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あっという間に読み終わったが、なかなか印象に残った。
日本の小説って会話が嘘くさいのが多いイメージがあるけど、この小説は本当にこんな会話してるよなと思えるところが多々あって快調に読み進めた。
「その街の今」という風景を切り取った作品。今から20年くらいたった後に読むとその時代が見える、というような意味をもった小説だと思った。
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28歳の歌ちゃんが合コンに参加・・・阪神が優勝した年、若者の日常がさりげなく語られる。大阪の町を愛する人の心に温かくしみこんでいくようだ。読んでいるこっちもその気にさせられる。
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何か事件が起こる話でもなくひたすら日常を描くだけやけど、具体的に視野を描写するため一つ一つの情景がイメージしやすい。大阪市内好きならぜひ。
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きょうのできごとが好きだったので読んでみた。大阪の街がよくわからなかったから、歌ちゃんがその大阪に力を入れる理由とか(そんなのないかもしれないけど)大阪の描写はやっぱりわからなかったけれど、良太郎や鷺沼さんとのモヤモヤは万国共通であるね。そればっかりじゃ小説として成り立たないけど、そこに街を入れたところが新鮮であった。
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これから何度も読み返す作品の一つ。
大阪が舞台で写真が重要なモチーフになっていて、とても大好きな一冊です。
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説明くさくないのに情景がうかぶ文体は好きなんだけど、大阪弁小説はやっぱり苦手。じぶんでも理由は謎である。2013/6/6
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大阪に住む三十歳女性の日常。
「主題歌」を読んだときにも感じたが、色んな偶然が重なって日常の一瞬一瞬ができていて、友達と飲んでいたり仕事をしていたりする、その日常を切り取るだけでも十分小説になるんだなと。すっかり柴崎作品にはまってしまった。
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純文学はお断り!
—— 映画「きょうのできごと」の原作者とのことで、著者の作品を初めて読む。読みたいものとは違ったなあ。詳述される状況描写、通りすがりの人間もくわしく形容されるなど、純文学特有の無用のくどさ。タイトルの由来になる、古い大阪の絵はがきや道ばたの工場の進捗が鍵になるようだがどうにもこうにも…。大阪を丁寧に描かれても思い入れないし…。飛ばし読みで10分で読んだ。評価はあくまで僕個人の印象なので御免!!
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なにか事件があるわけでもなく、心踊るようなこともないのだけれど大好きな大阪の町の丁寧な描写や関西弁に癒される。淡々と進む毎日が心地よい。
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大阪に詳しくないから、つまらなかった。
その街に詳しくなくても、楽しめる作品は多い。
よいうことで☆1つ。ごめんなさい。
なんか、薄いのだ。
しかし、タイトルにあるような
述べたいことは述べられていると思うので
好みの問題だろう。
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実は芥川賞受賞までは知らなかった作家さん。
馴染みのある大阪の街について書いてあるようだったので、読んでみた。
自分も生活していたあたりがよく出てきて、想像しながら読めたのでおもしろかった。あのあたりを主人公は歩いている、自転車に乗っている、など。大阪の街を知らない人でも、その豊かな表現力で楽しめるし、純粋に登場人物がおもしろい。おもしろいというか、そのへんにいそうな人たち。
当たり前の日常を丁寧に、少しだけ深く切り取ったような小説。感度をあげたくなる小説。
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柴崎さんの描く大阪や、全くの日常である雰囲気が好きです
この話も、特別な結末はないけれど、昔の写真や今の大阪の空気感を通して、主人公歌さんの感受性が伝わってくる感じです。良い読後感。
道頓堀から本町辺りの、大阪の町並みを歩きたくなります。
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第27話(12月10日放送)に登場。夫・健吾の仕事の都合で大阪行きを決意した彼女が、この作品を読んでいたのは偶然ではないでしょう。過ぎ去った時間を優しく包みこむ大阪の街を舞台に、そこに暮らす若者の日常を温かく描く物語を通して、大阪を好きになろうと努力しているのかもしれません。
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2015年によかった本10位以内に入れた本。もう一回読みたくなって。「おまえ……、おまえはぁ、一人でも大丈夫やけど、おれは、あいつのことはほっとかれへんねん、って言うねんやん」「ほんまにそんなこと言うんや」「あほや」。そう!それ!あほやって言ってたいのよ。あほや言うてても、いろいろよく見てたり大事に思えたり、よかったって思ったりするのよ。昨日読んでた本は、時間は命っていうのはいいなって思ったけどあとはきれいなことばっかりで疲れた。
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柴崎友香らしい作品。やはり舞台は大阪。
飽きずに最後まで読み進められた。
良太郎との関係が気になるけれど、はっきりさせずに終わらせるところがまた良いと思った。
終盤のお好み焼き屋さんの場面が好きだなぁ。
「智佐はうれしそうでおいしそうで楽しそうだった。」
すごく好きな一文。微笑ましい。