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作者を立花隆って書くのは間違いかも。これは東京大学の教養学部の立花隆ゼミの学生が「調べて書く、発信する」と題し、調査―原稿執筆―冊子の発行・インターネット上での発表の活動を行なってきた☆
立花さんの講演会は大学3年に行ったよ!
そこで二十歳のころというのをテーマに学生たちが有名無名、老若男女68人にインタビューした本がこれ。大江健三郎とかの著名人にはじまり芸能人、元おうむ信者、バーテンダーとかいろんなひとの二十歳が見えてくる☆おもしろぃ
「二十歳のころ」っていうのは、どの人にとっても不定形の可能性が形を作っていく最もクリティカルな時期、あたし自身二十歳が近づくのを感じて自然にこの本が読みたくなった。
いま関わる小さいこととか大きいこと一つ一つがあたしの人生をかえているなあって思う 最近☆
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ゼミの学生が突撃取材。
各界の著名人の青春時代をそのまま綴る。
発明家からAV監督までバラエティーに富んでいて読み応えあり。
20歳にそれこそ読んだ名著。
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二十歳の誕生日に、何をしていましたか?
小説家・学者・美術家からAV監督・棋士・旅人と多士済々。
自分たちがインタビューしたい人に対して、比較的自由に、
教養のゼミメンバーが行った、入念な取材記録です。
読後感想として、印象深かった人は特に?と聞かれたときは、
板倉聖宣(国立教育研究所)
大江健三郎(小説家)
の2人を挙げると思いますが、
より本質で共通するのは、
みんな悪戦苦闘の末に一人前の大人になるんだ、
というごく当たり前な事実です。
上巻では、まさに20歳のとき、長崎で被爆された方は何を考えるのか。
下巻では、ある人はオウム信者になり、ある人はアイドルになる。
結局人間は、死ぬ瞬間、生まれてきた意味を考えるときに、
ある種『恐怖』を感じないように
一生懸命悩みながら生きていくんだろうなとなんとなく思いました。
フワッとした言い方しかできないですが。
あとイタリア人羨ましい!笑
世界で最も人生を楽しむ民族だそうです。
うまい飯を食べ、うまいものを飲んでいちゃいちゃする。
ローマ帝国はルネサンスで復活した。
パックス~を史上2度経験したのはイタリア半島意外に類を見ないそうです。
財政規律も気にしない。赤字GDP比率なにそれよって感じなんですかね。
・・・学生が社会人の方々にアポを取って突撃取材に行く際は、
ISFJはあんま守ってないけど、
2人以上でいくことが礼儀だそうです。
関西起点ゆえに各界が遠いとかの僕の言い訳は
もはやぜんっぜん制約条件じゃないと思えてきた、確かに。
那覇から釧路まで。
久保ゼミでやりませんか。
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残った言葉を引用します。
「いい景色を見た時に、そこにたまたま居合わせた人間同士が顔を見合わせてにっと笑っちゃうような、空間を共有する幸福感って、あるでしょう。あれは本来演劇的なものだと思う。」劇作家 野田秀樹
「汚い仕事だ、なんて偏見は持つべきべきではないと思いますかという我々の質問に対して「いえそれはひとそれぞれちがいますので、なんともいえません」」元AV女優 水島涼子