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色々悩んでこちらから読みました。
茉莉の人生と九の人生がどう絡むのかなーと思いましたが、九と茉莉というより、茉莉と惣一郎の人生のリンクのほうが前面に出ていたというか。そんな気がしました。だからあまりリンク作品と思わずに右岸を読みました。
別れとか死とか色々あったけど、ほんのりのした悲しさとほんわかとした幸せの描き方が江國さんだなぁ〜と思いました。
2度目の東京はちょっと『神様のボート』を思い出しました。
それにしても2人の半世紀以上の歴史を読むのは、エネルギーを使いますねぇ〜。
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長いわりに何が起こるということもない話なので、期待したほどの面白さはなかった。何だかさほど親しくない知り合いの過去話を延々と聞かされたような…。『右岸』も気にはなるものの、似たような話ならもういいかな…とも。
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長かったです。
一人の女性の長い年月の経過を書いている本を読んだことがなかったので新鮮でした。
ただ、右岸を読むと、九とのすれ違いがもどかしいです。
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「右岸」に続き「左岸」も読み終えました。読み終わって、やっぱり「右岸」を先に読んで正解だと感じました。どちらが好きかと聞かれたら、やっぱり「左岸」です。若い頃の茉莉より、中年になった茉莉の方がずっと魅力的だったし、認知症になった老いた父親の姿がリアルに描かれていたのが印象的でした。
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悲しい事ばかりが起こる茉莉の人生。ちょっと切なくなりますが、
長編の割りにはスラスラ読めたと思う。
この本を読んだ時点では一面からしか見えてこないなのですが、面白かった。
江國さんの本を読むのは初めてでしたが、他にも気になる本があるのでまた読みたいな。
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「右岸」(辻仁成)との競作です。「右岸」から読むことをお勧めします。個人的には左岸を読むために右岸があるような気がしました。幼馴染の九とのエピソードは手紙のやり取りが主で、右岸を読まないと分かりにくい。大学教授の父とガーデニングに熱を入れ茉莉を置いてイギリスに渡ってしまう母。博多から東京、パリ、東京、そしてまた博多へ帰ってくる茉莉。「うったうったうー」と踊っていたのが彼女の原点。お酒と踊りが彼女の人生の中核をなす。左岸だけ読んだのでは茉莉の魅力は伝わりにくいかも。最愛の人との間にさきを授かったり、いろんな場面や事実が九の人生とリンクしています。前回の競作の方が私は好きだったかな。
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【福岡で隣同士に住んでいた茉莉と九―。踊ることと兄が大好きな茉莉は17歳で駆け落ちし、同棲、結婚、出産を経験する。数々の男と別れても、いつもどこかに、影のような九がいて…。】
これはもう、『右岸』と併せて1つの小説ですね。
ちょっと長いと思いはするものの、『右岸』のあの場面での茉莉の気持ちはどうだったのかと、照らし合わせながら読むのがいいみたい。
茉莉と九の人生にお互いは必要不可欠の存在だったんだと。
ふたりの絆の深さを感じます。
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長い。でも読めました。
右岸の方が時間がかかってます。
扱いにくくて頑固者の茉莉の半生。
娘さきも似ているという子育ての場面があるので
うちもそうなるかもなぁ。と思いながら読む。
茉莉目線と九目線があるなら惣一郎目線も欲しいと思ったりしました。
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茉莉と九の不思議な関係。ずっと感じる惣一郎の影。
茉莉の一生を綴った壮大な物語。
物語後半にいくにつれて薄れていく惣一郎。それにともなって新たに出てくるアミ。
命のサイクルや運命を感じさせる一冊でした。
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江國さんと辻さんのコラボ本。以前読んだ『冷静と情熱の間』が面白かったので今回この作品の存在に気づいて(気づくの遅すぎですが;)、意気揚々と手を出したのですが、どうにも物語になじめないまま1冊読み終えてしまった感じがします。物語のコンセプトとしては、幼なじみの男女の50年に渡るそれぞれの人生を、時々交点を交えながら女性側を江國さんが、男性側を辻さんが描くというもの。
というか、たぶんこれは好みの問題なんでしょうけど、私はどうしても江國さんが描く女性像になじめなかった。残念ながら共感もできないし、その登場人物の人生を追ってもうひとつの人生を辿ったような満足感も得られませんでした。結果、読み終えた後、寂しさだけが残りました。残念…。
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右岸はこれから読みますが。江國香織久しぶりに読んだけれど、いいなあ。主人公が最初ふらふらしていたのに最後は考えも自分も持ってきちんとしてきたのには安心したわ。そういう話ではないんですが。
男に対してはきちんとしてないのが最後まで貫かれていて、それも好感がもてました。九ちゃんとはどうなるのかなあ。
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恋愛に生きる、ある女性の物語。
さまざまに別れを経験しながらも、いくつかの分岐点で出会うのは、対岸をあるく「彼」。
はるかな2人の軌跡。
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冷静と情熱のあいだがすごく好きで
読んでみましたが…
どうしても主人公の行動に
理解できない点が多々ありました。
ご主人が生きていたころは
まだよかったけどそれ以後が…
母親の行動とは思えなかった。
娘が他の人を頼るのも当然かなあと。
辻さんのほうを読んでいないので
すっきりしない部分がいろいろありますが
あまり読む気にはなれません。
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うったうったうー
ささくれていた心を、荒いやすりで研がれた気分です。
目立たなくなったけど、傷は広がったみたいな。
ひとりの女の半生が描かれているだけあって、ボリューム満点。
読んでも読んでも終わらない。
時間と体力と魂を削っての読了となりました。
ふー、満足!
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12月中旬 人に借りて,めずらしく江國づいてる2009年.しかしこれはよかった.物語っぽいんだけどぶつぶつと,途中が抜けている乱暴なところもいとしい.たしかに九の側がわからなすぎる感じはしたけど,べつに辻仁成のは読みたくないし(笑)