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有栖川有栖の鉄道ミステリー旅 みんなのレビュー
- 有栖川 有栖 (著), 真島 満秀 (写真)
- 税込価格:2,200円(20pt)
- 出版社:山と溪谷社
- 発行年月:2008.9
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紙の本
鉄道で旅をしたくなる一冊
2008/09/14 02:46
7人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふるふる - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者がこれまでしてきた各駅停車の旅についてのエッセイ。
こんなに素晴らしいのなら自分もやってみたい、と思わせる。
各駅の様子や列車からの情景が書かれている。
著者は最後に、東京への一極集中と地方の疲弊を嘆いている。これは最近マスコミなどでも盛んに言われている。
そのために、地方交付税やふるさと納税で都会の金を地方へ持っていこうとしている。(そうしてきた。)
それは本当だろうか。
この著者の場合、車の運転を全くしないそうなので,地方の疲弊といった場合、おそらく駅前の商店街などを見てそう思ったのだろう。
確かに駅前は昔と比べると人が少なくなってさびれてきている。
ところが、駅前から離れた所にあるショッピングセンターは人でいっぱいだ。
多くの人が車で買い物に行っている。
駅前は逆に車では行きにくい。駐車場が少ない。駐車料金がかかる。買ったものを車に運ぶのが大変。
それで、郊外のショッピングセンターに行く。
このような変化は、ちょうど明治時代に宿場町がさびれて鉄道の駅前が栄えて行ったのと同じことだ。
駅前の商店街を復活させようと税金を投入したり、郊外の出店を制限している現在の政策は、宿場町を援助しようとしているのと同じである。
東京には何でもあるが、何もが不足している。満員電車の座席。各種窓口の(長蛇の)列。狭い家に狭い庭。そういうものに日々耐えているのに、払った税金は地方へも回されている。東京の人はずいぶん損をしてるのでないか。
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