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面白かった。全部で5章からなる短編集。ドラマの影響で、湯川学が福山雅治に、内海薫が柴咲コウに思えてしょうがない。個人的には、第5章のトリックが磁気を使ってメニエール病に見せるところが、医療的にも勉強になってよかった。やっぱり短編集ってさくさく読めて良いですね。ちなみに、第4章が書き下ろしで、あとの4つは文藝春秋などで書かれていたものです。
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短編が5話。草薙と湯川のかけあいが楽しみだったのですが、内海が出てきたので少なくなってしまって残念。
個人的には第五章が好きでしたv
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ガリレオ作品はやはり秀逸だ。
難しいことを簡単に、しかも面白く伝える。
ミステリー小説としても機能しているし、
ジャンクな部分もきちんと含んでいる。
東野作品が人気な理由がわかる気がする。
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『落下る』
マンションから落下した女。容疑者にはアリバイが・・・。内海薫刑事初登場。テレビドラマの原作。
『操縦る』
湯川の恩師の犯罪。恩師の息子が離れで刺殺された上放火された。犯人の真意は・・・。テレビドラマの原作。
『密室る』
湯川の友人が経営するペンションの泊り客が密室から消え墜落死した。問題の部屋に泊まった湯川の推理は?
『指標す』
殺害された被害者宅から盗まれた金。そして消えた番犬。容疑者の娘・葉月がジャグリングで発見した犬の死骸。
『撹乱す』
湯川と警察に届けられた犯行予告。犯人は「悪魔の手」と名乗る。次々と犯行を犯す「悪魔の手」。やがてテレビ局にも予告状が送られ・・・。
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ガリレオの短編集。
ドラマオリジナルのキャラ、内海刑事が出てきます。
原作派だけでなく、ドラマ派も楽しめる一冊になってると思います。
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TVドラマのオリジナルキャラクタである内海薫をメインキャストに加えた短編5編。このうち2編はTVドラマ『ガリレオΦ(エピソードゼロ)』のベースストーリーになってます。なかでも「操縦る(あやつる)」は特に秀逸です。結末では不覚にも電車の中で涙ぐんでしまいました。この1編に関しては原作の圧勝です。
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とうとう内海が出てきた。
ドラマより小説の方の内海がいい。
なぜそのようなことを起こしたのかと言うよりも
トリックを見破っていく過程の方が多い。
序章のくだりが毎回好きだ。
この序章がどう事件と絡んでいくのか考えるとわくわくする。
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学校の図書館で借りて読みました。
しかし、これは文庫で出たら絶対買おうと思います!!
湯川先生が可愛かった…っ!!(爆)
あと、湯川先生だけじゃなくてね。
草薙さんも容疑者Xの献身の事件を引きずっているのがわかって。
なんか嬉しいって言うか、石神さんの存在を感じられて良かったんです。
それだけです(笑)
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「悪魔の手」と名乗る者から、警察と湯川に挑戦状が届く。事故に見せかけて殺人を犯しているという彼に、天才科学者・湯川が立ち向かう。
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「聖女の救済」と同時発売のガリレオシリーズ最新作。
こちらは短編作品を集めたもの。
短編と思いあなどるなかれ、かなり個々の作品レベルが高い。
特に「操縦る(あやつる)」は長編にしてもいいんではないかというくらいおもろい作品です。
これはドラマ・映画でガリレオ新作間違いないですな。
(ドラマ・映画版ガリレオ、未見ですが)
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短編はやっぱり面白いです。
科学的要素があるところが個人的に合っているのでしょうか。
個人的には最後の湯川VS犯人の戦いがこれまでにない感じで好きです。
ガリレオ版二十面相と登場かと思いましたが・・・
役者不足でしたね。
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湯川先生が色々な面で苦悩しながら事件を解決していきます。
『容疑者Xの献身』ほどではありませんが
以前の短編集よりも湯川先生の人間味が見えるかも。
どの話もトリックに関しては前作から落ちることなく見事です。
そしてドラマにも登場した内海刑事が初登場しています。
(ドラマよりこっちが先らしいです)
出しゃばりすぎずバランス良くて、キャラもドラマより魅力的です。
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ガリレオ好きなんだな〜!
湯川先生がちょっと人間らしくなってきたような・・・・
これから聖女の救済読むデス!!!!
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湯川が容疑者xの一件以降ずっと苦悩しているってのは非常に良い設定。当然だし、物語全体にも深みを与えるスパイスになってる。
ただ、そのせいで、今まで自然に湯川に相談することが出来た流れに持っていけずに、湯川が事件に絡んで行くきっかけが名探偵コ○ン的になっている所が残念。
それと、始めの数話だけでなく全体を通してもっともっと苦悩してる感を出して欲しかったが、感じろということなのだろうか?
良くも悪くも同時期にガリレオドラマを見てしまったことにかなり引っ張られた。 始めの二話はドラマを見てしまったあとなのでかなり損した気になった。
ただ、ドラマを見ていたおかげでどれも絵を想像するのにまるで苦労しなかったので物語そのものを楽しむことが出来た。
基本的に僕は長編が好きなのだが、このシリーズに関しては短編でこそ活きてくるのかな。(容疑者は科学からんでないし、聖女ではいまいちしっくりこなかったため。) 最後の話の終り方が好き。
とかく、この作品に関して言えば、文句なしに楽しめたといわざるを得ない。
(2008.11.27)
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東野圭吾さんの作品は「流星の絆」「容疑者Xの献身」に続いて読みました。
「ガリレオの苦悩」と「聖女の救済」は両方続けて読みました。
「ガリレオ」シリーズの作品です。
女性刑事内海薫がはじめて登場します。
5つの短編から成ります。
第1章 落下る おちる
第2章 操縦る あやつる
第3章 密室る とじる
第4章 指標す しめす
第5章 撹乱す みだす
第1章
マンションから落ちて死んだ女性の死因について、男性関係が洗われます。
結論は自殺でした。
妻帯者の容疑者が女性と遊び半分で付き合い、女性は本気になっていたというものです。
内海刑事の女性心理を巡る推理が面白く感じられました。
第2章
「相手を思いやる気持ちなど微塵も感じ取れない」「どういう育ち方をすれば、これほど残酷な人間になるのだろう」と思わせる人物が冒頭に出てきます。
この人間は殺されるなと分かります。
30歳ですが、どうしようもない悪人に描かれています。
死んだ後、父親は辛辣に「何もせずぶらぶらしていた」と話しています。
この捜査についても内海薫は女性特有の勘を働かせます。
「おまえみたいな女と結婚する男は大変だ。浮気を一発で見抜かれる」
「褒めてくださっているんですね。ありがとうございます」
というやりとりには吹き出しました。
第3章
密室殺人の謎解きがテーマです。
犯人をかばおうとする友人の言葉に対して、湯川の「それを決めるのは君じゃない」というセリフが決まっています。
夫婦の過去の男女関係が事件の背景にあることが良く描かれています。
この他の章でも男女関係のあれこれが良く描かれています。
第4章
容疑者の親子の家庭がつましい生活をしていることが描かれています。
中学生の葉月の参考書はほとんどが人からもらったものだということなど、信じられない生活ぶりです。
作者の庶民への共感が感じられるところです。
第5章
犯人は同棲した女を殺します。
女は気まぐれで転がり込んでいましたが、犯人が仕事を辞めたと聞き、バカにして出て行こうとします。
犯人は大がかりな犯罪を行いますが、最後には捕まります。
運転している人にめまいを起こさせ、メニエル氏病のような症状に追い込みます。
私も妻も結婚する前にメニエル氏病にかかっていたことがありました。
湯川は内海刑事を褒めます。
「草薙が頼りにするのも分かる。きみには彼にないものがある。女性特有の直感力、観察力、頑固さ、執念深さ、冷淡さ」
これは刑事にとって必要な資質です。
内海刑事の愛車はパジェロです。
なんだかあっている感じです。
とにかく面白くて読みやすいです。
伏線も巧みに張られています。
作者の社会を見つめる視点も頷けます。
私は「聖女の救済」を先に読みましたが、内海刑事の人物像という視点ではこちらから先に読んだが良かったと思いました。