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日本の歴史 06 道長と宮廷社会 みんなのレビュー
- 網野 善彦 (編集委員), 大津 透 (編集委員/著), 鬼頭 宏 (編集委員), 桜井 英治 (編集委員), 山本 幸司 (編集委員)
- 税込価格:1,408円(12pt)
- 出版社:講談社
- 発売日:2009/02/11
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文庫
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紙の本
見えづらかった貴族の政治の実態を、丁寧に資料に基づいて解き明かした渾身の一冊
2020/09/01 07:38
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:柏木ゆげひ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『道長と宮廷社会』を読んでいると、勝手にいだいていた藤原道長という人のイメージとは少々違って、一条天皇や他の有力貴族とも協調し、信頼も得ながら存外真面目に政務に励んでいる印象。権力欲はもちろんあるけれど、陣定の一上を占め続けるあたり、政務の重要性を自覚していたのだなぁと感じます。
『源氏物語』『枕草子』に代表される素晴らしい国文学に彩られた平安時代中期。それだけに見えづらかった貴族の政治の実態を、丁寧に資料に基づいて解き明かした渾身の一冊。
紙の本
平安時代の国家システムを解き明かしてくれる一冊です!
2020/03/28 11:04
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、我が国の平安時代について解説した歴史物語です。同書は、現存する貴族の日記や古文書の精緻な解読によって、この時代の宮廷を支えた古代国家システムを鮮やかに解明してくれます。同書を読まれることで、なぜ、この時代には『源氏物語』や『枕草子』などのすぐれた古典文学が生まれたのか?藤原道長はどのようにして権力を掌握し、栄華を誇ることができたもか?などといった素朴な疑問に明確な解答を与えることができるようになります。内容構成も、「第1章 道長の登場」、「第2章 一条朝の名臣と貴族社会」、「第3章 宮廷社会を支えたもの」、「第4章 王朝の文化」、「第5章 道長のあとに」といった読み易いテーマとなっています。
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