紙の本
ツッコミは浅いがさまざまな話題がとりあげられている
2010/08/21 01:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
ブログを本にしているため,新書としてはかなり 「奇妙」 な文体だ. しかし,内容は科学者の日常をうまくとらえている. ツッコミは浅いが,科学者がぶつかる政治や特許,学会その他さまざまな話題がとりあげられている.とくに女性科学者特有の問題もとりあげられていて,科学者をめざす女性には参考になるだろう.
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dankogaiブログから。科学者の日常というか一生。ブルーバックスの理系生活マニュアルをやわらかく、もっと若い人向けにしたような感じ。プラス、ポスドク問題、女性科学者としての問題(出産・育児)について。文章は親しみやすくするために、わざとおちゃらけてるのだろうけど、個人的にはアウト。表紙怖いよ。
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なんか、とっても読みやすかった☆
人脈、お金、コミュニケーション能力(in English!)、問題発見(解決?)能力…
とりあえず英語かな。
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題名通り、科学者の日常が研究者の視点の元で書かれている。
科学者の分類から始まり、学会の発表、研究資金の確保、博士の就職先などについて詳しく書かれているので、科学者のイメージが鮮明になった。
また、女性科学者という視点は、科学者について書かれた一般の本とは違い、著者ならではのものとなっている。
口語体で書かれている分読み易いが、多少鬱陶しい部分もあった。
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同居人がほかすという雑誌を、くくられる前にぴらぴらと見る。おもしろげな記事もあるが、とくに目がいくのは本の紹介。『日経サイエンス』の新刊ガイドで、「人気ブログでも知られる女性科学者が…云々」というのを見て、ちょっと読んでみたくて借りてくる。
webから図書館に予約をしたときに、ついでに「人気ブログ」ってどれ?と探してみた。
a 女性科学者のスペース2(http://a-scientist.jugem.jp/)
ちょろちょろっと読んでみると、これがなかなか笑える。
昨日たのんだ本が今日届いて、借りてきて読みはじめると、これもなかなか笑える。
文章のノリが、私がこれまで読んだことのある本で喩えると、ややマイルドな『図書館戦争』風、あるいは、『オヂがパソコンを買うという暴挙』風、なので、好みは分かれるような気もするが、こういう表現力で"女性科学者"が語るようになったのはイイことだと思う。
科学者、エイゴでいうならscientistは、別に理系だけを指すのではないが、著者が物理化学が専門の人だということもあって、話は理系ネタが中心。でも、「科学者が、どんな生活してて、研究というもんでどうやって食っていくのか」ということの基本はたぶん似たようなもん(もちろん分野によってかなり違うところもあるが)なので、
科学者になろっかなー
と、フト考えてみたりする人は読んだらいいであろうし、
科学や研究って何のためにやってるねん?
と、ツッコミ入れたい人が読んでもいいであろうし、
単に好事家として読んでもなかなか笑える。
私はそのむかし大学院へいこっかなーと思ったときに、先輩から「路頭に迷う覚悟があれば大丈夫♪」と言われ、おそらくこの強烈なコトバのおかげもあって、半ば迷っているような転がる暮らしでも「大丈夫♪」なのだろうなアと思うが、今なら、むかしの私に「これ読んでみ」とこの本も渡せるなと思う。
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[ 内容 ]
目指すはノーベル賞?
学会のドン?
それとも巨額の特許収入?―。
若き女性博士ブロガーが、科学立国日本を支える研究者たちのリアルライフを紹介。
論文執筆から、華やかな海外学会、博士の就職先、ポストドクターの悲哀、女性研究者のモテ度、子育て事情まで、科学者人生の喜怒哀楽を書きつくす。
[ 目次 ]
第0章 「どうして科学者なんかに?」
第1章 科学者の生態分析
第2章 研究で稼ぐには?
第3章 研究をオモテに出す
第4章 博士はどこにいる?
第5章 これができなきゃ科学者じゃない!
第6章 あなたはどの科学者タイプ?
第7章 拝啓総理大臣様 科学立国にするおつもりあって?
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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[日販MARCより]
若き女性博士ブロガーが、科学立国日本を支える研究者たちのリアルライフを紹介。論文執筆から、華やかな海外学会、博士の就職先、女性研究者のモテ度、子育て事情まで、科学者人生の喜怒哀楽を書きつくす。
[BOOKデータベースより]
目指すはノーベル賞?学会のドン?それとも巨額の特許収入?—。若き女性博士ブロガーが、科学立国日本を支える研究者たちのリアルライフを紹介。論文執筆から、華やかな海外学会、博士の就職先、ポストドクターの悲哀、女性研究者のモテ度、子育て事情まで、科学者人生の喜怒哀楽を書きつくす。
第0章 「どうして科学者なんかに?」;
第1章 科学者の生態分析;
第2章 研究で稼ぐには?;
第3章 研究をオモテに出す;
第4章 博士はどこにいる?;
第5章 これができなきゃ科学者じゃない!;
第6章 あなたはどの科学者タイプ?;
第7章 拝啓総理大臣様 科学立国にするおつもりあって?
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科学者がどんな生活をしているのかはなかなか見えにくいし、調べにくいと思いますが、とてもリアルに、かつ、おもしろく書かれています。特に女性科学者の視点というのも貴重かと思います。
読んでみてもし、科学者(研究者)という仕事に興味を持てたら踏み込んでみてほしいです。
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「科学者」の生活について読み物風の新書。どうやって所属する研究室を選ぶか、という話から学会発表と論文はどちらが先か、といった日常的なあるあるネタまで。かつては大学に籍をおいて、科研費をとって、、、と、のんべんだらりとできていたが、日本も競争的な研究所が各分野をリードするような状況になってきているようで、、、・「こんなの自分が研究しなくても、世界のどこかで誰かがやるのでは?」ということを著者も若い頃は思ったそうだが、このアイデンティティ・クライシスは、「焦燥感を持って世界中の科学者が研究を進めることで未知の分野が、人類の頭脳へと、少しずつ咀嚼されているのだ」という達観にいたったらしい。なかなかここまでふっきれず、ジタバタしてしまう人も多いが、この意見は立派。
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今後の進路・就職の参考にするため、女性の研究者(博士)の実際を知りたかったので手に取ってみました。
一応高校生でも読みやすいようになっています。
参考にはなりましたが、博士に進むと就職が厳しいというところはやはり現実だと思いました。
企業では自分がやりたい研究はできないと考えた方がいいようです。
研究機関(機構)では博士でも実力と空き(運)があれば就職できるが、期限付き。
女性で研究職は難しいのかな。
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科学者とは思えないハイテンション。軽すぎるはじまり。女性ならではの目線でおもしろおかしく大学を描く。まったくの本音、無防備な言葉が笑いを誘う。最後まで笑えた。近づき難かった大学というものにかなり親近感を持てた。
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お隣さんからいただきました。私には全く目新しいことはなかったけど、業界を知らない人には目から鱗かもしれませんね。学生教育については共感しました。
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自分が大学3年生の時に読めば良かった。科学者がどのようなキャリアパスをたどるのか、またどうやって研究を進めればいいのか、おぼろげにわかる。
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日本の科学者の日常生活の実態を興味深く記述しており、理系の大学院を志願している学生や大学に残り研究を続けていこうとする人の必読のガイドブックと言えます。
■横国大附属図書館所蔵データ
http://opac.lib.ynu.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?isxn=9784532260309
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気軽によめて面白かったです。
院生としての研究者スタートからキャリアをつんで研究室のボスクラスになるところまで、小ばなしをまじえて面白くかつ具体的に書かれ、研究者志望の学生さんにも一般向けにもよいとおもいました。
内容からは研究者が多忙なだけでなく研究成果発表のプレッシャーにおわれ大変であることがわかります。
ポスドクやニセ科学の問題も取り上げられており、科学や研究と社会との関わりというテーマについても考えさせられました。