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幸せな気持ちになれる本。
一生で1日だけあるサービスデーにあたったサラリーマン。
いわくつき を見せ合うしあわせ倶楽部に初参加した小説家。
手だけの幽霊と暮らしている先輩。
大嫌いな兄を見返すためにザリガニ沼にやってきた男の子。
三途の川を渡ろうする女。
たちの短編集。
なんとなく幸せになった感じ。
特に、男の子の話はなんだか好き。
ありきたりのようだけど、ありきたりだから面白い。
そんな感じ。
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不思議な話5篇。
(本日,サービスデー)
リストラを宣告された鶴ヶ崎のもとに,悪魔だという女が現れる。
本日はなんでも願いがかなうサービスデーだという。
すごく楽しめるわけではないが,どれも後味がよい。
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不思議な物語作家としての朱川さんは
相変わらず健在
そして
「生きること」の肯定感が
読んだ後のさわやかな
気持ちにつながっている
書き下ろしの
「気合い入門」
「蒼い岸辺にて」
が 珠玉の短編です
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この人の小説は本当に人をハッピーにする。
暗い世の中なのに、暗い小説が多い中、本当に希有な作家かもしれない。
5つの物語からなる短編集。
特に、最後の「蒼い岸辺にて」が好きだ。
自殺した女の子が三途の川で、突きつけられた、本当はあるはずだった未来。
先が読める展開だが、そんなことは気にならない。
明日への活力が漲ってくる。
人生、毎日サービスデーのつもりで生きてみようと思うのであった。
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「本日サービスーデー」は絶品。
主人公のキャラが、いまにとついい人なのかそうでもないのか掴みきれませんでしたが、「いい話だった」という読後感。
「東京しあわせクラブ」はちょっと気味が悪かった。
「あおぞら怪談」こんな幽霊なら確かに親しくなりそう。
「気合入門」読んでいて、小学生の気持ちに引き戻されて、一緒にドキドキ。
「蒼い岸辺にて」これ、読んで引き返す人いるかも。
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世界中の人間には、それぞれに一日だけ、すべての願いが叶う日がある。それが、サービスデー。神様が与えてくれた、特別な一日。本来は教えてもらえないその日を、思いがけず知ることになったら。
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表題の「本日、サービスデー」は、冒頭は、駅のそば屋のサービスデーから始まるのですが、そこからの展開がテンポよくおもしろく読めます。一気読み。
これ、2時間の映像化とかしたら単純におもしろそう。
「あおぞら怪談」も怪談なのですが、なぜかほんわりなお話。
「東京しあわせクラブ」は、個人的にダメでした。
残りの2作品は、まぁまぁで、教科書に載るような?雰囲気のお話。
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タイトルと同じ「本日、サービスデー」がなかなかよかった。こんな日があるのなら私は知りたいかな~笑
「東京しあわせクラブ」は、ちょいといやなかんじでした。こんなクラブは終わった後に感じるのかもしれないけれども・・・・。
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#読了。短編集。軽いホラーとコメディ。表題作の「本日、サービスデー」を読むと、自分なら(笑)とちょっと真面目に考えてしまう人も多いのでは。
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本日、サービスデー
東京幸せクラブ
あおぞら怪談
気合い入門
青い岸辺にて
どれもよかった〜〜あと味が悪い話なんじゃないかとヒヤヒヤしたけど、そんなこともなく!おもしろかった!あおぞら怪談と蒼い岸辺にて、が特によかった〜
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朱川氏の本を読むのは久しぶりです。・・・満月ケチャップなんたら・・・だったかな、が、好みでなかったので、以来遠のいていましたが、図書館の返却コーナーにおいてあって、手にとってみました。
面白かったです。
表題作の「本日、サービスデー」がいい。妄想にふけりました(苦笑。
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コミカルだけど軽くはなく、でも軽やか。わかります?この感じ。
性別や年齢様々、悩みの軽重もさまざまだけどそれぞれ悩んでる。その悩みに差し込む人外の気配のする不思議な現象。この作者得意の超常的な現象を真ん中に置いた妙にほのぼのした短編達。やはり好きだなこの作者。
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5つの短編から。
ホラーっぽいのは今回1つだけだろうか。
全て暗いのはちょっとしんどかったので良かった。。
『本日、サービスデー 』
→世にも奇妙な物語 みたいな。ハッピーエンドっていいなぁ、と思う。ラストののぼり毎日かい!と笑ってしまう。
『東京しあわせクラブ 』
→人間の恐ろしさからくるホラー。。作家さん、そっち側なのか。。
『あおぞら怪談 』
→香月日輪氏の『妖怪アパート』のるり子さん思い出す。
こちらはゆりこさんだけれど。
オチが、落語のようだ。。
『気合入門 』
→こちらもラストにオチが。ブラックジャックの「ある老婆の思い出」みたいに。
『蒼い岸辺にて』
→一番好き。「アタシの、いちばん、ほしいもの」は中高生に読ませたいけど、悲しい作品だったけれど
これはほっこりする。渡し舟の彼、故意に先にやらせたんじゃないか、そうやっていつも、救ってしまっているのでは??と。
「本人がそうと決めつけてしまったら、誰もそれを覆せない。」
「卵ってのは、孵化させないと、育てさせないと叶わない。」
なるほどなぁ。。
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いくつかのストーリー。
どれもほっこりする。
自粛自粛の今こそ、読んでほっこりするのにいいかもしれない。
行きづらい人生だけど、もう少し頑張って生きてみよう、そう囁きかけてくれる感じ。
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正統派のハートウォーミングな五篇の作品集。
安心して読めて、列車の旅の友に最適。
本日サービスデー、気合入門、蒼い岸辺にて、は主人公と一緒にドキドキしながらがんばろ、と思える。あおぞら怪談のるり子さんは、妖怪アパートのるり子さんを思わせる、切なさの残るお話。
東京しあわせクラブはタイトルと内容のギャップにつっこみたくなる。途中で気づく、あのゾッとする感覚が読み応えとあうものか。
読む前の自分に読むべきか聞かれたら、いくつか並行して読む中で、ちょうどいい気分転換になるからいいと思うよ、と答える。