんですけど、偶然かしら?
私の中では、唇で壊される。>つまさきにくちづけを>R134←これ、かなり不思議ちゃん多数