紙の本
家族っていいなぁ
2022/01/14 07:01
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは2020年秋に公開された、二宮和也さん主演の映画「浅田家!」(中野量太監督)の原案となった写真集です。
映画を観た読者なら表紙の消防士姿の4人が写真家浅田政志さん一家(両親と兄と自分)だとわかるはず、
この写真集は、基本、この「浅田家」の家族のさまざまな姿を撮ったもの。
2008年7月に出版され、その翌年この写真集で第34回第34回 木村伊兵衛賞を受賞しています。
おそらくこの写真集を見た読者は、まずは笑い転げるのではないでしょうか。
映画「男はつらいよ」のおじちゃんの名セリフではないですが、「馬鹿だねぇ」とこぼしたくなるかもしれません。
そして、「家族」って何だろうと、ちょっと真剣に首をかしげるような気がします。
消防士になったり、ラーメン屋になったり、黒づくめの泥棒になったり、やくざの一家に扮したり、レーサーになったり、果てには遺体を取り囲む家族にまでなったりする「浅田家」。
こんなバカなことをしながら、彼らはどうしてこんなに楽しそうなんでしょう。
この写真集のおわりに浅田政志さんはこんな言葉を綴っています。
「僕の写真は記念写真です。(略)それは自ら記念をつくっていく記念写真です。待っていてもなかなか来ない記念日を、写真を通じてつくりあげていく。」
記念日が嫌いな人は少ないのではないでしょうか。
「浅田家」の人たちにとって、消防士になったりやくざの一家になることが記念日だったとすれば、やっぱり楽しい瞬間だったにちがいありません。
紙の本
素敵です
2021/12/11 11:21
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投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく浅田家の皆さんが全力で撮影に挑んでいるところが最高です。映画を観て感動し、購入させて頂きました。浅田家のストーリーを知ってから写真集を見ると、おかしいながらもやはり心が震えるような感覚があります。
紙の本
家族のさまざまな表情を写す
2022/07/01 06:28
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
単なるコスプレ写真集かと思いきや、背景に隠れているドラマが面白そう。良き理解者でもあり専業主夫である父、大黒柱が母親だというのもユニークですね。
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家族全員がいろんなシチュエーションで写ってる写真集。
こういうの大好きです。自分の家族でもこんなことできればなあー。
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おもしろかった!!
浅田家の一家4人がいろんな職業(普通の食卓から極道や消防士やアザラシの飼育員まで)に扮して記念写真を撮るっていうコンセプト。
母が意外とたくましい。
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浅田家万歳!
浅田家大好き!
続編希望!大希望!!
全ページ浅田家(父、母、兄、弟)四人による家族写真。
シチュエーション・家族写真。
病院、忍者、ゴレンジャー、消防士…場面は様々。
全部、全部、浅田家だけでやり遂げてます。
もう、大爆笑だ…
役回りが面白い。
個人的には母が大活躍。
最後の家族インタビューも、もはや大喜利。
にじみ出る家族愛。
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写真集の発想としてはあってもいいし、大小道具にめぐまれるのなら写真をめざすすべての写真士が習作として、一度はやってほしいぐらいの内容だ。
しかしこの写真集は、営業写真としてみたとき、現在の写真屋が撮ろうとする写真の「限界」もつよく感じる。それは他でもない、ネットなどで絶賛されている「お母さん」のジェンダー的立ち位置がそれを象徴する。
消防士、泥棒、極道、などに不慣れな、つまりコスプレした浅田家の人たちは、写真館に慣れない着物で訪れるお客さんととらえることができるだろう。だとすれば、彼女ら/彼らの「迫真性」を担保するために、彼女ら/彼らの「表情」──間主観的に理解可能なものとしての表情──の、なにが再生産されているのか。それが問いかけられる。
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こんなに世の中が混沌としているのに
やっぱり家族は、いつの時代も変わらない。
家族だからできること
家族じゃなくちゃ出来ないこと
そんなことがやっぱりある。
常にユーモアたっぷりで
瞬間瞬間で、家族が一つになる
忘れかけていたことをたくさん思い出した1冊。
今年の私の思い出BEST1!!!
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将来いろんなことがあっても全力でふざける時は自分には必要で、
その模範解答がこれです。
かっこいい。
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2008年発表。第34回木村伊兵衛写真賞受賞作。家族ってなんだろう? いざというときに甘えられる関係。切っても切れない血のつながり。うっとおしいだけの存在。心の支え。まぁいろいろあるやろうけど、この写真集には今の家族がなくした目には見えない絆や、ベタベタしていない心の繋がりが写真の奥底に感じられます。三重県出身のカメラマン浅田政志さんが自分自身の家族に、ラーメン屋や消防士、ガソリンスタンドの店員、病院、ヤクザやロックバンド、大食い選手権など、いろんなシチュエーションを演じさせ、それをあたかもこんなことがあったんだよ〜って感じの擬似記念写真として描いてみせたちょっと変わった写真集です(笑)。自分は5才で親に捨てられ施設で育ったので、家族写真は幸せの象徴ってイメージがあります。中身はハッキリ言ってコントみたいな笑える写真集なんやけど、なんとも言えない懐かしさと、忘れかけていた温もりに触れた気分になりました。やっぱ写真の持つチカラってスゴいよなぁ〜。待っていてもなかなか来ない記念日を写真を通じて作り上げていくその斬新な発想にも思わずうなります。今は家族みんながずっと一緒に暮らすことは少なくなってる時代だからこそ、写真を撮るからという理由だけでみんなが集まってみてもいいんじゃないかな。最初は義務感丸出しでもそこから何かが始まるかも。記念写真というコミュニケーションの新しいカタチに拍手!
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家族のステキ記念写真。
おかあさんがステキ過ぎる。
本屋で偶然見かけて数ページ見ただけで、涙ポロポロ。
そのままレジに持って行って即買いした一冊。
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父、母、兄、そして写真家本人の4人家族が、
ラーメン屋や消防士や極道など様々なシーンに扮するシリーズ、
『浅田家』。
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どうせ流行りだろと思って興味なかったけど、ちらっとみたらおもしろかったからじっくり見てしまった。
1週目ではヤクザに扮してるのとか、バンドライブのとかヒーローショーのとか、家族写真かよ!!みたいのがおもしろかった。
2週目はスーパーの帰り道のとか、お弁当食べてるのとか、松(?)の前に4人ならんでるのとか、王道の家族写真みたいのが改めておもしろいと思った。というかむしろ、家族写真いいなー実家帰ったら撮ろうかなーという気になってきた。
見ていて和む。
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良かった。きっと1枚1枚の写真のどこかに家族のキャラクターが出てるんだろうな。
「やらせて撮る」って言うのの大事さに最近気づいた。
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家族でこれを撮ってるっていうんだから面白い。
本屋さんで見つけて吹き出した作品。
この1枚に一体どれだけの時間がかかってるんだろう、と思う。
ほっこりする写真集。