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紙の本
浦沢マンガはどれも好きだけれど、実は「キートン」が一番好きと言ってもいいので、それが収録されていないことが残念
2009/01/12 10:30
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず1つ、重い!
画集であるからやむを得ないというのはわかるが、普段接している浦沢直樹の絵は雑誌でありコミックスであるから、このA4ハードカバー、上質紙、色刷りはやはり重い。画業二十五周年記念の出版だからと言って、これでは気軽にパラパラめくることはできないなあ。
まあそれは内容とは直接関係ない(実際は装丁も本の重要な要素ではあるけれど)けれども、この大きさでこの色で浦沢直樹の絵を見ることができるだけでも至福だ。やはりマンガはまず絵が美しくないといけないが、浦沢の絵はこのような形で見るとより美しく見ることができる。
絵がメインの本なので、「ロングインタビューと本人の解説」が収録されているとはなっているが、あくまでも添え物で絵を眺める時の参考になる程度の文章が収められているに過ぎない。
ともかくひたすら絵を見てくれという気持ちが伝わってくる。描かれた年代や、発表された媒体、画材などもきちんと記載されていて、この1冊で浦沢の絵の進歩が見てとれるようになっている。さらに、子どもの頃の習作や、「いたずら描き」と称されている未発表のものまで、「画家」浦沢直樹の歴史を見ることができる。
だが、浦沢の作品がすべて網羅されているかというと、そうではない。別のところでも指摘されているが、『マスター・キートン』がどこにも出てこないのはどういうわけなのか。そこを考えると星1つ減らしたい気もしてくるのだが。
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