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北の寂れた街、根室と釧路を舞台に描く人間ドラマ。かと思いきや、サスペンスっぽい要素もあり、結局はテーマがよくわからない作品だった。
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書家の母娘、出生の秘密、教師父息子ー妻と弁護士の義父、根室・・・・
メッセージ性もなく、かといって深層心理に迫るわけでもなくつかみどころがなく残念。
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母の一言から、自分の出生の秘密を探ることになる書道家女性の話だが、北方領土、レポ船など、聞いたことはあってもよく知らなかった話が出てきておもしろかった。
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なんだかよくわからなかった。根室には行ったことがあるので、なんとなく風景は頭に浮かんだが、それだけだな。文章は決してヘタではない。そのため、最後まで読むのを止めなかったわけだが、とにかく話の展開の範囲が狭すぎる。
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釧路・根室を舞台に、自らの出生を探る女性と、共に教職に携わった父と息子との邂逅に始まるサスペンス風の小説。父の過去の教え子の殺害事件、地元に君臨する拿捕船で諜報活動をしていた男とその母、息子の元教え子の自殺とそれをいじめとする裁判等が絡み合い、やがて紐解かれていく。描写力や自らの出身地へのこだわり、何より描きたい世界を確固として持つ著者はやはりすごいと思うんだけど、この作品に関しては残念ながらもうひとつ。
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書道家の主人公の出生の秘密を辿る小説。文章は綺麗だが、内容はとてもボンヤリしていてイマイチだった。
まぁ初の長編小説だとのことなので良しとしよう。
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自分の出生の秘密や母の過去を知りたい書道家。
共に教職につき、生徒を失ったことがある父子。
両者が交わり、過去のある事件が浮き彫りになっていく。
北海道が舞台で、ちらほら出てくる領土問題や逆レポなど興味深く読んだ。
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内容(「MARC」データベースより)
釧路で書道教室を開く篠塚夏紀は、出生の謎を解くために根室へ向かうが…。男女の欲望が交差する根室港。謎の言葉に引き寄せられて3つの家族が集まるとき、オホーツクの封印された歴史が明かされる。新感覚官能ミステリー。
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暗重い感じが付きまとってるけれど、話としてはまあまあ楽しめた。
情景描写がすごく好きかも。北海道に行ってみたくなる
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釧路で書道教室を開く篠塚夏紀は、出生の謎を解くために根室へ向かうが…。男女の欲望が交差する根室港。謎の言葉に引き寄せられて3つの家族が集まるとき、オホーツクの封印された歴史が明かされる。新感覚官能ミステリー
自分の生徒が自殺。退職した元教師。妻は弁護士の父親の事務所@札幌で働く。離婚を覚悟したが、思いとどまる。裁判となり、証人としてのアドバイスをうける。
教師を定年退職した父が若かった時、父親がソ連船に拿捕され殺された女子生徒。
妊娠していた。生まれた子は、書道家と駆け落ちし、若い女がひきとった。
ボケ始めた母親。自分の出生の秘密を探る。根室の岬を訪ねる。
母が口にした岬の名を使った短歌の作者を根室を訪ねる。
母の師匠の書道家に東京の実家を訪ねる。
自分は書道家との不倫でできた子ではなかった。
元刑事から情報を聞きだす。
根室の古い旅館の女主人が裏社会に暗躍。ソ連に情報を流す役が息子。殺された男の娘を孕ませた。
根室の過去を探る、死んだ生徒の古いアパートを探すと放火。
犯人はわからず。古い旅館にも放火。老婆と息子(ソ連のスパイ)焼死体。
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真相を知らぬまま連れられていく岬で祈るシーンにぐっと心を持っていかれます。やはりうまい。
文章の好き嫌いはたぶん読む人によって分かれるでしょうが実力を感じさせる文章力があります。
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軽度認知症の母が発した「涙香岬」という言葉を頼りに自分の出生の謎を探っていく夏紀。担任していた生徒を亡くした教師の親子。関わると危険と言われている川田親子。
それぞれが繋がっているのだが、はっきり書かれていないのでそれでいいのかなというラスト。どんよりした話です。それぞれが自分勝手というか自分のために動いているという印象。
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釧路~根室を舞台にしたどことなく寒々しい雰囲気が漂うお話。ミステリアスな要素ももちつつも後半で加速するかと思いきやなんとなく出生の秘密で終止してしまう。人物の絡みが物足りなく思いました。
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釧路、根室を舞台に、出生の秘密を明らかにしようとする女性と、過去の事件を解き明かそうとする親子が交錯していく。
時おり誰が誰だか人物がごっちゃになり、頭の中で相関図を描きながら読み進めた。解決の糸口や人物関係が、偶然に頼るところも多く、やや安易。その割りにはいろんな要素を盛り込みすぎて、もっと整理したほうがと思ったり、逆にもっと書き込んでほしいと感じる部分も多々ある。でも、それも今の作者のレベルと比較してしまうからこそのこと。初の長編であり、北の果ての独特の空気は、すでに漂っている。
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久しぶりに桜木ワールドを満喫しました。日曜日の午後、楽しい時間を過ごせました。読み応えがありました(^-^) 「風葬」2008.10発行です。