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報いのときは、はかなく みんなのレビュー
- J.D.ロブ (著), 香野 純 (訳)
- 税込価格:946円(8pt)
- 出版社:ヴィレッジブックス
- 発行年月:2008.11
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文庫
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紙の本
徹夜覚悟の3点セット
2011/06/29 08:30
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紫月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
イヴ&ロークシリーズ、第19弾。
このシリーズ、現在のところ第25弾まで出ているという、超人気シリーズだ。読みだしたら延々と止まらないことが分かっていたので、これまで避けてきたんだけど。
ほんの気まぐれで19話目を手にしてみたら、もう、止められなくなってしまった。
どうしよう。
これ、すごく面白い。
舞台は近未来のニューヨーク。
住居はハイテク仕様。
ドロイドと呼ばれるロボットが雑用、家事、等々を引き受けてくれる。
食事も、プログラムするだけですぐに出来上がり。
そんな世界で、タフな警部補、イヴと大富豪の夫、ロークの物語が繰り広げられる。
夫が友人と不倫していると知ったロークの部下。
浮気現場へ踏み込むと、そこには二人の死体が。
でも、彼女の夫と友人の意外な正体が明らかになり、更には、殺害されたのが夫か弟なのか?
ロマンティック・サスペンス・シリーズと銘打ってあるけれど、実際にはミステリ色が強い。
今回はHSOという対テロ組織が絡み、いったい誰が誰を殺したのか、実際に殺されたのは誰なのか、と事態は複雑な様相を呈していく。
その中でイヴの過去における残酷な事実が掘り出され、それが元でイヴとロークの間にも深い溝ができる。
巻末の解説を読んでみると、一作読むごとに、徐々にイヴとロークの過去が明らかになっていく、というのが、このシリーズの楽しみの一つでもあるらしい。
ならば、一作目から読んでいかないと!
普段はタフなイヴが、内面とても繊細で、特にロークの前では弱くなってしまうところが、とても可愛らしい。
もちろん、美しく危険なロークもとても魅力的で、部下や友人、彼らを取り巻く人々も魅力たっぷりだ。
軽いロマンス本に飽きてきた方にはお勧めの本書。
贅を尽くした近未来の暮らしと、込み入った謎。そしてロマンスの3点セットは徹夜覚悟で。
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