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人を殺すとはどういうことか 長期LB級刑務所・殺人犯の告白 みんなのレビュー

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みんなのレビュー38件

みんなの評価3.7

評価内訳

38 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

すごく良い本だが、当事者の思うままに任せていてはけないということを再確認した。自分が更正したのに他人は更正できないと思う、その根拠は何だ?と言って小一時間以上問いつめてみたい。サイテーな著者だ。だが本は最高だ。

2011/02/28 23:44

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちひ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者は、かつて二人を殺害し、現在は無期懲役で服役中。なぜ殺し、裁判はどのように行われ、自分の犯した罪について以前はどのように思っていて、今はどのように思っているか。前半ではそういったことが著者の半生記とともに語られる。
 
 後半は、刑務所の中から周囲を観察し、自分と同じ「殺人」で服役中の他者から「検察調べ」と揶揄されながらも話を聞き、彼らがどのように自分の罪と向かい合っているか・向かい合っていないか、これからどうしていきたいと考えているかなどを、特殊な立場と観点から取材し、まとめてくれている。
 
 著者は大変な読書家で、頭脳も著しく明晰、分析力や表現力にも優れているので、読んでいて興味深く面白い。以前は自身の無謬性を疑っていなかった著者も、裁判でのある事柄がまず一つめの、そして服役中に刑務官から指摘された内容が二つ目の直接的な転機となってはたらいて、自身の罪と向かい合うようになり、つまりは現在のところ「更正」の道を着実に歩んでいる(ようにわたしには見える)。
 
 後半の、他の服役者を観察・分析し、意見を述べている箇所も大部分は首肯できるのだが、絶対に変わるはずのなかった著者自身が更正の道を歩んでいる(ようにわたしには見える)にも拘わらず、他の服役者の更正が非常に困難である、いや無理である、的に書いているのはどうなのか。
 
 『歎異抄』に紹介される親鸞聖人の言葉に「さるべき業縁のもよおさば、いかなる振る舞いもすべし」がある。環境と状況と縁のはたらきで人はどんな振る舞いもするものだ、というのが原意であり、これは多くの場合「わたしだって罪を犯すかも知れない」という方向で解釈される。
 
 しかしこれは、逆に言えば、絶対に変わらないように思えていたわたし自身が(他者もだが)、環境と状況、いろいろな縁がはたらけば変わっていけるということでもある。
 
 だから、著者が他者を観察して更正が不可能だと論じるのを見て、少し寂しい気分になる。
 
 刑務所に服役している当事者の立場からは「犯罪行為の報告・討議・研究をするためのたまり場となっている刑務所の環境を一刻も早く改善しなければならない。現状では教育も更正も教誨も十分に機能しているとは言い難い。」と提言することは、恐らく「おこがましい」から難しいのかもしれない。であるならば、美達大和という得難き当事者の意見も参考にしながら、わたしたち、さしあたって今は刑務所のソトにいるにんげんは、「人は変われる。一緒なら。」に則り、更正の道を貪欲に探っていくべきだと思う。
 
 本書の半年後に出た、河合幹雄『日本の殺人』(ちくま新書)の第三章が「ひとを殺すとはどういうことか」であり、本全体も、この本への回答を目指しているように感じられる。

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紙の本

考えさせられる

2009/02/02 03:13

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:由美 - この投稿者のレビュー一覧を見る

殺人犯から見た殺人犯の模様を細かく書いています。読んでいるうちに引き込まれ、人間の欲望や衝動、モラルや理性についても自然と改めて考えている自分が居ました。

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2009/01/17 23:50

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2009/02/11 17:01

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2011/01/29 10:51

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2009/06/17 13:32

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2009/07/19 08:05

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2009/11/08 17:12

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2009/11/30 13:41

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2010/05/15 01:40

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2010/08/01 22:37

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2011/01/09 19:14

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2011/03/04 01:44

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2011/05/05 21:23

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