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秋葉原の事件が冒頭で取り上げられています。犯人の行動の根底に、この本に書かれていることがあったのだとしたら・・・。ぞっとしました。
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さすが三浦さん、データが豊富で面白いです。
(ただ殆ど素データなので、統計処理かけたら有意差でないのかな?)
確かにいわゆる下流の男性たちに漂う空気、作者の言わんとするところは感じられたような気がする。
真実はどうかわからないですけどね。
あと、興味深かったのは、男性は高所得でも文化的な趣味を挙げる人が少ない、ということ。芸術鑑賞とか、作陶とかじゃなくて、ゲームとかが好きと。
芸術鑑賞が趣味の女性はある程度階層がわかる=選択する情報になるってことですね。
(高い階層がいい人はプラスの評価をし、低い階層がいい人はマイナス評価)
だけれども、女性の方から「一緒に美術館巡りをする人募集中」ってすると、はずしてしまうってことなんですねー。ふむ。
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「ふしぎなキリスト教」を読んだから、
「受難」つながりで手にしてみた。
しかし、100コ目のレビューがこれになるとはな・・・。
岡田斗司夫氏の「いつまでもデブと思うな」にあった、
現在は容姿が一番重視されているという、
「見た目主義社会」の考えを飛躍させたような印象を受けた。
容姿がいかに、
異性にモテるかモテないかの要因となり、
そうした「モテ」と「非モテ」の格差が、
そのまま社会的な格差になっている。
また、
女性の社会進出により、
男性が女性を選ぶ時代から、
女性が男性を選ぶ時代へと変わってきて、
非モテ男性には過酷過ぎる社会である、
というのが著者の主張。
満載なデータの有意性はさておき、
印象論で言うと結構合ってるような気がする。
なんだか、
「タッチ」だったか「H2」だったかの、
「男は顔だよ」という科白を思い出したんだけれど、
こういう状況を見越していたのかもしれないな、
と運命論的なロマンティシズムを感じてしまったりした。
さて、
映画・テレビ・漫画等々、
ほぼすべての媒体のメインには、
容姿のいい人間が使われている状況がずっと続いているわけだから、
それに慣れてしまって価値観が引っ張られるのは当然なように思う。
たとえ「バカ」でも、
容姿がよければ許される時代なのだ。
それと、
恋愛における主導権の変化は、
「草食系男子」という言葉が、
女性が狩られる側から狩る側へ移行したことを
端的に示しているように感じる。
などなど、
かなりトンデモな内容な気がしなくもないけれど、
最後(10ページくらい)の怒涛の男性保護法のくだりは
さらに圧巻である。
男性はすでに社会的弱者になってしまったから、
弱者救済の観点からも男性を保護する法律を作らなければ、
社会がえらいことになってしまうぞ、
と主張するのである。
ぼくはこの意見にかなり賛成。
どうしてかというと、
生物としては女性のほうがはるかに強いので、
社会では制度的に男性を強くしておかないと、
力(権力)のバランスがおかしくなってしまい、
その揺り戻しがあった時に、
とんでもない悲劇が起こりそうな気がするからだ。
そろそろ、
男性は生物的にも社会的にも弱い存在である、
という社会的合意を形成したほうがよいと思うのだ。
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文字通り、非モテに関する考察。
といっても、単なるエッセイではなく、経済格差以上にモテ格差が人生に影響するということを、詳細なデータを元に分析している。
独身の非モテの人が読むと立ち直れなくなりそう。
ただ前半は身長差、学歴格差や収入格差がモテ/非モテに直結するというデータの解説が多かったが、後半に行くにしたがい複数の著者が書いてるせいか個人的な意見が増えていく。
最後は「男性保護法を作れ!」とまで言ってる。
現代が女性優位社会というのは半分同意。
なぜ半分かというと、それはあくまで若い世代にとっての話。
結婚後の出産や育児への女性の負担については全く触れてない。
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帯に草食系男性は肉食系女性に食い散らかされるとあります。
もてない男としては気になるタイトルですが、最初の3分の2位はアンケート調査の分析なので退屈でした。第6章女が男を選ぶ時代雑誌an.anから見た変化は、毒のある表現が目立ちますが面白かったです。第7章「男性保護法」のすすめもタイトルは刺激的ですが趣旨には賛同できます。
世の中の未婚女性にも読んでいただきたい本(読んで戦略を練り直して欲しい)ですが、まあ読む方は少ないのでしょう。
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本書は著名な社会学者である三浦展氏のものであるが、「モテも格差である」との命題を大前提として、様々なデータを持ち出しているようにも感じられ、あまり評価できないと感じた。
「モテ」という言葉は、現在ではコミックやドラマでもよく使われる当世流行の言葉なのだろうし、流行をいち早く取り入れ分析することも、それなりに意義はあるのだろうが、本書の内容はあまり学問的な分析とは思えなかった。
「三高」女性が結婚相手の男性に求めるものとして「身長・学歴・年収」の高いことを条件とすることは知っていたが、本書によると、最近の女性には「三低」というのがあると言う。「低姿勢・低依存・低リスク」。これが本当だとしたら、ひどい世の中になったものだと思った。
また本書では、人気ドラマをもとにして現代女性・男性の傾向を推測しているが、視点はおもしろいがちょっと危険ではないかと感じた。
本書では「いよいよ女が男を選ぶ時代に突入」したとして「男性保護法のすすめ」には、笑ってしまったが、あまり社会学的な意義があるとは思えないし、あまり評価できないと感じた。
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モテと仕事の関連性を詳細な調査データから考察している。非モテの負のスパイラルがなんともおそろしい‥。女が男を選ぶ時代になったという話や、男性保護法を作るべきといったちょっと男寄りすぎる男目線の意見もある意味おもしろかった。結婚したい未婚女性で溢れているから女性のほうが大変と思っていたけど、男性も大変なんですね‥。。
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データを見ながら云々している内容で、確かに大筋の話は確かだと思う。モテない(と思っている)男性ほど、正社員率が低かったり低収入だったりして、その自信のなさがさらに恋人や結婚相手のできない状態を招いているのだと。でも、だからといって「今こそ『男性を保護せよ!』と叫びたい。国会議員は今すぐ『男性保護法』を国会に提出して施行してほしい」(p.220)なんて言い出すのは冗談でしょ?
表はキャッチーだけど、中身はわりと粗製。三浦さんの本は今まで読んだことはないままに気鋭の現代社会研究者だと思っていたんだけど、その位置づけが揺らいだ。だいたい、書名の「!」って何なのかわかんない。ノリや空気で何となく作られちゃった本ってカンジ。
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男性の持ち得るコンプレックスもかなり多様化してるのだなぁ(お気の毒に)というのが第一の感想。
かつてオトコは仕事ができれば、あるいはピュアな理想があれば、身長も生涯給も増してやモーハツの多寡などは問題外だったはずだったのにねぇ。
オトコのエステができた時、いやぁさすがに世紀末、と思ったけど笑い事じゃない。こういう要因が筆者の指摘するように婚姻動機、婚姻成功率、ひいては少子化のファクターだとすれば、真剣な社会問題な訳だ。がんがれ!男子!
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んー…つまらないわけではないですけれども、あまり共感はできませんでしたねぇ…著者は確か「下流社会」を書いた人だと思うんですけれども、あんまり面白い内容の親書を書ける人ではない、との判断を僕ん中で下しました。 ←え?? 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
この本も2009年出版ですから、発売から結構時間が流れていることになります…。
んー…まあ、とにもかくにも男性諸君は気になる異性が居たら、アタックするしかないですよ!! 今も昔もそれは変わらないんじゃないかと…お金持ちの男がイイ♪♪♪ とか言っている女性ももちろん一定数いるでしょうけれども、そうした男をゲットできる女性はそれこそ一握りでしょうしねぇ…皆、苦労したくないんだなぁ…ということがよくわかりましたね!
やっぱり貧乏だけれども、どうにかこうにか生きていた昔の人は偉いですね! 今は大学も全入時代? なのかな? ともかくねぇ…子供に至れり尽くせりしすぎですよ!! 金がないならないでそれなりの人生を歩ませた方がいいんじゃないかと思うんですけれどもねぇ…奨学金という名の「借金」を背負わせるより…。
↑話が脱線しましたけれども、なんだかこの本ではやたら男子の容姿のよし悪しを語っていましたけれども、そんなに容姿の良い悪いって影響あるのかな?? と思いますけれどもねぇ…そりゃ若いうちは重要なファクターかもしれませんけれども、ある程度年を取ったらかつてのイケメンだっておっさんっぽくなるだろうしまあ…容姿だけじゃどうにもならないですよ!
ということを僕は言いたいわけです…さようなら。
ヽ(・ω・)/ズコー
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2005〜2008 の4つの自社調査のクロス集計を膨らませた本。
『…かもしれない。』の書き振りが気になるし、分析というより「読み物」。