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近藤史恵の文体がだんだん分かってきたかも。。すごく身近に感じられる、自然体な女子の文体。そして、一番身近なところを疑わせる。これがまたリアルで怖い。。
国枝老人にはほんと、一杯も二杯も食わされた!九里子じゃないけど、ショックでしたよ…。でも、全編通じてほんのりほっこりできた。
解説で「近藤さんは、女の子、を愛しているのだと思う。」という文があって何となく納得。そういえば『あなたに贈る×』からも、そういう印象を受けた。
近藤さんの本も割と好きだなーと再実感。
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近藤先生のお話は難しくなくすとんと私の頭に落ちてくるイメージで、読んでて心情に共感しちゃったり。
気が付いたら主人公と一緒にドキドキしたり不安になってました。
先生の描く男の人が老若問わずにとても好きだ
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どこにでもいるような女の子を主人公なのに、その心情の変化や葛藤などがきめ細かく描かれることでとっても面白い作品になっていると思う。
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誤ってシリーズ2作目から読んでしまったので改めて1作目。
フリーターの姉と三浪で引きこもり気味の弟、両親と二匹の雑種犬
ブリーダーは悪徳なのもいる。
パルボに感染した場合抗体のない仔犬は100%死亡する。仔犬が生まれたら適切なタイミングでかならずワクチンを打ちましょう。それから狂犬病予防もお忘れなきよう、飼い主の義務ですぞ!!
妙な爺はどこにでもいるようだ
完璧に似せようとすると違うところが目立つ、だからあえて似せない
家を建てている現場をみているのは楽しい。足場を組み立てているのをみるのも楽しい。壊すのは切ない。解体するのは寂しい。
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続編から読んでしまったが、逆に明かされる謎を解いていくような感覚がして、楽しめました。
起こる事件は決して穏やかではないのに穏便に解決!
願うだけでなく、実行できる力にありがとうと言いたくなるお話し。
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近藤史恵さんの作品は初めてでしたので、どんな作風なのか気になってました。
21歳の女の子の心情も描きつつ、日常におけるミステリー、そこに潜む悪意もしっかり表現されている。
ただ、後味は悪くなかった。
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なんとなく古本屋さんで目に留まったので買いました。
本当はキリコシリーズの2作目を買いたかったんですが、そっちはありませんでした。
買ってから知ったんですが、これもシリーズものだったんですね。
主人公の久里子ちゃんはなんかかわいらしくて好感が持てます。
謎解きをする国枝老人は素敵です。
私もいろいろ相談したくなっちゃいます。
これもキリコシリーズ同様日常の謎系のミステリーだったので、ちょっと物足りない気もしたけど、普通に面白かったです。
最後の『その人が背負ったもの』が1番好きです。
この話は続きが気になって一気読みしてしまいました。
私的には結構驚きでしたね。
でもちょっと消化不良な終わり方だったので、続編も買っちゃおうかなー
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この作品は知らずに続編から読んでしまったのが心残り!
こういった雰囲気の物語、大好き。
大きな事件と日常の悩みとか、登場人物それぞれの生きてる感がいいな。
また違った世界感だと思うけど、サクリファイスも読みたい。
ファミレスの老人は公園で賢者になる/ありがたくない神様/その人の背負ったもの
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ファミレスの常連客の老人と、この先の人生に不安を抱えるフリーターが、ひょんなことからお話友達に。
身近で起こる事件の鍵をくれるのは、いつも老人。だけど、近所からは痴呆と言われてる彼。そうは見えないんだけど… と言ってる間に、彼はどうやら詐欺師であることが分かるが…
ペースよく読めるお話。完全な悪者っていない、いいお話でした。
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ファミレスでバイトをしているフリーターの久里子。常連にはいつも同じ窓際の席で何時間も粘る国枝という名の老人がいた。近所で毒入りの犬の餌がまかれる事件が連続して起こり、久里子の愛犬アンも誤ってその餌を食べてしまう。犯人は一体誰なのか?事件解決に乗り出したのは、意外なことに国枝老人だった。
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キレイなだけのミステリじゃなく、もやもやとダークな雰囲気の中で、淡い恋もからめてくる感じがうまいなぁ。続編も出てるみたい。この物語の続きはかなり気になるので読んでみよう。
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ファミレスでバイトするフリーター女子と、常連客の老人が、ある時に公園で知り合う。
ふんわりとして柔らかいけれど、苦味やどんより感も併せ持っていて、不思議な作品。
読みやすく、先が気になり一気に読んでしまった。
続編もあるようなので、早く読みたいです!
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続編、読みたくなりました。
もしかしたら、近所の公園でのんびりされているおじいさんも、実はスゴイ人なんじゃないかと妄想してしまいました。
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犬好きにはきっとたまらない小説だろうなあ。犬を飼ったことの無い私でも犬と遊びたくなるくらいだから。
あまりに等身大で普通の人たちの物語だ。
ファミレスで働くフリーターの久里子と店の常連客の老人とのコンビが楽しい。彼らの日常が、誰にでも起こりうると錯覚させられるほどありふれたものなのだ。近藤史恵の文章の読みやすさと相まって、一息に読んでしまった。
定職に就けずに悶々とファミレスでバイトし、家に帰れば引きこもりの浪人生の弟とは美味く折り合えず。
決して明るいとは言えない普通の日々なのだが、そこにぼんやりと差し込む日だまりがあるのだ。読んでいて心がほんわかするのは、ファミレスの老人客や新しくやってきた飼い犬とのふれあいが優しく描かれているからなのだろう。
そんな彼らの周囲に起こる小さな事件(登場人物達にとっては小さくないはずだが)を解決すべく奮闘する彼らをいつのまにか応援している自分がいた。
人に優しくありたいと思わずにはいられない小説だ。
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レストランで、バイトをしている主人公は、ある、常連客の老人のことが、気にかかっていた。かれは、店にいるときと、外で見かけたときと、なぜか、かなり様子が違う。主人公は、老人と親しくなり、身の回りで起きた事件を、いっしょに解いていくようになるのだが…。
最初は、純粋だけど、世間知らずの女の子と、経験豊かな老人の、心暖まる交流、と思っていた。老人に出会ったことで、主人公は、自分とも、家族とも、真剣に向き合っていくようになる。その、信頼していた老人には、実は、とんでもない秘密が!え?騙されていたのか?中だるみしてきたところへ、意外な転回。他の謎解きは、大したことなかったけど、老人に関する「謎」には、やられてしまった。ちょっと、感動。