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投稿者:mmattsu - この投稿者のレビュー一覧を見る
長いなぁ。キーラナイトレイ主演の映画で結末は知ってしまった。本の方も佳境に入ってきた。
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2008.10
やはりアンナのカップルより、キティとリョーヴィンの方がずっと好感が持てる。ヴロンスキーは身勝手な人間に見える。
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“自由と束縛。愛ゆえの苦悩。”というキャッチコピーがまさに。時代を、国を、こえていきますね、このテーマは。
アンナとヴロンスキーもそうですが、個人的にはリョーヴィンとキティの側の方が面白い…。とにかく、ものすごく感情移入できる。人心理描写が絶妙で。これは、今の私だからこそ面白いんだろうな。今の彼と出会う前に読んでも、たぶんこういう感想はなかった。これを、結婚した後で読んだらまたすごく面白いんだろうな…!
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リョーヴィンが念願叶ってキティと結婚。
さすがヲタだけあって結婚にも恐ろしいほどの
理想を抱いててちょっと笑える。
アンナとヴロンスキーは・・・
男女の気持ちってこうやってすれ違っていくのね。
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アンナがどんどん嫌な女になっていってさすがにかわいそうだけどアンナの娘もかわいそう…。
解説がすごく参考になった。
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ヴロンスキーとのイタリア旅行から帰国したアンナは、どうしても息子に会いたい一心でかつての我が家に戻る――。一方、新婚のリョーヴィン夫妻は、新しい生活をスタートさせるが――。
2巻の感想で、アンナの心情がさっぱりわからない、と書いたけれど、3巻を読んでいくうちに、それも当然のことだったのかもしれない、と思うようになってきた。
この巻でも、やはりアンナの行動ははっきりしない。自分が心の内で思っていることと矛盾した行動を取り、時にヒステリックなまでに感情を高ぶらせ、それでも輝くばかりに美しく聡明である。
彼女自身も混乱しているのだ。どうしたらいいのか、ほんの数時間、数十分先のことさえわからないでいるのだ。今手の中にあるものだけが頼りで、これを離したら、それこそ自分はどうして生きているのかわからない、という状態にまで来ているのかもしれない。
だからこそ、彼女は異様なまでにヴロンスキーを自分に繫ぎとめておきたいと思うのだろう。
しかしそれでも、アンナの行動ははたから見れば、自分勝手で利己的としか映らないであろう。彼女自身も、そのジレンマに身を焦がさんばかりに苦しんでいることだと思う。
だからこそ、彼女は美しくあろう、聡明であろうとしているのかもしれない。たとえどんなに道徳的、社会的に認められない存在であろうと、その二つを維持することで、彼女のプライドが保てるならば、彼女はいくらでも美しく聡明になる努力をすると、私は思う。だから、アンナが輝くばかりに美しい理由も、わからないではない。
しかし、その意地だけで本当に「美しく」見えるのかとなると、少々疑問だが・・・。
アンナともっとも対照的な家庭生活を営んでいるであろうドリーの視点から、アンナの生活を観察する場面は非常に興味深かった。この場面があったから、アンナの心情に深みが増したと思う。
リョーヴィン夫妻の新生活のほうは、幸せいっぱいでお互いがお互いをこの上なく愛していながらも、細々とした悩みに煩わされる様子がリアルだった。
物語の蕾が膨らんだ3巻。最終巻でこれがどういう形で満開となり、また散るのか、わくわくどきどき。
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トルストイを読んでいる時、同時代のドストエフスキーのことをつい考えてしまう。ドストエフスキーは貧困と底辺の生活に喘ぎながらもその中から無数の声無き声を聞き取り、分裂し矛盾する人間というものを混沌的に暴き出した。それに対してトルストイは、社会に翻弄される個人というものを観察しながら人間が人間として生きようとする感情に寄り添おうとした作家だと言えるだろう。それ故に登場人物の感情の機微は丁寧に描かれ、全編通して唯一副題の付く5部20章でニコライが死に至る描写はその最たる箇所であり、凄惨ながらも祝福的ですらある。
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ここまでいろいろ盛り込まれてる上に面白いなぁと思うと4をつけれない。他の4と別格ゆえに5しかありえないみたいになる。
リョーヴィンの童貞臭さがすごく好きだわ。
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一番長い巻でしたが問題なく読めました。
やっぱり面白いね。
ロシア文学は長くて、難しい。
そんなイメージばかり抱いていましたが
全然。面白いじゃないですか。
きっとキティーとリョーヴィンが光
アンナとヴロンスキーが闇なんだと思います。
そして終盤のそれは光と闇の迎合。
最後はどうなるのでしょうか。
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リョービンとコズヌィシェフのやり取りを読んで、都市の住民の「田舎」と地元の人の「田舎」の感じ方の違いってどこも似たようなものなのねと思いました。
ますますアンナの物語を読むのが苦痛になってきてるけど、彼女の不安定な立ち位置を考えると同情してしまう。
女性の社会的地位の弱さね……。
あと一冊
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「幸福な家庭とは」
この巻の登場人物はそれぞれ自分が求めているもの、足りないもの、手にしていたが気がつかなかったもの...について考えを巡らせる。
カレーニンとセリョージャ、カレーニンとリディア、コズヌィシェフとワーレニカ...親子のすれ違い、虐げられたものへの愛、運命のいたずらが描かれる中、主人公であるリョービンとキティ、アンナとヴロンスキー二組の夫婦関係が対比される。
リョービンはキティを愛し、守り、独占しようとし、キティを理解していくうちに、今まで無関心だった外の世界に関わっていく。
アンナはセリョージャとヴロンスキーを欲し、それだけをよりどころにするあまり、少しずつ壊れていく。
愛情が狂気に変わる片鱗を見せるアンナは美しく、事業と政治に冴えを見せはじめるヴロンスキーは理性と感情が離れ始めていることに気付く。
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面白い。それなりの長編だけど、おもしろさは変わらない。あと一冊だ。どうなることやら。
読み終わったら、映画を観る。
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ぐいぐい引き込まれる面白さがある。
長編だが、「だれる」感じが全くない。
本巻巻末の解説は、本書のみならず読書一般に深みを与えてくれるものかもしれない。
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アンナさん、生まれてくる時代を間違えた?
21世紀だったら、この生き方全然ありのような。
あるいは、それならそれで、もっと破天荒になってんのかな?
まともな感想は最終巻で。
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内容も面白いが最後の読書ガイドが素晴らしい
長編だからついつい以前のエピソードの事を忘れてしまいそうだけどこれを読み事により全体を把握出来大きな流れを失わずにいられる。