紙の本
2009年のNHK大河ドラマの原作
2009/01/24 22:13
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
2009年のNHK大河ドラマの原作です。
主人公は、上杉景勝を支えた名参謀直江兼続。
この上巻は、兼続の青年時代からの物語です。彼の人生の中で、最も影響を与えたであろう人物が、上杉謙信。上巻の前半では、謙信から学んだことを中心に、主人公の価値観が形成されていく様が描かれています。
上杉家の行動の基準となる価値観は、「義」です。
自分にとって得か損かで物事を考えるのではなく、「何が正しいか」で考え行動するということです。
弱肉強食の戦国時代で、この価値観で生き抜くのはとても難しいことです。
しかし、一度この価値観で組織がまとまると強固な軍団となるのです。
本書では、謙信没後の上杉家の後継者争いでの「御舘の乱」とその結末までが描かれています。
主人公兼続が精神的に成長していき、謙信の価値観と自らの価値観の確立の過程がよくわかります。
また、初音というなぞの女性が物語にアクセントを与えています。
中・下巻が楽しみです。
龍.
http://ameblo.jp/12484/
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投稿者:いのぜい - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史認識に裏付けられた良書である。
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2009年のNHK大河
08年の篤姫から大河ドラマにはまり
次回作をチェック
新潟で生まれ育ち
知ってる地名が続々と登場
冬を越え春になったら
兄弟の子供達を連れて兼続縁の地にでも行ってみようと
今から春が待ち遠しくなりました
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まず、上巻を読み終わる。
謙信亡き後の、後継者争いで、兼続は頭角を現す。
謙信ともあろう人が、後継者争いの種を作っておくとは。
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ドラマを見て原作を読もう!と。
原作とドラマで設定が違っていますが、原作を読みながらイメージはドラマの配役。
とても入りやすくて、おもしろい!
直江兼続。
かっこよすぎですね。
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個人的にはすごく好きです。
上杉家のことは本気で何にも知らなかったんですが
謙信から受け継いだ?義の精神は武士の精神!てかんじで
読んでいて気持ちがいいです。
天下をとっていく過程の家康が
私はどうしても好きになれないので
滅んでいく幸村とかのほうにどうしても肩入れしたくなるんですが。
泥をかぶってでも、生きていこう、民のために。家のために。
ていう兼続の考え方(これは火坂さんの解釈でしょうが)は好きです。
殿も天下とれたかもしれないチャンスに「義」を持ち出して
背後から切り付けない!て姿勢が。
天下とりたいって人からすると駄目駄目なんでしょうが
義理人情とか信じたい人間の目からすると
そういうところに誇りを持っていた人は嫌いじゃないなぁ。
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NHK大河ドラマと連動。
ふりがなを振っているので、読みやすい。
日頃、使わない言葉は辞書で
なじみのない地名は地図を
片手に読みました
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今年の大河の原作らしい。
毎年、ドラマの中盤くらいで、本を読んじゃいます。。。
我慢できなくて(><)
感想は、
直江兼続という人の人生はわかったけど、
何を考えてたのかということとかはあんまり書かれてなかったな。
なんだか、淡々と書き続けられてる感じ。
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大河ドラマに合わせて読んでみました。初音の扱われ方がドラマとはかなり違っています。兼継の心情にぴたりと沿って描かれています。原作に難ありかと思ったけれど、厭味なく読みやすかったです。現代感覚過ぎ、女性視点過ぎ、主人公が善人過ぎという点は、大河ドラマの脚色のようにと思いました。
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<上巻>2009.8.22~9.4読了
<中巻>2009.9.4~10読了
<下巻>2009.9.10~16読了
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NHK大河ドラマの原作(新装版)。上杉景勝を支えた直江兼次の生涯を描きます。時代小説と言ってもあまり堅苦しくない文体です。実際の兼次像がどうかはよく知らないのですが、少なくともこの小説の兼次役は、確かに妻夫木聡しかいないと思います。はまり役。
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火坂雅志さんの”天地人”上・中・下を読ませて頂きました。出版がNHK出版と言うこともあり、物語なのか・・・解説本なのか・・・少し分からないところもありましたが・・・・、直江山城守兼続の人生を勉強させて頂きました。
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歴史解説書としてならわかり易く良い本かもしれないが、小説としての完成度は低い。
なかんずく、時折挿入される解説文に興趣を著しく削がれる。
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NHKでドラマ放送していたものの、小説。
歴史ものや、あの番組枠が好きな人は
脳内に入ってきそうな内容です。
歴史が嫌いな人は…話の流れぐらいは?
とはいえ、歴史をほぼ憶えていないので
こんな事があったのか、という気持ちです。
いや、人間関係やら話の本筋やらは、多分そうですが
あきらかにオリジナルだろう人は分かります。
この人、本当に存在してたら面白いですが。
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火坂雅志さんの代表作らしい。この頃の火坂さんの歴史小説は、基本的に史実に乗っ取っていて、人物同士のイベントが納得できる範囲で、かつ最初の頃の作品にあった裏設定というか伝奇色?が若干入っている程度で、良いと思います。