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2番目に読んだ豊島作品。
彼女にはまりそうです。
以下、短編名と覚書。
ぜんぶあげる、なんでもあげる:この人しかいない。痩せた額
絶望ソング大全集:その後、誰かを好きになれた
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話自体は面白みあるんだけどこの軽薄な文体と単語選びはどうしても好きになれないなぁ
「夜の朝顔」くらいの丁寧さで書いてほしい
若いコの視点=口語・軽薄っていう等式はなんだか好きになれないんですよ
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何故このタイトルかというとそのままで、「(架空の)10位までのランクに入った人たちそれぞれの人間模様を描く」というちょっと変わった試み。
実際問題週替わりのカウントダウンならばこういうことが常日頃おこっているんだろうなあと思いました。
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ヒットチャートの中の人生。
豊島さんなら、面白く書けそうな気もするのですが…。
今ひとつ。現実もっと厳しいんじゃない?
私がこの人だったらどんな風に考えてるかなぁ??って妄想小説のようです。
もっと落とし込んでから書いて欲しい。
ミホちゃんなら書けると思うんだけどな。
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「あたしはいい子」、この主人公の伊藤ありさの気怠げなところとか好き。どうでもいい、あれはフォトショマジック、つくりもの、って分かりきってるところが。トップ10とか1位とかどうでもいい、自分で自分を魅せているだけ。ただ自分を魅せるためだけに歌っているのがストイックってのも違って、なんていうんだろう、うーん……。
「きらめくさだめ」の話は逆にはっきりしてて、彼女を前向きにするためにあの言葉を言ったんじゃなく、結果的にそうなっちゃったんじゃないかというところも主人公には多分にあると思う。ヤル気にさせるというのも一端だけれども、そこまでいくわけない、とも思っていそうな気がした。
シュガフルは勝手にAKB48みたいだなって思ってました。どこにでもいそうな女の子たちが集まってグループになって、っていうのが。最初モー娘。っぽいかなとも思ったんですけど、ぶっちゃけ私はモー娘。は矢口がいた頃までしか知らないので。
全体的にドロドロとかしてなくて、でも爽やかなわけじゃなくて。一人ひとり個別の物語だから時間があいたときに少しずつ読むのに向いているかも。最後の沼倉の話はいじめ関係のが妙にリアリティがあって辛かった。
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歌姫の地位に執着はないと思っていた伊藤ありさ。
恋人の約束のために1位を狙う相葉ミリ。
高校で組んだメンバーのままデビューしたスモール・ロンドン。
それぞれの思いを抱いたチャートトップ10アーティストたちの話。
写真:Thomas Northout/Getty Images デザイン:岩瀬聡
どの話も複数の実在するアーティストが対応して思い浮かぶってことは
1人1人事情は違っても活動のパターンは結構類型的なのか。
ちょっと例外なのは「絶望ソング大全集」。
華々しいステージや人気、人を楽しませるエンターテインメントなんて
全然目指していなくて、それでも人の心に残る曲って聞いてみたい。
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ちょっと分かるなぁ、という話と、えええそうなの?という話が半分半分。
基本的にバンドの話はどれも似たような話に感じるのは気のせい?
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ヒットチャートに名を連ねるアーティスト10組について書かれた短編集。
もちろんフィクションだけどあの人がモデルかな?と思ってしまうほどのリアリティ。
って言ってもアーティストのホントの日常や胸の内なんてわかんないけど。
趣味を仕事にできるのはいいことかもしれないけど、お金とか利害とか絡み過ぎちゃうとツラいものがあるんだろうな。
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ひとつひとつの物語が短すぎて消化不良な印象を抱いた。どこかにこんな人いたなあ、という感じもして。けれど、最後の「絶望ソング大全集」で、もんのすんごおく心がぐらぐらした。さわやかすぎる。暇を持て余し、日向で寝転がって読んでいたのだが、その時のおてんとさまの眩しさが、この話と不思議に繋がって、思わず、なみだがでた。
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ある1週間の音楽チャートトップ10に入った10組のアーティスト達の話。
それぞれのアーティスト達が主人公となった話の短編集で、互いにライバル視したり、気にかけたりしている様子がそれぞれの視点で描かれていて面白かった。
特に「絶望ソング大全集」が良かった。
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ヒットチャートの1位から10位までのひとたちの物語。どの世界にも、どの場所にも、同じくらいの悩みってやつがあるのだなとわかった(それまでよくわからなかった)。そのときいる位置によってもつものの大きさは変わっていくのだとおもっていたけど、でも人の持てるものの最大数は同じなのかも。ずっとトップの人、納得がいかない人、辞めなくてはいけない人。いろんな立場の人がいて、それぞれによろこびやつらさがあって、そのことにほっとした本でした。
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トップを明け渡すことも飲み込む若き歌姫・・・「あたしはいい子」
大好きな男の子との約束を守り続ける新進気鋭のちょいエロシンガー・・・「ぜんぶあげる、なんでもあげる」
走りすぎた自分にふと気付いてしまったメンバー・・・「話があるよ」
音楽は自然とあふれ出るものだったのに・・・「楽園が聞こえる」
普通に戻りたいメンバーから相談を受けた先輩アイドルは・・・「きらめくさだめ」
路上シンガーがもう一度信じたいもの・・・「きたない涙」
自分を切り売りすることに慣れた歌手の家探し・・・「ピクニック」
古臭くったっていいだろう、この気持ちがそこに届けば・・・「永遠でなくもないだろう」
突然の解雇予告にうっすら〈あり〉だと思ってしまう諦めと涙・・・「ラストシングル」
典型的いじめられっこがソロデビューするまで・・・「絶望ソング大全集」
裏表紙にチャートのTOP10が載っていて、その10曲にまつわるお話が10話入っているという趣向。
なかなか面白いな~と思うけど、枠にとらわれ過ぎなのか、豊島さんらしい作品は少なかったような・・・。
湿っぽい話が多いかな。
「きらめくさだめ」が一番豊島さんらしい作品だったかも。
私もこれが一番お気に入りです。
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まずヒットチャートの
1位〜10位までの話という
設定が面白くて好きです。
歌手一組一組も
それぞれ事情があって
魅力的だと思います。
ただ、10話も読むと
多少重い感じは受けます。
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メジャーデビュー。アーティストとして認められたくてうずうずしてる人々にとってこの第一関門突破は大きいことに違いない。でもその後は?改めてずっと売れてる、消えないバンドってすごいよね。
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J-POPのベスト10のアーティストを一人ずつ主人公にしている
10位までの10話の短編集。
「手に入らんもんなんて、ないよ」
「裕也が手に入らんて思うなら、あたしが何でも、持ってきたるよ」
「手に入らないものがない、ってくらい
日本中からなんだかすごいものをかきあつめて、
胸いっぱいに抱えて裕也に差し出そうと。」
売れ続ける歌姫も、
売り出していく歌姫も、
解散危機のバンドも、
売れっ子のアイドルも、
誰でも同じように、
訳のわからないものに
翻弄されながら生きてるようです。
ただ、
豊島ミホさんの作品は圧倒的に
女性だとか女子高生だとかのイメージが強いので
大人の男性を描くこともあるんだなあなんて思いました。
本当にこんな感情を抱いてるのかは
わかりませんが、
アーティストとして
ありえなくないだろうなあ、という
感情を上手に描いています。
やめたくてもやめられない、
止めたくても止められない、
自信も不安もめっちゃくちゃになる生活を送っている
10組を描いています。