紙の本
これはながぁい序章なのか?
2008/10/05 05:16
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kako - この投稿者のレビュー一覧を見る
柴田よしきさんの新シリーズの一作目です。
2031年という近未来のお話ですが、微妙に9.11が絡んできているので、実際は現代と交錯しているお話と考えていいのかもしれません。
真っ先に全体の感想を述べてしまうと、いたって『ふつぅー』。
感動があるわけでも無し、読んで心に残るでも無し。
面白くなかったと言うわけでもないんですが・・・。
その一番の原因と私が思ってしまうのが、だんだんラストに向かうにつれて超自然的な要素が突出してくるからだと思います。
せっかく序盤で現在の抱えている問題や闇が近未来ではどのようになっているか描いてリアリティを出しているのに、それをいきなりぶち壊すような超自然的要素。。。
いきなり私の頭の中から羽を生やして飛んでいくかのように、話が別世界へと羽ばたいていってしまいました。
ただ、コレを一冊の小説と捕らえるとそのような感想になりますが、シリーズなので、これから続く先へのながぁいプロローグだと捕らえるといぃのかなぁとも思います。
もしかしたらものすごい複線が張られていたのかも(笑)
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近未来SFサスペンス? 本当にいろんなジャンルを書くなあ作者は…。
日本で探偵を営むサラを主人公が、絶望を広げようとするルシファーの存在が交錯する。今後も続きそうなシリーズです。楽しみ!
風祭さんがかっこいい。
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柴田よしきの新作。
近未来を舞台にした探偵ものの連作短編集。
流れる雰囲気は「観覧車」や「回転木馬」に近いかも・・・
ご本人のあとがきにも書いてあるけど、全部読み終えても、たくさんの謎が残っている。
しかし、続編が出るかどうかは、ご本人も決めてないそう・・・
ぜひ、続編が読みたいっ!
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かいつまんでしまえば近未来私立探偵ものってとこか?この人が実にたくさんの引出を持ってるって事は認めますけど、もう少し路線を絞った方が作品のクオリティも上がるんじゃないかな?器用貧乏が裏目に出たように思います。
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近未来の2031年。
私立探偵サラのもとに舞い込んだ様々な依頼。
2時間弱で読み終える薄さなんだけど
まだまだ先は長そうで分厚い上下巻で一気に読みたい。
村上緑子シリーズと似た感じ。
【図書館・初読・10/14読了】
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老人問題、人口減少、整形、自殺、ドラッグ…"現代の闇"が凝縮された世界、それが2031年東京。私立探偵サラのもとに舞い込む様々な依頼。周囲の誰もがいなかったものとして口を閉ざす姉の捜索。関わる人間が必ず自殺する美しき死の天使。食欲喪失により死に至るドラッグ…。調査の過程で、サラにも魔の手が。彼女の奥底に眠る9.11の記憶を呼び起こした才賀医師は悪魔なのか…。
今からちょっと未来の話なので、結構リアルですね。最初は関係ない話が、どんどん確信に迫っていきます。グラウンド・ゼロとか、「9.11」の話とかは本当のことですから、リアルなのは当たり前ですが。きっと続くんだろうなぁ
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題名どおり23年後、登録制となっている探偵業にいそしむサラの話。
物語は、人を自殺へと導く科学物質をばらまいている何者かがいるとう噂を裏付ける事件に関わるようになった彼女が、その陰謀/悪意?に立ち向かっていく様が描かれる。かの組織の名は「ルシファー」。彼/彼女らの目的は何か?世界をどうしようとしているの?。かつては同業だった風祭にさりげなく支えられながらの闘いは始まったばかり。著者が書くだろうとあとがきでふれていた続編が楽しみ。
23年後の日本、制度や環境に生活、健康状態、身の回りの道具・ものなど近未来小説としても楽しめるかな。初稿が1999年だから30年後なんだね実際は。
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2031年近未来の日本
登録制になった探偵業。女探偵サラの連作短編集。
日本に自殺は何故ふえたのか?
ルシファーは本当に存在するのか??
2031年ってこんな感じかなぁと、想像しながら読むのも面白い
是非続編を!
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2031年あたりを舞台にしているので、かなり近い近未来小説ということになるのかな。手だれの著者ですから、すんなり読めて面白い。でも今じゃなくて2031年である意味がイマイチよくわからない。著者はそれを読み取れと言っているのだけれど。著者の構想はもう少し大きいところにあるようなので、続編を待ちたいところ。
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老人問題、人口減少、整形、自殺、ドラッグ…“現代の闇”が凝縮された世界、それが2031年東京。私立探偵サラのもとに舞い込む様々な依頼。周囲の誰もがいなかったものとして口を閉ざす姉の捜索。関わる人間が必ず自殺する美しき死の天使。食欲喪失により死に至るドラッグ…。調査の過程で、サラにも魔の手が。彼女の奥底に眠る9.11の記憶を呼び起こした才賀医師は悪魔なのか…。
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2009/01/30
作者さんも言ってらっしゃいますが、近未来が舞台だけれど道具の名称や常識が少し違うだけで、根本は今の日本社会そのまま。
この本ははじまりの章にすぎない感じ。
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近未来の探偵物語オムニバス。
最初の1〜2話はなかなかまとまっていて読みやすいなと思っていたら、だんだんファンタジーになってしまって、
最終的に完結せず続く?感じでめちゃ中途半端でした。
後半神とか宗教とか題材が抽象的になってきて、「やる気あんのか?」って感じの逃げ腰でゆる〜い内容になって、
どう収拾付けるのかなと思ってたら結局終わらなかった。
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この人にアリのSFっぽさ。近未来。
911の体験者であるサラ(探偵)が、さまざまな依頼人・事件と関わっていくうちに
謎の組織”ルシファー”に命を狙われるようになってしまう。
謎多きまま終わってしまったが、っ全然「消化不良」ではなかった。
これはこれで終わってもイイ。
でもどうやら続きを書かれるそうです。
ただ、単純に「続編」ではなく違ったかたちで続きを書かれるそうです。
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図書館にて。
初期の作品を彷彿とさせる精神的なダメージを絡めたSF物。
でもなー…。緑子シリーズのようなひりひりした感じはなかったな。
ヒロイン物みたいな感じ。主人公は死なないよ的な。
もう新しいシリーズはいいから、早くゼロシリーズを終わらせてほしい。
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新シリーズ。個々の物語はともかく、全編通じてのストーリーはまだまだ序章といったところですね。これからの展開がかなり気になります。
ここで描かれている「近未来の日本」。なんでしょう、あまり絵空事と言う気がしませんね。こうなってもおかしくないだろうな、と思ってしまう部分があります。そしてこのストーリーの核となるあの事件、あれはやはり先々までの影響を残すものなのですね。