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タイム・ラッシュ みんなのレビュー

  • 神永 学 (著)
  • 税込価格:1,10010pt
  • 出版社:新潮社
  • 発行年月:2008.3
  • 発送可能日:購入できません

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みんなのレビュー47件

みんなの評価3.6

評価内訳

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紙の本

主人あの公の造形もコミックスならば、お話の方も過去の作品を出ない。新潮社からのメジャーデビューってことで期待した反動が大きい・・・

2008/07/19 22:27

11人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

もうまったく個人的な意見で申し訳ないんですが、嫌いな著者名です。「神」というのも嫌ですが「学」というのも胡散臭い。しかもブックデザインがチープ。一体誰がこの本を新潮社のものだと思うでしょう。偏見を承知で言いますが、自費出版で稼ぐ怪しい会社の本といったほうが似合います。そんな装幀は信じられないことに新潮社装幀室、装画はマグチモ。

ちなみに神永は新潮社のWebに出ている川本三郎の言葉によれば

 三十四歳になる作者は、自費出版で出て来たという。珍しい。その第一作『赤い隻眼』が好評で、改訂版『心霊探偵 八雲』には印税が支払われ、ベストセラーになったという。
 自費出版をビジネスにしている出版社の本がベストセラーになるというのは、異例なことではあるまいか。
『心霊探偵 八雲』は、幽霊、つまり死んだ人間の魂が見えてしまう斉藤八雲という若者が、死者と接しながら殺人事件を解決してゆく連作小説。
 八雲はいうまでもなく、小泉八雲を下敷にしている。小泉八雲が左の目を失明していたように、現代に生きる斉藤八雲も左目が異様に赤く、その目は現実よりも死者を見ている。
 と、書くと、怪奇幻想小説を思わせるが、決してそんなに濃い世界ではなく、いわば赤川次郎の学園ミステリにスティーブン・キングのホラーを溶け合わせた趣きがある。

だそうです。そうかこの本のデザインは「自費出版」をイメージしているわけね。ま、『心霊探偵 八雲』であれば私だって知っていて、あの装幀なら絶対に手を出さないは、っていうものなので無理矢理納得。タイトルだけ伊坂幸太郎してるけど、でも全体の雰囲気は雲泥の差。はたして書き下ろしのメジャーデビューは上手くいくのでしょうか。まずは本のそっくり利用させていただきます。

真田省吾 探偵事務所で働く、無鉄砲な青年。22歳。
中西志乃 殺人を夢で予見する車椅子の令嬢。19歳。
山縣 真田が勤務する〈ファミリー調査サービス〉の所長で、元警視庁防犯部の刑事
公香 頭も口も達者な20代後半の女探偵
柴崎功治 新宿署・組織犯罪化の刑事で、山縣の元部下
中西克明 中西運輸の二代目社長で、志乃の父
長谷川功 中西家に仕え、足の不自由な志乃の補佐を務める初老の男

あえて、カバー折り返しの登場人物紹介を写しておきました。で、今回、同じ人物を私が紹介すれば

真田省吾:〈ファミリー調査サービス〉で働く、無神経な22歳の青年。調子の悪いホンダのカスタムスクーター、フォルツァが愛車。何かと云うと、会社の経費で新車を買わせようとする公私混同タイプ。言葉遣いも滅茶苦茶で、読んでいて不快感を与える。

中西志乃:十二歳の時、自動車事故で母を亡くし、以来、殺人の夢を予見するようになった19歳の令嬢。当然、美女。車椅子生活を送っているのは、精神的なものによる。ま、コミックスやライト・ノベルにありがちな設定。

山縣:真田が勤務する〈ファミリー調査サービス〉の所長で、警視庁防犯部の元刑事。警察を辞めてからは元の職場と距離を取っている。彼を慕う者は今も多い。これまたよくある設定。

公香:〈ファミリー調査サービス〉の所員で真田の先輩。6年前高校生だった真田と出会ったとき、20歳を越えていたとあるので27歳と考えたほうがいい。元ヤンキーだが、この物語の中で、ありふれてはいるけれどただ一人魅力的な造形。勿論、美女。

柴崎功治:新宿署・組織犯罪化の刑事で、山縣の元部下で、今も先輩を慕う。今年、中学生になる娘がいる。

中西克明:中西運輸の二代目社長で、志乃の父で、娘の殺人予言能力を全く信じない。家に寄り付くことも殆どなく、娘からは蛇蝎のごとく嫌われる。

長谷川功:長く中西家に仕え、足の不自由な志乃の補佐を務める50代後半の秘書。

となります。ヒネリは悪くないのですが、なにせ登場人物たちが型に嵌っているので興味半減、結局そうなっちゃうのね?なんて思いで読み終えました。川本のいう「決してそんなに濃い世界ではなく、いわば赤川次郎の学園ミステリにスティーブン・キングのホラーを溶け合わせた趣きがある。」に思わず肯いてから、でもキングを軽い、というのはどういう神経なんだろうなんて川本の感覚を疑ったりして。

でも同じ軽さでも赤川にあって神永にないものがあります。それが「軽妙さ」「明るさ」「ユーモア」「節度」でしょう。それらが赤川をある意味国民作家に押し上げたわけですが、この差は大きいと思います。自費出版を軽く見る気はありませんが、ジュニアノベルからメジャー、これが現代作家が人気作家になるコースではないか、私はそう思っています。内容についてはこれ以上触れません。ちなみに目次とWebの宣伝文句は

第一章 Initial Dream
第二章 Encounter
第三章 Change for the……
第四章 Choice

不死身のイケメン探偵が疾走する。人気絶頂新鋭が放つ最強ヒーローを見よ!

目の前に現れたのは、透き通るような白い肌をした、車椅子の美少女。殺人を夢で予見する超能力があると言い、「被害者を事前に探し、救って欲しい」と依頼する。記憶に残る現場をPCで探し、携帯で指示をだす彼女。ひたすらバイクを走らせる俺。このミッションは遂行できるのか? 死神も見捨てた強運の男。新ヒーロー参上!

です。こんな軽いヒーロー、私は、要らない。

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2008/03/30 14:56

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