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紙の本
無用な演出なし、正攻法の内容に好印象。多部未華子ちゃん20歳の記念碑は瀟洒なフォトブック。
2009/02/09 23:20
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:光森長閑 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2009年の1月は未華子ちゃんの話題で賑やかでした。23日には次期NHK朝の連続テレビ小説「つばさ」の会見場でサプライズのバースデーケーキに号泣。誕生日の25日にはこのフォトブックの出版を記念してのトークショーが開催され、200人のファンを集めました。人生初のシャンパンを口にして「おいしい。何かお酒のにおいがします」(スポーツ報知)と大人の気分を味わいました。
こちらのフォトブックも未華子ちゃん自身初、そして10代最後の記念に出版されました。価格はこの手の出版物では控えめの2,000円。にもかかわらずハードカバーのしっかりした装丁です。「フォトブック」というともっとチープな作りのものもありますが、とてもそうは括れない、瀟洒で格式高い印象を持ちます。
特に活字の部分はそうです。6ページではありますが恩田陸さんの書き下ろし小説を掲載。冒頭からしっかりと作品の世界を作っています。
圧巻なのはインタビューです。一般的な一問一答形式ではなく、それ自体が一つの小説のような構成です。タイトルが「インタビュー」なのですからもちろんそうに違いないのですが、本当に「インタビュー」なのか私小説なのか、錯覚に陥ります。
拝読すると、がつがつした強い上昇志向や自己顕示欲は感じられません。しかし、プロ意識が未形成なのでなく、無用な力みがそぎ落とされた、しなやかでしっかりとした女優魂の芯の強さを感じます。中学3年のときミュージカルの稽古中体調を崩して休んだときの仲間が温かく迎えてくれたというエピソードは実に心に染み入るものですが、このあたりが原風景なのでしょう。
また、「団体行動は嫌い」とはっきり断言しているのも目を引きます。この世代のタレントさんだと友達とワイワイやるのが好き、というような態度のほうが好感を得られるようにも思いますが、そういう姿勢がまったくないあたりも矜持なのかもしれません。
巻末には「昨日のわたし」と「明日のわたし」へ宛てた、未華子ちゃん自身がしたためた手紙が掲載されています。
一方、写真のほうは、この手の作品は得てして芸術性を求めたがる内容になりがちなところですが、これにはそうした印象は全くありません。全体を通じて画面が柔らかい太陽光で満ちています。稽古風景やキャンパスライフを想起させるような構図、さらには屋外へ飛び出して岩手県下の草原と、未華子ちゃんの日常の温度に触れられる内容です。笑顔はさほど多くありませんが、時折見せる笑顔が非常に自然で、芸術通以外が近寄りがたいものに固まっている印象がありません。
20歳の記念作品、というと、かつては菅野美穂さんの「NUDITY」しかり、最近では堀北真希ちゃんの「セミヌード」まで、とかく肌の露出で大人びた印象を演出しようという写真集が世間の耳目を集めます。それはそれで一つの判断ですが、私は今回の未華子ちゃんのような全くその気配のない、堂々とした内容に極めて好印象を持ちます。肌の露出で20代の女優に脱皮するというのはおかしな話で、女優としての資質に自信があるのならありのままの実力を見せつければいいだけのことです。タイトルも誕生日そのままに「1/25」としたのも、20歳になった瞬間を装飾せずに表現しようという意図なのかもしれません。小細工なし、真っ向勝負でぶつけてきたこの作品に、周囲も未華子ちゃんの圧倒的な地力を感じているであろうことが窺い知れます。
このあたりは、事務所の先輩でもある宮崎あおいさんの良い系譜を引き継いでいる印象を持ちます。宮崎さんもひたすら一本道に、映画での高評価を経てNHK朝の連続テレビ小説、そして大河ドラマで国民的女優と駆け上がりました。未華子ちゃんもそうなるのでしょうか。次回の朝ドラも未華子ちゃんが初の平成生まれのヒロイン、そして80作目にして47都道府県のしんがりとして埼玉県が初舞台という節目を任されており、期待が並々ならぬものであることがわかります。
今年成人式を迎えたメンバーには堀北真希ちゃん、戸田恵梨香ちゃん、さらには未華子ちゃんと高校の同級生だった新垣結衣ちゃんと、錚々たる顔ぶれが揃っています。今年を未華子ちゃんの飛躍の年としてもらい、今一層若手女優の世界を盛り立ててほしいものです。
紙の本
大人の階段のぼる君
2010/01/19 22:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:天然豆乳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
多部未華子の二十歳の記念の初写真集です。二十歳の多部未華子の魅力を一言で表すのはとても難しい。かと言ってつらつらと長く書いても きっと 納得のいく説明ができないだろう その位 多部未華子の魅力は不思議で溢れてる。裏表がなく周りに流されず自分に厳しく人に優しい。私はこんな 完璧な二十歳を 漫画くらいでしか出会わないと思ってました。大人と子供このふたつが共存する表情にみるみる心がゆるゆると解凍されてそのまんま 液体に変わってページの中へ流れて行きます。すると ほっこりしたお湯に変わる。あまりにも可愛くてよく抱きしめてごめん(笑) これからもずっとずっと変わらずに居てほしい女優さんです。そんな魅力が詰まった写真が満載です。
紙の本
シャッターチャンス
2020/09/08 14:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
20歳を迎える貴重な瞬間を、鮮やかに切り取っています。「夜のピクニック」での甲田貴子もはまり役だっただけに、恩田陸とのコラボも嬉しいです。
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