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相変わらずつまらないシリーズ。いい加減読むのをやめたいと思う。
解説の吉田伸子が「水戸黄門」とうまい喩えを持ち出している(個人的には最近の吉田伸子の書評は中々良い)。
つーか話が綺麗事だらけすぎてつまんないよ。こんなのちっともリアルじゃない。
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野獣とリユニオンはちょっとできすぎてる感があるかなぁ…。ステキな話ではあるけれども。フェニックス計画は考えさせられることがたくさん。善意が全てのひとにとって好ましい結果を生むかっていったら、必ずしもそうじゃない。だからひとの話を聴くことが、ほんとうに大切。
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前回の『反自殺クラブ』よりは面白く感じた。
今回は、盗撮した映像を売りさばく小学生、市販の薬でできあがるジャンキー、通り魔、幼児性愛者、ホストクラブでの借金を風俗で働いて返す女、不法就労外国人などなどなど…が登場。
安定している、としか言えない。
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IWGP。
残酷表現が多く、その残酷表現がリアリティがある(身近な残酷さ)なので、そこだけがやたらと印象に残る。
が、清涼感が最後にあるので、それほど重くのしかかって来ないなぁ、と思う。
好き嫌いは結構別れるんじゃねぇかな、このシリーズ。
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ドラマはすきだったけどはじめての原作
しかもシリーズ6で
なんでかっていうと
灰色のピーターパンってタイトルと表紙
かわいすぎる
―空はただ青いだけなのに、なぜときに悲しくみえるときがあるのだろう
内容は短編が4つで
展開もはやくて読みやすい
けどあまりにあっさりしすぎててちょっと物足りない
やっぱ石田衣良はあんますきじゃない
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いつまでも現実を見ることの出来ない幼い大人がいるように、こういう子供が存在してもおかしくはない。
レイヴってまだやってるのかな?参加したいとは思わないけれど。
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実は4と間違えて先に呼んでしまった6作品目。
普通におもしろい。若干読んでからレビューまでに時間が空いてしまったので残念。
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08/09/06読了
「灰色のピーターパン」・「野獣とリユニオン」・「駅前無認可ガーデン」・「池袋フェニックス計画」
面白い!フェニックス計画がマコトのおかんがおもろくてよかったww
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シリーズ6作目ともなると、マコトもずいぶんと顔が広くなってる。
電話一本でキングに依頼していじめを止めさせるわ、警視庁のオエラ・礼にぃに依頼して大物政治家とアポとりつけちゃうわで、もうおよそ町の一・兄ちゃんではもはやない。ややスーパーマンがかったその百戦乱麻ぶりに、若干引き気味だったりする一般読者の私。
いやいやそんなに謙遜して、自分はできが悪いだのセンスがないだのもてないだの、うそでしょ。
そのへんにちょっと、逆に嫌味な作者の作りを感じる・・なんて言ったらオシャレな石田先生も怒ってしまうだろうか?
でもそれでもこのシリーズに惹かれてしかたがないのは、見事なまでの、仲間は全員まるごとイイヤツ!で、逆に向こうのやつらは完全徹底アク!っていう、水戸黄門バリの決めつけとシナリオにある。
決してマコトは死なないし、マコトの依頼人は必ず幸せになれる。そうして敵は必ず、完璧にやっつけられる。ブラボー。
やはり水戸黄門を愛する日本の遺伝子、勧善懲悪のシナリオには、やっぱり安心せざるを得ないのね。
だからどんなに心がヤサグレていても、あたしはIWGPを読むことができるんだ。Yeah.
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IWGPシリーズ第6弾。
シリーズも6作目ともなると、さすがにマンネリ化してくるだろう・・・と思いながら読み始めましたが、やっぱり面白いです。
ストーリーの中に、時代性をうまく取り込んでいることで、マンネリ化することを逃れているのだと思います。
このシリーズでは、「対比」がはっきりしている点で、読者が物語に入り込みやすい仕組みが出来上がっています。
軽快な文章と定着したキャラクタの存在感で、飽きさせることはありません。
登場人物が、良い人過ぎるような気はしますけどね。
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第五段に続いて面白い作品だと思います。この作品も前作と同じで短編集になっていて読みやすいです。この作品は、「池袋フェニックス計画」と、「灰色のピーターパン」と、「
野獣とリユニオン」と、「駅前無認可ガーデン」とがはいっています。どれも面白いですが、俺的におすすめなのが表紙にもなっている「灰色のピーターパン」で盗撮少年の話しです。今回の作品はどれも、グレーをテーマにしているみたいで、すべての事件が黒と白を分けられないと思わせる内容になっていて、いろいろ考えさせられる作品になっていました。
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こういったシリーズものはどんどんネタが尽き面白くなくなるのが定番なのに、時事ネタを折り込みつついつまでも面白い。
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犯罪被害者が犯人と対峙するとしたら、どんな行動をとるのべきなのか。殺人犯の遺族は、犯人を殺してもいいのか。
石田衣良は1つの可能性として犯人との対話を提示する。
「人間が野獣(犯人)に対するとき、どんな態度がもっとも人間的なのか。憎しみを返すために棒でたたくか。目を見て話をするか。実はそれが、あんた自身をケダモノと人間に分ける細くかすかな線なのだ。」
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「灰色のピーターパン」ってタイトルに既にやられてますw
<白と黒だけじゃない。俺たちはみんな灰色なんだ>
このセンス大好きです!!
池袋ウエストパークの6作目として文庫購入しました。
本作のタイトルにもなっている「灰色のピーターパン」は盗撮パンチラROMをネットで販売して繁盛している小学生のミノル。
この商売自体が危ないやつらにばれて強請られてマコトに助けを求めるんだけども、このストーリーを読んでみて感じたのは、どうもマコトも徐々にオトナになっているんじゃないか?って感じた所。
このイザコザの治め方が素晴らしい強請りの犯人である丸岡(市販薬ジャンキーの危ない奴)に対して、サル(元いじめられっ子で現ヤクザの中間管理職)に追い込みをかけてもらいながらも自分は常に下手にでていてまるで自分も追い込みをかけられているかのように見せる事で自分とミノルに後で復讐をされないようにしっかりと手を打ってある。
ただの追い込みじゃなく、その後までをしっかりと考えてある行動がさすがだなと感心させられました。
「野獣とリユニオン」
「いいんだ。いつまでも、きみを憎んでいたら、僕の明日が始まらない。握手だ」と突如自分を襲い、膝の皿を破壊することで調理師としての未来を断ち切った相手に対して言ってのけたツカサ。
「僕を襲った相手が、理解不可能なケダモノでなく人間だとわかれば、憎しみの気持ちが変わるような気がするんだ」と自分を襲った相手ですら理解しようとするツカサの姿勢。
そんなツカサでも犯人を前にすると一旦は人が変わったように憎しみをあらわにする。
そんな人間の気持ち。
もし自分、もしくは身近で同じような事件が起こったら自分はどういう気持ちになり、どういう行動をとるんだろうと考えさせられました。
自分なら泣き寝入りしてしまうのだろうか、少なくてもツカサのように相手を理解しようとは考えられないのではないか。
ツカサにすごく大事なことを教わった気がします。
IWGPにはいつもこんなとても身近じゃないようで身近な物語が多くていつも考えさせられます。
本作も良い意味で期待を裏切り、6作目なのにマンネリな部分が一切なくとても楽しめる作品でした。
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【相手を人間じゃないものにして、恐れたり憎んだりし続けるのは、きっと自分の心のためによくないと思う】
相変わらず語り口調で面白かった。