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20130129読了
10のキーワードで痛快に読み解く。リアルな女の実態を知るための必読の書。
目次
1章 女装する女
2章 スピリチュアルな女
3章 和風の女
4章 ノスタルジー・ニッポンに遊ぶ女
5章 ロハス、エコ女
6章 デイリーエクササイズな女
7章 大人の女になりたい女
8章 子供化する女
9章 バーター親孝行な女
P32 女の女装は、そのワザを同性同士が評価し、楽しむという方向に進んだ。方法が目的となり、先鋭化していき、ついには男不在の、女子校感覚に突入している。
P102 たけし軍団、みうらじゅん、リリー・フランキー周辺など文化系男サークルの活動場所と、昭和系酒場は大変に相性が良い。
P125 今、時代は「働きながら子供を生み育て、なおかつ一生モノの誇りある仕事を続けて裕福」という女性像が理想である。
P151 「人と比べず、競い合わず、自分のペースでやってください」というヨガの、定番メッセージは、まさに競争社会においては真逆のコンセプトである。
p168 歌舞伎、着物、茶道、落語、邦楽、源氏物語系古典文学などの和ものの現場は、それゆえか女性の客を多く集めている。
P174 今までは一部の人間にしか味わえなかったコール&レスポンスの喜びがブログというファンクションを、通して、一般人にも開放されるようになったことは画期的だった。
P204 最後に残った最大消費タームは、子供とともに子供の、時間を取り戻す楽しさなのであった。
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社会進出しバリバリ仕事をこなす女性のビジネスパーソンが増えたことで、街ではパンツスーツ姿の女性が増加した。
女性らしい服装で着飾るのは、女装のごとき意気込みが必要といった人が増えている。
など、著者の身のまわりに実在する知人、友人を10のパターンに分類し、それぞれの生態を女性目線で解説した本である。
少し極論な感じもするが、読み物としては面白い。
しかし、いつの世界でも女性というのは、男性からは理解できない存在であることを再認識させられる。
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今時の若者が「必要なものは必要な分だけ。大量生産、大量消費はしない」と考えることは、バブル崩壊後の不況に多くの原因があると思っていたのだけど、第5章 ロハス、エコの女 を読んであぁそういう流行りもあったか!と気付かされた。女装する女というのは、新鮮さよりも確認的な意識の方が多いけれど、あるある〜けどちょっと極端すぎません?と思ったり。。全体的には、大変面白く読めました。
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女装するというのは、ぴったりの表現と感心した。エコな女、スピリチャルナな女、女装する女、どの女も自分は少しかすっていると感じてしまう。
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著者の周辺の元気なキャリアウーマンの描写が読んでて楽しい。私は女のドラァグクイーンだと綴った奥歯さんは自殺してしまったが、今はそれを自覚する女性たちが元気に働いて生活しているんだな。
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最初の章は女は女装している/なぜ女装しなければいけないのか/その心理は/などで、ほーなるほどーと思ってたけど以降、○○な女シリーズの話は推察が多すぎて個人の主観の域だなーと思ったら読めなくなって流し読み。
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若干、歯切れをよくするために紋切型にしすぎる傾向があるかなとは思ったが、その分軽快に読めた。
最後の「子ども化する女」の視点がいちばん新鮮だった。
世の中、「子育て」というと社会制度上のしんどい側面か、あるいは、むやみにキラキラしたイメージか、はたまたルポ風の育児ドキュメンタリーのどれらかに振られるが、それらからは外れていた。
「独身女性が子育てしている女性を見るとうらやましく感じる。だがそれは、既存の負け犬・勝ち組等のイメージではなく、『いまの社会には子供がいた方が楽しめるアクティビティが多いから』である」というのが面白かった。
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タイトルが気になったんで買っちゃったが・・・、ヒドイですね。駄文だ。
正確なデータや、深い考察に基づいた内容ではない。
あちこちに、「知り合いの誰それによると・・・」とか「・・・という記憶アリ」なんて書かれていて、内容がいい加減であることがよくわかる。(いい加減といってわるけりゃ、客観的ではない、と言っておこうか)
言葉の間違いがあるのも気になる。
「フューチャー」(ほんとはフィーチャー。フィーチャーというのも安っぽい言葉遣いだと思うが)だとか、「アミニズム」(アニミズム)とかね。書く方も書く方だが、校正ちゃんとやってやれよ・・・。
あと、「いばること」を略して「イバリ」なんて言って得意がっているようだが、「いばり」は「尿」という意味なんだ、ふるい言葉では。ああ、教養がないっていうのは残念なことですね・・・。
内容も納得がいかぬ。
「特に当の女性ははっきり自覚した方がいいと思うのだが、多くの女性は頭の中が“女性”ではない。一日の心の動きをすべて記録する装置があったとして、女性という根拠でモノを考えている時間がいったいどれほど存在するかといえば、ほとんどゼロに近いというのが現状だろう。」
最初のほうでいきなりこんなことが書いてあったが、もうここで「ん?」だ。女性は女性として思考するものだからこそ、どうしても男には理解ができない。そのへんについて書いてあるかと思って読んでみたのに、「女性という根拠でモノを考えている時間がゼロ」なんて言われても、「自分で自分のことわかってますか?」と聞きたくなってしまうだけだ。
駄文なのを我慢して読んでいったが、終わりの文章はどうしても何を言っているかわからなかった。
今もう一度読んでみたがどうしてもわからない。・・・もしかして、「欲目」という言葉の意味を取り違えていませんか? だとしたら、ああ、本当に、教養がないということは悲しいことです。
せっかくなんで引用しておこう。
「親孝行モードの立ち上がりは、目に見えるコストがあるからこそ、親は自分たちのことを考えてくれるはず、という欲目もなきにしもあらず、なのかも。」
というか、意味がどうこうという以前に、一冊の本の最後の文(あとがきは除く)が、「なのかも」で終わっているというのは、非常に中途半端ではないか。あなた何が言いたかったの?
この本を読んだことでよかったのといえば、この人が「バーター」という言葉の意味を間違って使っているんじゃないかと思って調べたら、実は芸能界の用語で「束」の逆さ言葉なんだということがわかったこと、ぐらいだろうか。ずっと、barterのほうだと思ってたんだよねー。
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2019.5.13
意外と軽い読み心地 最近の女をタイプ分けしたもの データの裏付けはなし 著者が女性というものをどういう立場で捉えてるのか謎だった 女としての自分は隠して、女であるという記号を下に見ながら語れる女みたいなポジションなのだろうか・・・負け犬という言葉がほんとうに汚くてやだ、結局女性とはどういう存在なのか?っていうような一貫した思想とかを感じられなかったから、ふわふわして読みおわってしまった