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レディースコミックを思わせるタイトルに少々ひるみました。
「ワイフが相棒。ダンナ様とマフィアを逮捕!」のようなドタバタストーリーを連想してしまいます。
この本、ちょっとタイトルで損しているかもしれません。
身長187センチ、体重103キロ。FBI勤務のアメリカ人男性が、フリーライターの小柄な日本女性、田中ミエさんに一目ぼれ。
戦略的かつ強引なアプローチで、彼女に迫ります。
ついにはFBIの職をなげうって、結婚。日本に住む選択をします。
情熱的な展開ですが、ロマンチックなストーリーを期待したら裏切られます。
元FBIのダンナ樣は、世界最高度のセキュリティ意識で、ミエさんを日々悩ませることになります。
日本一腕のいいプロの錠前師に、家中の鍵を付け替えさせる。
CDをバリバリと砕ける大型シュレッダーを設置して、情報の漏えいを防ぐ。
幸せな夫婦の姿を犯罪者に見せないために、部屋の照明をあかあかとつけてはいけない。
表札にフルネームを出していけない。
かかってきた電話に自分から名乗ってはいけない。
いまでこそ、安全な生活を考える人なら、やっていそうなことですが、20年前の日本の話です。
「空気と安全はタダだ」と、言われていた時代の日本には、工業用でもプラスチックを砕けるシュレッダーは、ありませんでした。
そうそう、この意味はわかりますか?
ドアの内側にメジャーを縦に貼り付ける。
ダンナ様の解答は、こうです。
「これから人の出入りが多くなります。悪い人が紛れ込んで何か起きたとき、その人の身長を正確に目で知るために」
ダンナ様は、ミエさんのライターとしてのキャリアをサポートすることにも情熱を注ぎます。
「FBIのプロファイリング」で、クライアントの心をつかむ方法を教え込みます。
(これも、20年前の話です)
どうやら、「FBIのプロファイリング」による人間分類は、脳科学に基づいた心理学を応用しているようです。
それは、犯罪者だけではなく、普通の人にも応用できるのですね。
「FBI直伝・自分の魅力をアップさせる10の掟」は、現代のビジネスマン、ビジネスウーマンにも、大いに役立つと思います。
むしろ、このパートのみ、もう少し書き込めば1冊のビジネス本にできるくらいの内容でした。
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FBIの職権を乱用して奥さんを追いかけアタックし、内緒で危険な(只のロックバンド)ライブに行こうものなら重要参考人捜索と称して国外まで来ちゃうアクティブすぎる元FBIの旦那さん。
そんな旦那のFBIの知識を活かしたビジネスアドバイスは参考になります。
相手のハートをつかむための微笑みのタイミングや、自分磨きの仕方と継続方法、プライベートの電話に出る時は名乗ってはいけない(週末は特に)などなど。
映画にもなった「ダーリンは外国人」と名前がかぶる(むしろわざとっぽい)けど、こっちの方が個人的に面白いと思います。
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ドタバタラブコメ系かな、とタイトルで面白そうかなと選んでみた。
普通に面白かったし、さくっと数時間で読み終わった。
ラブコメちっくなのは当然だけど、第3章、第4章のそれぞれの10の掟は意外と為になるというか、参考になるというか、知っておくことに意味はあるかなと感じた。
キャリアプロファイリングの部分で、少し本題とは違うかもしれないが、スクラップブックを作り始めた。
どんな法則や教訓、提案にも通用するのは、自分なりのものに落とし込むことだということだと思う。
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映画「RED」からアクション成分抜いたら、素材としてはコレになるんじゃないだろうか。FBIの男にストーカー的に惚れられた日本人女性の喜悲劇。固定電話や住所を調べられてのアプローチ(※違法です)に腹筋痙攣。すごい世界もあったもんだぜ。
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20年以上前の出会いから書いてある。
当時衝撃的な話でも今現在はセキュリティ意識が高いから
まあ、そうだよね。ということになると思う。
地下鉄サリン事件をテロだと見破ったという個所があるが
当時大学生だった自分でも、オウムと結び付けてテロでは?
と思ったので、それほど自慢する事ではないのは?と思った。
まあ、一般的な接点がない職業の、職業病を知る事が出来る
という1点においても、楽しいと思う。
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以前読んだ雑誌の本紹介の書評が面白かったので探してみた。
ある分野の専門家が物事をどういう視点で見るのか興味があったが、わかりやすくて面白い。
奥さんにダメ出しするだけじゃなく、「一緒に考えよう」「一緒に行こう」と言ってくれるところが、大変でも長続きする秘訣なのだろうな。
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国際結婚をめぐるおもしろエッセイかと思えば、かなり実用書かもしれない。というか、面白くしている部分はダーリンの職業病と譲らないハイセンスさと朴柮なまじめさのなせるわざ、それと著者の懐の深さとユーモア。国際ギャップの話では全くないf(^^;
というわけで、個人でできる究極のセキュリティ対策と一流ビジネスマンのいろはが学べます?
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著者が訪れたホテルにガードマンとしていたダーリン。
で、そのダーリンはFBIだったんだけど、著者の連絡先を知らべてアプローチを始めるのです。
すごい。
FBIって言葉ですませられるのそれ??って思ったけど。
でもね、著者が花をいろんな人に送って印象良くしようとすることがあるんだけど、お金がかかるしってカードにしたらってすすめてくれるんですね。
で、カードにしたら花の時よりみんな喜んでくれたんだって。
その時ダーリンが「君の言葉は、花より力があったんだよね」って。
これきっと文章書いてる人にはうれしい一言だろうなーって。
そういうこと口に出してちゃんと言ってくれる旦那様っていいなって思った。
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これが実話であるというのが何より興味深い。
特に出会いから結婚に至るまでの流れは、「マジで???」ということばかりで、楽しく読み進んだ。
結婚後の生活のパートになってから、急にビジネス書というか、教訓めいた内容になってきて、いっきに冷めてしまった。
教訓については、好みが分かれると思う。
私は共感できなかったし、読むにつれてダンナ様に対する苦手意識が募ってしまった。。
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働く女性の自己プロモーションについて考えさせられた。
社員なら、まず会社のイメージありきで見てもらえるので、自分がどういう存在で、どういうレベルで、どんな仕事ができるのかを一瞬で悟ってもらえるが、フリーでやっている人間はその人そのものを見て判断されるので、自己プロモーションは非常に重要。
…なかなかダーリンの言うようにはできないけど…
あ、でも信号を走らずに渡るとかは出来る。仕事も生活も余裕を持って、「この人になら任せても大丈夫」と思われたいもんです。
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元FBIの旦那様とのなれそめは、結構笑えます。いや、よく考えると絡めとられた感もあるけれど。がつんと飛び込んできて
手紙で1年以上かけて、ゆっくりアプローチってなかなか。
旦那様のFBIで培われた危機管理能力は半端ではない。
それが物議をかもして面白いのだが、仕事や人との付き合う
うえでのアドバイスとしても有効な気がする。
ぐっときた言葉
「成長のための投資は、自分に7割、子どもに3割
・・・自分への投資は必ず子どもにも反映されるよ」
これは、私も最近そう思うようになった。
手が離れたこの1、2年、ちょっと自分に投資するようになりました。
花を仕事相手に贈る筆者をいさめて、カードにしたらと薦め
先方がすごく喜んでくれたとき
「君の言葉は、花より力があったんだよね」
これは、外国人の旦那様ならでは、という感じがするが
こういう風に、部下にもアドバイスできたらいいな。
「つらいときにはパートナーに甘えて乗り越えろ」の章で
「何時間でも待っているから、納得のいく仕事をしておいで」
つわりで苦しむ筆者が仕事で外出する度に、自分が休みをとり
つきそう。こういう発想がすごい。
何となく伝わるっていうのは、それはそれでいいけれど
言葉でちゃんと伝えるというのは悪くない。
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後に旦那様になる人との、出会いと結婚までと結婚してから、の
常識と意識の違いからくる紆余曲折人生。
こんな事まで?! という驚きが多々ありました。
しかし、相手の言っている事の内容で
そんな事はない、と思う事はあまりなかったです。
今の状態で考えれば、普通の事ばかり。
少し前とはいえ、日本は危機感がなかったんだな、と。
まぁ性善説を前提にして生活している民族ですから。
元FBIという事で、そんなことまで! と驚く事が多々ありますが
人に与える印象や、人の見分け方などは、わりと参考になります。
そういう視点から見るにしても、いいかもしれません。
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家を一歩出ると戦闘モードに入ること(人にどう見られるかということに人一倍気を使い、仕事にどう影響するかということに神経を尖らせる)、また自分への投資は惜しみなくかけるところは見習うべき所があります。何と言っても徹底ぶりが凄いですね。戸惑う日本人の著者にも共感できますが、人のタイプを瞬間で見分けるトレーニング、一流のブランドショップでの扱われ方のテスト等、なるほどと思われるところがあります。
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爆笑。筆者は大変だったと思うところがいくつかあったし、あ、そうそう!って同調できるところが何カ所かあったo(^▽^)o
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旦那さんが言ってることは、すごく納得。うちの旦那も近しいこと言うタイプだけど、より危機感に裏打ちされた言葉の数々は読んでてたしかになぁと思うことがほとんどだった。けど、これは、、、普通の女性だったら理解できないかもなーとも思うので、人にはちょっと勧めにくいかなぁ