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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.9

評価内訳

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紙の本

エジプトを舞台にした、それだけでこのお話の成功は保証されたようなもの、って考えるのは古代史マニアの私だけでしょうか。多分、欧米人ならみんな同じだと思いますよ、きっと。それにしてもレベルが高い。

2009/01/05 20:36

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

フォーマットが野暮だから、このシリーズのどの装幀をとっても野暮としかいいようがないんですが、今回は色合いがいいので若干救われてはいます。でも、このチープさ。やはり外部の血を入れてしっかりしたブックデザインをしてもらったほうがいいのではないでしょうか。

そんな装幀は、出版社のお抱えとしては今のところ最も能力不足の感があるハヤカワ・デザイン、絵としか思えないカバー写真はAKG/PPS通信社。テレビのポワロのイメージを引き摺った挿し絵は、横田美晴。ただし、この挿し絵、親しみ易くて嫌いじゃありません。

お話ですが、1937年発表とは思えない現在に通じる内容です。観光を産業とする地域を舞台にした強みでしょう、私たちのイメージにある現代のエジプトと変わっていないこともあるし、映像化しやすいしと、これはクリスティーの私生活の反映でもありますが、設定の勝利といってもいいでしょう。

それと、登場人物が大変わかりやすく紹介されます。私の場合は、読み手の問題もあって若干の混乱はありますが、巻頭の人物紹介を見ながら読む進めば、問題はありません。個人的には、栞に書いておいてもらえれば、もっと親切だったかな、なんて思います。

内容は本のカバーを利用させてもらいますが、作品の分量と話の展開のバランスが実に良くて、そこだけ取り出せば個人的にはクリスティのベストの一つではないかと思います。ただし、サプライズという点では、弱い。読み物としては満点、ミステリとしてはあと一歩。でも、好きな作品です。映画も見直したくなります。

本として面白いのは、解説が上巻、下巻の両方についていて、質量ともに上巻のそれが下巻を上回ること。理由はあるんでしょうが、オーソドックスに下巻にまとめればいいし、もっと言えばこの作品を敢えて二巻に分ける必要があったのか、今の子供たちは長編ファンタジーに慣れているので、足しても500頁ならば一冊のほうが良かったのでは、なんて思います。内容紹介は、最後にカバーの案内を利用させてもらうことにして、まず登場人物です。

リネット・リッジウェイ(ドイル):金持ちの若い女性。美しく、健康で、頭もよいという三拍子も四拍子もそろった人も羨む女性。

ジョアンナ・サウスウッド:リネットの友人。性格は明るいが、噂好きで拝金主義的なところもある。ただし、性格はいい。

ウィンドルシャム卿:リネットの隣人。彼女の資産で由緒ある自分の屋敷に手を入れようとしていた虫のいい男。

ジャクリーン(ジャッキー)・ド・ベルフォール:リネットの古い友人。一時、裕福だったこともあるため、考えが甘い女性。133頁には髪が栗色だったり黒髪だったりと不明の表現がある。恋人をリネットに奪われ復讐の鬼と化す。

サイモン・ドイル:ジャッキーのもと婚約者。しっかりした体躯と性格を持つ青年。女性に愛されるより、愛することを大切にする。現在は不遇だが、家系はしっかりしている。

アラートン夫人:ジョアンナ・サウスウッドの親戚で、息子がジョアンナと親しむことにいい感情を抱いていない。

ティム・アラートン:アラートン夫人の息子で、軽薄。今なら、マザコン、の人ことで片付けられる。

ヴァン・スカイラー:金持ちの老婦人。わがままで、家系を鼻にかける図々しい女性。

コーネリア・ロブソン:ヴァン・スカイラーの親戚で、彼女の旅のお供をする。我儘な老人の言いつけに、いつも気持ちよく応じる好感の持てる女性。

バウアーズ:ヴァン・スカイラーの看護婦。上巻では目立たないが、下巻で登場の機会が増える。

アンドリュー・ペニントン:リネットの財産管理人。最初から怪しい雰囲気をただよわせる男。

ジム・ファンソープ:謎の弁護士。余計なことに口出したことで関係者の不興を買う。性格はいい。

オタボーン夫人:セックスをテーマにした小説を得意とする作家。

ロザリー・オタボーン:オタボーン夫人の娘で、母の旅に同行する。

リケティ:考古学者

ベスナー:旅行中の医師。旅先で起きる殺人や事故による怪我にきちんと対処するプロ。

ファーガソン:他人を貶すことしかできない社会主義者。

フリートウッド:カルナク号の機関士。

レイス大佐:イギリスの情報部員でポアロと気があう。個人的には、ジャップ警部やヘイスティングズよりポアロとおにあいだと思うが、逆に優秀過ぎるところが問題かもしれない。

上巻のカバー後の案内は、

イギリスでも一、二をあらそう大
金持ちのうえに、誰もがうらやむ
美貌のリネット。そのリネットが
結婚相手に選んだのは、意外にも
貧乏な若者だった。だが、その若
者サイモンは、じつはリネットの
親友ジャッキーの婚約者だったの
だ。ハネムーンへと旅立った二人
の前に、ジャッキーが姿をあらわ
す。復讐に執念を燃やすジャッキ
ーにおびえる二人。旅の道づれに
なった名探偵エルキュール・ポア
ロは、不吉な予感をいだくが……

下巻のカバー後の案内は、

ナイル川を航行する客船カルナク
号の船上で、ついに起きた殺人事
件。一発の弾丸が、リネットの命
をうばったのだ。乗りあわせてい
た名探偵エルキュール・ポアロの
捜査がはじまる。ところが、リネ
ットとサイモンに復讐をちかって
いたジャッキーには完璧なアリバ
イがあった。夫のサイモンも負傷
のために犯行をおこなうのは不可
能。容疑はほかの船客にもむけら
れるが……大胆かつ華麗なトリッ
クに、ポアロの頭脳が挑戦する!

となっています。

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紙の本

ポアロ氏

2019/11/03 16:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る

名探偵のポアロ氏の活躍、とてもワクワクしながら読みました。
いわくありげな登場人物ばかりで、だれもかれもがあやしいかんじ。
そこがまたいいのです。

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2016/04/10 14:43

投稿元:ブクログ

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